17/06/14 22:53 (:貝木泥舟)
  不毛な会話315
話題:妄想を語ろう
俺は主の部屋に居る

別に、昨日の事が気になった訳でもなく‥忍野と主の間に


何も無い事など

火を見るより明らか

そう理解しているのに‥何故か此処に俺は居る。

夜、眠る女

眠る、その空間‥


貝木「俺は何をしているんだ」


眼下に、これはまぁ当然ながら無防備に眠る主


貝木「俺が忍野に頼まず一緒に行ってやったら‥」


〈馬鹿な〉


眠る女の唇は沈黙

意志とは関係無く、貝木の指が緩やかに其の髪を梳く


その柔らかな
貝木の動きに呼応し唇が薄く開く


貝木(‥‥‥)


抗えない気持ち


不可解な、いや‥。認めたくない気持ちがありながら

女の頬に
吸い寄せられた


貝木「‥うッ!!」

寝ぼけた主からの強烈な
パンチ


瞼を開けると


貝木「‥なんだ」


連泊しているホテルの一室


貝木の頬に分厚い本が落ちてきたらしい

貝木「主のパンチの正体は コレか」


時間の感覚が危うい
危ういが、どうでもいい


徐に立ち上がると


シャワー室へ


あの2人の行動か‥単に夢見の悪さか。

憮然とした表情のまま、熱いシャワーを浴びる


貝木「後で様子を見に行くか」


隠密行動‥なんて、まったく


貝木「らしくない」

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