桜徒然


4月8日 23:22 :読書
『どこかでベートーヴェン』

今日は朝から雨降り。
家の裏の桜並木が満開でとてもきれい!
週末にお花見をしたいところだけれど、今週は残念ながら土日出勤。


火曜日から38度近い熱を出して仕事を2日半も休んでしまった。
春ツアーの初日ライブもあったのにそれも行けなかった。
昨日からやっと出勤しているけれど、やっぱり微熱があって体調不良が続いている。
「手術までは風邪ひかないようにね」と先週医者から言われたばかりだというのに…
そんなわけで、今年度も初っ端からダメすぎる私。


人事異動で図書館も新しい職員が3人が異動してきた。
以前の職場で苦手だった人とまた同じ職場で働くことになってしまって、ちょっとガッカリ。
けっこうなトラブルメーカーなので利用者とトラブらないといいのだけど、心配だ。




そんなこんなで、久しぶりに本の話でも。







豪雨によって孤立した校舎に取り残された岐阜県立加茂北高校音楽科クラスの面々。そんな状況のなか、クラスの問題児が何者かに殺された。警察に疑いをかけられた17歳の岬は、自らの嫌疑を晴らすため独自に調査を開始する…。





あの岬洋介シリーズ4作目。
高校時代の彼の初めての「事件」ということもあって、ミステリーとしては結構軽くて、謎解きもなんとなく消化不良。警察や周りの大人たちの行動もなんだか違和感が…
でも、シリーズではおなじみの音楽シーンの美しさはこの作品でも堪能できる。そして今回は、才能を持つものと持たざる者の苦悩の描写がとてもリアル。
改めて彼の生きる厳しい世界を垣間見た感じ。


彼がどんな高校生活を送っていたのかを知ることが出来たのでファンには嬉しい作品だった。
高校生にしては、ちょっと出来すぎな気もするけれど、天才・岬洋介ならこれもありかな。


最後の一文はとにかくカッコいい!





話題:本の感想


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