18/02/17 22:04 (:単発/妄想(ジャンル無節操))
  申公豹さん。
話題:妄想を語ろう
「貴方にコレを差し上げます。受け取りなさい」


「し、申公豹様‥」

とある都の町娘


数ヶ月前

突然娘の前に現れ、気紛れに【物】を手渡す申公豹


「‥何度も渡しに行くよね、申公豹」


帰りの道中


呆れた様子の黒点虎

「しかも今の国宝級の宝石じゃない‥?」

「あぁ、賜った物ですが私にはただの石ころですからね」

「ふぅん」


折りに触れ


喜びそうな物を捧げる申公豹


「ねぇ申公豹‥あの娘が好きなの?」


「黒点虎なにを突然」


虚を突かれ、思わず高笑いをする申公豹

「単にあの娘が哀れに見えただけですよ」


「‥ふぅん」


腕も立つ策士

相手の心を見透かし
申公豹自身の心は相手に一切読ませない


(なのに‥気付いていないんだな、申公豹自身の気持ちには)

「‥申公豹って案外鈍感なんだね」


「なんですか?黒点虎。聞き捨てなりませんねェ‥一体どういう意味ですか」


想いは
心よりも早く


身体が貴方の元へと
急いてしまう


「黒点虎、饅頭屋があります!食べてみて美味しかったら持って行きますよ」


「あぁ、重症だね‥申公豹」

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