Green Clover

受け視点 3月25日 20:18


CPは特に無いので、好きなCPでお読みください。


「う、っ‥ン‥あ、あっ‥」

ゆっくり、ゆっくりと押し広げられて中に侵入してくる。
その感触には今だに慣れなくて。

「は‥‥ぁ‥ッ‥」

息を深く吸い込んでは吐き出し、慣れない圧迫感を緩和させようと同じリズムの呼吸を繰り返した。
それでも身体は慣れてはくれなくて。

「‥大丈夫?」
「っ‥な、わけ‥ッ‥アっ‥!」

ぐち、ぐちっと水音が鳴り響く。
それを受け入れる為に出来たわけではない器官は、何故かそれを求めていたかのようにその形に吸い付いて。
まるで‥それを待っていたかのように、望んでいたかのように受け入れた。

「ッ‥!い、っ‥アッ‥!」

ある一点を掠めると、声が一段と甘くなる。
そこをしつこく責められると、頭が蕩けそうになるくらいの快感が身体中を駆け巡り、訳がわからなくなっていく。
脳内麻薬とは、このことだろうか。
ぼんやりとして、ふわふわして、痛いと思っていたものも気持ちいいに変わって。

「は、ぁッ‥あ、あっ‥!」

喉から絞り出されるような声に、口がカラカラに渇いて汚い音になる。
体液でぐちゃぐちゃになっていく身体に、中までもみっともないくらい欲に塗れた液で濡らされて。
何度も、何度も、繰り返し突き上げられる。

「奥まで‥当たってる‥?」
「っ‥はっ‥ひぁっ‥あ、アッ‥!」
「気持ち‥いい‥?」

奥までガンガンと殴られるようにして、それは一種の暴力みたいに俺の中を刺激する。
シーツに爪を立てて、蹴り上げて、顔をシーツに擦り付けて。
襲ってくる快楽に抗うことなんか出来なくて。
とうとう俺は自分の体液をぶちまけてしまった。

「は‥っ、ぁ‥‥は‥ぁっ‥」

絶頂になって詰まった息が一気に解放され、身体の力が抜けていく。
押し広げられた場所はまだジンジンと熱く、火傷のような痕を残していて。
引き抜かれてもなお、そこがその形を覚えているかのようにその感覚があって。

「っ‥」

こんな感覚は知らない。
俺の身体は、どうやら作り変えられてしまったらしい。
痛みさえも快楽に変わって、それがまた欲しいと思うなんて‥あり得ないことだ。

「‥‥っ‥かい、」
「‥え?」
「も‥っ‥かい‥して‥」

こうしてまた求めてしまう。
嫌なのに、慣れないのに、求めてしまう。
わけのわからなくなるこの感覚を‥お前から与えられるこの感覚を、こんなにも愛しいと思うなんて。



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