紅茶一杯。



透視とモブ
2016年11月8日 17:18

話題:二次創作文

※モブサイコ100妄想注意


「師匠。僕、透視出来るようになりました。」
エクボのおかげで。と報告しに来たモブに、新聞を読んでた師匠が笑った。
「そりゃすげぇ。チョ○ボールのエンゼルすぐ見つかるな。缶詰貰い放題だ。」
「それはしませんけど。ズルになるし。」
「じゃあ、思春期として女子を透視するのか。やるなぁモブ!でもほどほどにしとけよ、下着までだぞ?」
新聞を読みながらそう返す。モブの反応がない。あれ、言い過ぎたかなと師匠が新聞からモブに視線を移すと、モブはじっと師匠を見つめていた。
「ありゃ、怒っちゃったのモブ君。」
誤魔化すようにちゃらけると尚もモブは無言で師匠を見つめている。
(やべーな、どうする…)
と、モブの方に体ごと向いて、足を組み替えフォローしようとしたところ、モブが一気に真っ赤になる。
「ん?」
顔も手も真っ赤に染まり、口元を両手で押さえた。
「モブ?どした?」
椅子から立ち上がると、モブが慌ててくるりと後ろを向く。
「…………ちょっと待て。ちょっと待てよ。モブ、お前…俺を透視したな?」
とモブの背中に投げかければ、モブは自白するように体がギクリと揺れた。
「っはー…。男の下着なんか見てもしょうもないだろ。」
呆れる師匠に、またビクリと揺れる。
「す、すみません…。し、師匠って、意外と…その。」
しどろもどろのモブがチラチラ見ながら言葉を探している。ピンときた師匠は顔色を変える。
「いうな。みなまで言うな。絶対に言うなよ。特に、エクボには絶っっっ対に!バラすなよ!?」
師匠の剣幕にビクリと震え
「は……はいっ!」
と慌てて返す。ふぅ、と冷や汗をぬぐい師匠はモブの肩をつかんだ。
「その能力は人には向けないこと。うっかり女子の制服透視したら嫌われるぞ!絶対に!!」
と念を押す。コクコクと頷くモブ。
「よし!じゃあラーメンでも食いに行くか!今日はトッピング付けてやるぞ。」
「もしかして口止めってやつですか。」
「そうだ。だから絶対にバラすなよ。」
ともう一度、念を押すようにモブの肩を強めに抱いた。





・レントゲンの日でした。レントゲン=透視。私の頭じゃそれしか思い付かんかった。


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モブサイコ100




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