紅茶一杯。



今日買った小説
2015年2月8日 22:46

話題:小説

『先生と僕』坂木司

驚異の記憶力を持つ平凡な大学生、伊藤二葉と、ミステリ大好きアイドル系美少年で推理が得意な中学生、瀬川隼人のコンビが血なまぐさくない謎を解明していくお話。
先生と僕の『先生』が隼人くんで『僕』が二葉くん。二葉くん視点のお話で、二葉くんは大の怖い物嫌い。なのに友人に誘われ、断れない気弱な性格のせいで『推理小説研究会』なるサークルに入ることになり、途方にくれる。
後悔しながらも、お人好しな性格ゆえに推理小説に慣れるべく公園で一人、推理小説に挑んでいたら声をかけられた。という感じの出会いでした。

いやもうね、本当にありがとう。坂木先生ありがとうございます。私ちょうど、子供と大人(といっても18歳だけど)の同性コンビのミステリ物が読みたくて読みたくて、仕方がなかったんです。もうね、本当に。
仲良しさんだし隼人くん大人びた物言いやら危うい事やら言うけど年相応な笑顔も見せたり可愛いとこあったり。
ちょいちょい、シャーロック・ホームズチックな2人でさ。もう本当、ありがたい。
途中からちょっと二葉くんの口調が年寄りくさいなと思いましたが、おばあちゃん子だからなのかなと思うとそれはそれで萌えます。

隼人くんがさー、しっかりさんでさ。二葉くんはちょっと頼りないっていうか、押しに弱くて基本的に良い人だから、詐欺だので危なっかしいと隼人くんが二葉くんの手引っ張って、こっちこっち!って誘導してて何かすごく可愛い。
2人のやり取りも可愛いし、隼人くんは一人っ子だから二葉くんへの懐き方が兄弟みたいで微笑ましいのがとても萌えます。(隼人くん自体兄弟を羨ましがってた)

あと二葉くんがやたらと隼人くんをにゃんこ扱い(猫に例える)するのが……////
扉の猫とネズミも可愛いし。てか隼人くんが猫ってことは扉にいるネズミは二葉くんということにww二葉くんのが背が高いのにwww

本編にはお話のモデル?元ネタ?になったミステリ小説とかも紹介されててガイドブックと言われてた意味が解りました。シャーロック・ホームズもあったお(^ω^*)

可愛い二人で大変満足でした!

あと海外ミステリはすぐ絶版するみたいな事嘆いてて私もものすんごい実感したんでおおいに頷いてしまいました。
海外ミステリの棚の少なさ量の少なさ泣けたよ、今日。探してる本全然ねぇでやんの(; ;)


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