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痛みのない世界なら

もし…
僕に「痛み」等を
感じない性質だあれば。

死ぬ事も躊躇わずに
出来るんだろうか。

周りの人間は
やたらと僕に
構いたがる。

僕が離れた場所に戻そうと、
連日電話鳴らす奴もいる。

それを有り難いと。
得がたいものなのだと。

そう思うと同時に
僕が無様に
生き永らえているのを
自分の中で
自覚してしまう事になって。


……可笑しいよな。


あれほど欲しかった
他人の温もりも優しさも…
受けてしまえば
あとはもう面倒で
他人の為に力を使うことさえ
馬鹿馬鹿しくなってくるんだ。

こんな僕が
誰かに思われたり。
誰かを思ったり。

そんな事をする資格等
有りはしないのだと。

自分でも思うのだけれど…。

なかなか
独りきりになれない自分が
中途半端で苛々する。


この前
久しぶりにアムカをして。

痛みを感じる事に。
血が流れる事に。

酷く笑えてきた。

当たり前なことが、
僕の感覚として
あるのだと思うと、
馬鹿らしかった。

傷が塞がった今も、
その事実が僕にとっては
忌々しく思えた。


今度の日曜日…
人と会う約束をした。

僕が相手の地元に
出向いていく感じになる。

初めての場所。
初めて会う相手。

緊張もするし、
不安もあるけど、
そのままそこで
通り魔にでも遭って
死ねたらいいのに笑


僕は、
僕の心の中は、
何時死ねるのか
何時死ぬべきなのか
そればかりが
廻っている。


何度願ったところで…
叶いはしないのだけど。



あの人に会いたい…。
会って、話をするだけでいい。

四国…か。

今となっては、
彼の元の勤め先の
名前しか分からない。

今の住所は分からないから。

会いにいけたら…僕は救われるのに。


今でも
僕は貴方を愛しています。

貴方に繋がる歌を聴いては、
元気でしょうか、と問いかけるのです。


僕はやっぱり、
ロクな人間関係は築けないんだな笑

親と子

母さんが
仕事を失って…
そろそろ
1ヶ月が経とうとしてる。

保険証は
まだ手続きに
行けていなくて、
僕は断薬を強いられている。

母さんは
前よりも
怒りの沸点が
低くなったらしく、
僕の事を
怒鳴ったり
力で抑えようとしたり、
そんなことが増えた気がする。

…この年齢にもなって、
「虐待」とか「体罰」とか
訴えたところで無駄なんだろうけど。

母さんがしていることは
それと大差なく、
精神的にも
ダメージを与えてくるから
余計にタチが悪いのだ。

幼い頃からの
すり込みの様なもので…。

僕は
母さんの怒鳴り声や
怒気を含んだ声が
ものすごく怖くて。

言うことを聞かなければ、
従わなければ。

自分に害が及ぶことを
知っていた。

いつの頃からだろう。

いつからか
それがもう
「当たり前」で…
気づいたときには
もう修正がきかなくなっていた。

「抗え」と。
「抵抗しろ」と。

何人の人に
言われてきたか
分からないくらいだけど…。

ニュース等でよく聞く、
「逃げられない状態」に
なってしまった僕にとって、
それはまず不可能だった。

その為の経済力も人脈もない。

従兄弟が、
物件を紹介してくれると
前に言っていたのを
思い出したけど、
そうできる程の力が
今の僕にはないのも確かで。

父さんの所に行くという選択肢も
無いわけではないけど…
それは多分
再婚相手の彼女が許さないだろう。

必然的に僕は
この檻の中に
居ることしかできない。


…最近、
自殺願望が強い。

波はあるものの、
常に考えるようになった。

方法も調べて、
致死量が少なく
入手方法も易い。
そんなものも
自然界にはある。

いつ「実行」するのか?

自分でも
よく分かっていない。

衝動的なもののようにも思えるし、
計画が必要なものにも思える。


スマホも
最近はずっと
マナーモードのままで。

誰かから
着信が入ったとしても
気づかない。

気づいたとしても
時間が開いてしまうから
掛けなおすこともしない。

そんなふうに
過ごしていたら、
いつのまにか
連絡の来る人も
減ってしまっていた。

だけど
これでいいのかも、と
思ったりする。

終わりを迎えるとき、
柵は無いほうがいい。

…そうしていると、
よく話していた友人の声も
もう忘れてしまった。

だからって、
思い出そうとも
しないけど。


僕は、どんな道を進んでいくのだろう。

廻らせながら

死にたい。
消えたい。

そんな風に
思いながら、
考えながら、
悩みながら。

それでも僕たちは
生きていくしかない、と知った。

何があったわけじゃないし、
また病むことなんか
数え切れない程
あるのだろうけど。

それでも
時間が進む限りは
生きている限りは
やり過ごしていくしかないのだ。

桜の君が、
今日…もう昨日か。

リングを
送ってくれたらしい。

婚約指輪とか、
恋人の証とか。

そんな
意味のあるものではなくて。

僕への“感謝”をこめて
送ってくれたものらしい。

僕が贈ったリングに
合うものを選んだのだと。

重ね付けが
できそうなものを
考えてくれたんだと思う。

彼女のセンスは
僕も好きだから、
きっと僕も好きな
デザインなんだろう。

それだけで
十分な気がした。

例え、
彼女に別の居場所が
在ったとしても。

僕のことを思って、
時間を割いてくれて、
選んでくれた。

それ以上に…
他に何を望むというんだろう。

離れた土地にいるからこそ。
会えない場所にいるからこそ。

彼女の持っている「時間」は
僕がもらえる唯一のものだ。

距離なども関係なく。



そうか、と思った。

どれだけ
心が死のうと。

どれだけ
世界に嫌気が差そうと。

そこに
「存在」している以上は
存在し続けなければいけない。

終焉-おわり-は、
誰にでも訪れるものなのだから。

やり過ごしていくしかない。

僕は今。


此 処 に い る ん だ 。

時間とは

そうだよな。

僕とその人は、
過ごしてきた
時間が違うんだ。

ペアのの物くらい
持っていたって
当然じゃないか。

何を
妬むことがある。

当たり前のこと。

「これから」
があったとしても、
その人と僕は、
並行して
同じ時を刻むのだ。

追いつける筈などない…。

並ぶことさえ不可能だ。


窓を叩きつける
雨音は、
夜と共に激しくなって。

雨は
「空が泣いている」
等と
よく聞くが、
泣けない僕を余所目に
羨ましいことだ笑

自殺できる人は、
何を以って
出来るのだろう。

分からない“それ”が
僕は欲しい。
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