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サーストン三原則

サーストンの有名な格言


サーストン三原則

1・演じる前に現象を
説明してはならない

2・同じマジックを
二度演じてはならない

3・ タネを明かしては
ならない


1に関しては
演じる前に現象を説明すると
ミスディレクションが
効きにくくなる

不思議さ&楽しみが
半減する


2に関しては
1に共通する所があり
同じマジックを
演じるということは

現象が分かってしまってる

お客さんの見る所が
変わってくるので
ミスディレクションが
効きにくくなるので
タネがバレやすくなる

3に関しては
タネを知ったら
ほとんどの人が
「なーんだ、
そんなことだったのか」といった反応しかありません。
今見た不思議な現象に対する
感激や驚きも消えてしまいます。
種明かしは絶対に観客への
サービスにはならないことを
知っておいてください。



私は、
マジックを覚えたての頃サーストン三原則を知らず
1人を不幸にしてしまいました…

視線誘導

「ミスディレクション」
視線と意識を故意に
誘導する技術

最強の魔法です。

分かりやすい例えは

空を指差しながら
「あっ、UFOだ

唯一の欠点は

目の前で実際行われる
マジック以外では
効きにくい
(テレビ撮影や動画は
効きにくい)



ミスディレクションは
度胸と大胆さと図々しさと
タイミングが重要

ミスディレクションの達人で
分かりやすいのは
「スリ師」

視線と意識を故意に誘導して
隙を作った瞬間に
財布を取る



悪用しないように…

井の中の蛙

マジックを覚えたてで
見た人が驚いてくれると
自分が凄い上手な
マジシャンになった気がする


そして、日を追うごとに
マジックの本当の難しさに
気が付く…


技術的な事

セリフ的な事

その他諸々…



自信を無くし

マジックそのものが嫌になる


でも、しばらくすると
また、マジックをはじめる


その繰り返し…

閉じる意味と葛藤

常に指は閉じる


指を閉じてる状態が自然に
見えるようにする

何故自然に見えるように
ならないとダメなのか

それは秘密の動作の為

秘密の動作をする時だけ
指が閉じてると
「何かしてるな」と
思われるから

言うだけなら簡単

人には癖というものがある
マジシャンは癖をなるべく
無くすように訓練しなきゃいけない

そして気が付く

葛藤の始まりなのだと

得るもの失うもの

マジックを演じる側では無く
マジックを見る側のお話

ある有名なマジシャンが
「日本人にはマジックを
あまり見せない。
何故ならマジックを純粋に
楽しく見てくれないから」

と言っていた。

人種的なものなのか
日本人は無意識に
タネを考えたり
見破ろうと思いながら
見る人が多いような気がする

マジックとはタネが勿論ある

その上で、不思議な現象を
楽しむもの

しかめっ面で見る物ではなく
笑顔で楽しんでもらいたい

でも、
タネが気になる気持ちも
凄く分かる

しかし、タネを知ってしまうと
ほぼ全ての人は
落胆してしまう

タネは知らない方が
絶対幸せなのだ


私はマジックを覚えて
色々と技術を得た

私はマジックを覚えて
純粋にマジックを楽しむ
と言う事を失った
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