話題:妄想を語ろう
すぐ隣
寝息が聞こえる
貝木(阿呆‥いや、主の声か)
椅子から立ち上がろうとして、気付く。
読みかけの本が床にダラシナク落ちていて‥実は貝木自身も眠って居た事実に。
貝木「寝ていたのか」
本を拾い上げ、机に置く。
ハードカバーの洋書
英語嫌いの主に読ませる為‥
貝木(まぁいい)
俯せで夢の中に居る主の耳
音楽が流れる‥
イヤホンを片方拝借して耳に当てた
貝木「なんだ」
主は洋楽好きか
いつか聴いた曲‥
あれはラジオで流れた曲だったか
友人に借りて聴いた音楽か‥
片方の耳から曲が消えても 一切起きない主の肩に、上着を掛ける
貝木(調子が狂う)
そう不満を零し‥部屋を出て行く貝木
見る夢、なんのユメ