紅茶一杯。



愛でられかけるエクボ
2017年3月9日 16:22

話題:二次創作文

※モブサイコ100
※本日の記念日(名前だけだけど)
※花差されるエクボ


「今日は緑の供養日だし、エクボでも愛でるか。」
「感謝の日でもありますからね。」
ちょうどいいな、と言いながら花を作るべく薄紙をテーブルの上に出す霊幻。なんでそんな物があるんだと困惑するも、素直に薄紙を好きに重ねていく茂夫。
「おいやめろ。」
すかさず止めに入るエクボ。
「おう、エクボ。なんだ急に。」
「なんだじゃねぇよ。何しようとしてんだ。」
「紙の花作ろうかと思ってな。モブ、セロハンテープここな。」
会話しながらテキパキと花作りを始める霊幻。茂夫は黙々と重ねた薄紙を折っている。
「まてまてまて何で花作ってんだよ、お誕生日会かよ!?てかシゲオその色の組み合わせは無いだろ!?いやいい この際、花はいい。今俺様になんかするって言ってたよな!?」
それを阻止しに現れたんだよ!とエクボ。
「何するかはこれから決める。楽しみにしとけ。」
「出来ねーからわざわざ現れたんだろが!てかイラネェから!!企むな!!」
と霊幻に詰め寄るが、片手で邪魔だとばかりにエクボを払う霊幻。エクボに物理的接触は出来ないのでスカッと通り抜けるだけだったが、気にしない。
「コラ。お前には内緒なんだから覗くな。あっち行ってろ。」
「だーかーらァァァァ!!!いらねーんだよッ!!俺様をお前らの暇つぶしに使うんじゃねぇぇぇぇぇ!!!」
とマジ切れするエクボ。しれっとスルーする霊幻。花が完成して達成感に喜ぶ茂夫。
「お前ら聞けよぉぉぉぉぉぉ!!!!」
と怒りと悲しみに悶えながら絶叫するエクボ。
「師匠、何個作るんですか。」
「うーん…とりあえず全部作っとけ。」
「…はい。でもどこに飾るんですか。」
「そうだなぁ……」
チラリと憤怒にわなないてるエクボの後ろ姿を見る霊幻。
「……エクボに飾り付けるか。」
「……じゃあ緑色は外します。」
と重ねていた最中の薄紙から緑を抜く茂夫。
「師匠、多分…これを沢山飾ったエクボは芸人ぽくなると思うんですけど……」
「賑やかで良いんじゃないか?」
某女芸人コンビみたいで、と霊幻。
「オイふざけんなよ、俺様絶対にそんなもん付けねぇからな。」
「エクボ覗くなって。」
「せっかく作ったのに。」
しょんぼりとする茂夫。に、ちょっとだけエクボの良心が痛む。
「いや、駄目だシゲオ。そんな風に同情を誘おうったって、そうはいかねぇよ……」
俺様にだって譲れないもんがあるんだからな、と紙の花を付ける付けないでなんだか重たい話になりかけている。
(なんだこの空気…)
と霊幻は困惑しつつ花を作る作業を止めない。
「とりあえず…つけてみろよ。案外いいかもしれないだろ。」
エクボの頭に、微笑みながら花を添える霊幻。
「うわ、全然かわいくねぇ。」
直後に真顔でいう霊幻。怒りでリアル顔になるエクボ。
「テメェ…ぜってぇ許さねぇからな……」
ビキビキと怒るリアル顔のエクボと、無理無理ほんと可愛くない。とドン引きして首を振る霊幻。
エクボが怒りに霊幻を呪おうとして威嚇していると、水を差すように背後からスッとエクボに花を差す茂夫。
「…だからよぉ…タイミングをもうちょっとよぉ……」
と茂夫に振り向くエクボ。茂夫に『空気読め』は禁止ワードなうえトラウマなので、無意識にソフトな言葉を選ぶエクボ。
「かわいいよ、エクボ。」
微笑んで言う茂夫。
「いや、あんま嬉しくねぇんだけど…」
困惑して冷や汗をかくエクボ。ちょっとは嬉しいのか、と内心だけで突っ込む霊幻。
「良かったな、エクボ。というわけでそろそろ…」
「オイなに勝手に終わらせようとしてんだ。今お前これで締めようとしただろ。」
終わらせねぇよ!?と詰め寄るエクボに
「えぇー いま良い感じだっただろ。円満に終わっとけよ。もう直ぐモブも上がる時間だし。」
と時計を見る霊幻。
「もうあとお前を花まみれにする事しか残ってねぇよ…」
「おい!お前さっき他にもやるっぽいこと言ってただろ!!なに手抜きしてんだよ!!!」
「正直めんどい。」
急に面倒くさくなるのはよくある事だ。
「霊幻んんんんん!!!!」
至近距離でメンチを切ってくるエクボから顔を背けダラける霊幻。
(エクボやっぱり何かして貰いたかったんだ。)
と茂夫は楽しそうな二人を眺めつつ紙の花を作っていた。律へのお土産用に。





・正直に見切り発車だった。
二人にエクボ愛でさせたかったけど内容が思い付かなかったや……。
律はモブからお土産に紙の花貰って困惑してそう。


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