20/09/10 15:42 (:つれづれ日記)
 何が問題なのか、どうして気づけないのか
 A氏が、盲導犬啓発用DVD撮影のために、ご自身とパートナーの盲導犬とのペアルッ
クを自分の勤める会社で作るために、始められたクラウドファンディングについて。
readyfor.jp


 「盲導犬の入店拒否撲滅のために」との思いには共感しますが、
@啓発用・福祉教育のためのDVDは、すでに日本盲導犬協会など、公的機関が作ってお
り、
多くのユーザーは自主財源で啓発用のDVDを作っています。
私も福祉教育用のスライドを自分でカスタマイズしてこのPCの中に持っています。

A盲導犬とのペアルックですが、
 これもまた 既に公的な盲導犬支援団体が作成し、販売しています。
カラーもデザインもバリエーション豊富です。
 私はピンクでかわいいペアルックを 日本サービスドッグ協会で購入しました。
 
 このように、彼女のクラウドファンディングの目的は、既に公的団体や、多くのユーザ
ーが自主財源でしてきたことなんです。
 入店拒否がなくならない理由は、彼女の指摘とは別にあると、私は思います。
全日本盲導犬使用者の会をはじめ、本当にみんな努力しています。

 私たちの指摘もむなしく、クラウドファンディングは始まってしまいました。
今更取り下げることは、彼女にとってもよい策ではありませんが、
達成してしまうことは、もっと彼女たちを追い詰める結果となってしまうのです。
なぜ、もっと追い込むことになるのか、山川さんがわかりやすく書いておられたので
下記に シェアします。


○国家公安委員会規則第17号盲導犬の訓練を目的とする法人の指定に関する規則
(解任の勧告)
第6条 国家公安委員会は、指定法人の役員又は訓練士等が盲導犬訓練業務等に関し
不正な行為をしたときは、当該指定法人に対し、当該役員又は訓練士等の解任を勧告する
ことができる。
(改善の勧告)
第7集 国家公安委員会は、指定法人の財産の状況又はその盲導犬訓練業務等に係る
事業の運営に関し改善が必要であると認めるときは、当該指定法人に対し、その改善に必
要な措置を採るべきことを勧告することができる。
(指定の取消し等)
第8条 国家公安委員会は、指定法人が、この規則の規定に違反したとき、又は前2条の
規定による勧告があったにもかかわらず、当該勧告に係る措置を講じていないと認められ
るときは、その指定を取り消すことができる。

附則
(施行期日)
1. この規則は、平成4年11月1日から施行する。(現



今回の問題は
差別的、侮辱的表現は訂正、修正すればすむことだし
NPOの設立なんてどうでもよきこと
1番の問題点はDVDとペアルックの制作です

この点だけが違法になる可能性が高いことだからです

今回の件でa氏への個人攻撃だとか、ジェラシーであるとか、頑張ってる人の足を引
っ張ってるとか
そんなことを言っている人がいるようです

きっと僕のことも悪く言ってる人も多くいるのでしょう

正直、今回のこと、一切無視してスルーしておけば
僕だって嫌な思いをせずに済むし訓練所からもいやなイメージもたれすますむし
ここ最近は毎日ずっと嫌な気分で過ごしています

それでもライトハウスに進言をした理由は1つ
ライトハウスが大好きだからです
そりゃユーザになる3年以上前から応援してきてますからね

今回のクラウドファンディングが成立し実行された場合
次に批判を受けるのは日本ライトハウス盲導犬訓練所ですからね

a氏も会社も儲けるつもりがないから、DVDの制作には問題ない
服もそのまま作るとメーリングリストで読みましたが、なぜ専門家を入れずにそんな
話し合いを持ってしまったのでしょう

おそらくもうa氏と会社との話し合いが終わっているので、今更蒸し返すことは
おそらく無理です

今回のものは購入型クラウドファンディングと言う形で
儲けが多かろうが少なかろうが
税法上においても、特定商法取引法においても売買とみなされるやりかたです
最初から何度も言いましたが
これは盲導犬の利益目的使用にあたるのです

だから盲導犬を使わずに
視覚障害の事だけとか、
服のことで動画を制作したい旨でクラウドファンディングをするのは自由なんです

ただ盲導犬を使うからそこに問題が出るのです

今回のことををさせた場合a氏なんて
どうでも良い話になって
これを指導是正できなかったライトハウスの責任が問われます

これは
国家公安委員会規則第17号盲導犬の訓練を目的とする法人の指定に関する規則
というものに抵触して調査、勧告、最悪は査定の取り消しまでされます
さすがに一回で盲導犬育成団体の指定取り消しはないでしょうけど
たったひとりの行動で、それを訓練所が止められなければ最悪
日本ライトハウス盲導犬訓練所自体がなくなると言うことにもなりかねない危機感を
何人の人が持っているのでしょう

また他の団体や
全国の盲導犬ユーザから
盲導犬の利益目的使用の指摘があった場合に
クラウドファンディング成立後
ライトハウスは、その人たちに何と説明をするのでしょう

ライトハウスも制作に関わった
そんなことをクレジットしても
全く意味がありません
と言うよりも火に油を注ぐ行為です

僕が ライトハウスに
「これ裁判で訴えられたら負けるよ」
「ライトハウスが訴えられるよ」
と言ったのはこの意味です

それをなんだか1ユーザがライトハウスおどしてるような
何も知らない状況の人が言っているようですが
本当にライトハウスを含め対応のまずさにがっかりです

ライトハウスには
今回のクラウドファンディングが営利目的に当たる可能性が強いこと
また先の規則に違反する可能性が高い事は伝えてあります

動きとしては今更ですが専門家を交えて話し合いをしているそうです
その結果、今の状況が変わるとは正直思っていません
僕がするのはここまでです
あとどうするかはライトハウスの判断ですので

ただ本当に残念なのは
最初の時に真剣に考えてライトハウスが対応してくれたらよかったのになーって
本当に残念に思ってます

大好きなライトハウスが少しでも良い方向に変わってくれたら良いのになって思いま


長文失礼いたしました


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