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読書感想+メルレス

勿論盛大にネタバレ




これは……っっ!すいません上巻よくある感じのミステリかなって舐めてました泣きそうになったああああ
浅葱の罪を隠すために死にそうになってるのに写真の切れ端を飲み込もうとする月子が健気で…っ(´;ω;`) 次の殺しのターゲットに友達の孝太を指定されて苦悩する浅葱とか、結局元通りの関係に戻れなかった紫乃と月子とか…切ない……ラストを含めて心打たれる作品でした。





少し前に話題になったのに読んでなかったので、雰囲気的には星の王子様に似ています。
物語の中から人生で大切な教訓を学ぶみたいな……私には全部はわかりませんでした\(^O^)/

\読解力が来い/

個人的には変わり者のおたまじゃくしの話が好きです。一時間もかからずサクッと読めます。





まいこさんの本は二冊目^^ 高校時代、山本さんの自殺をきっかけに人生の全てだったバレーを離れ、段々と自分を見失って行った清が、講師として赴任した高校でたった一人の文芸部員の垣内君に出会い、文学に触れながら自分を見つめ直して行くストーリー…みたいな
まさかこの本で不倫する女の人の気持ちがわかるとは思わなかった 笑
読書が趣味の人間だと共感する部分も多い本です。まいこさんの本はさっぱりしてて読みやすい(・∀・)




森見さんの本で知ったんですが京都では夏に毎年古本市というのが開かれるらしい、京都旅行ついでに一度は行ってみたいものです。

追記はメルレス
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聖夜に咲く白百合

浅井夫婦




「明日はお天気予報、晴れだって言ってたわ、お隣の夫婦に赤ちゃんが生まれるの、鶴姫ちゃんが探していた小鳥さんがやっと帰って来たのよ、昨日見たイルミネーションがとっても綺麗だったわ、あと、今日長政様に会えた」


ねえ、この世は素敵なことでいっぱいなのね。この真冬の中、一時間も待ちぼうけさせられた彼女は少女のように軽やかに微笑んだ。彼女はよく笑う人だった。中学生時代、「市、長政様のお嫁さんになれるなら死んでもいいわ」と告白を受けて以来、私は彼女の落ち込んだ顔を一度だって見たことがない。彼女はどこにでも咲いている路傍の花を見つけては可愛いと顔をほころばせた。彼女は何でもない青空を見上げてはうっとりと溜め息を吐いた。彼女は私が焼いた焦げた卵焼きを美味しいと大絶賛した。この世界に生きていることが幸せで仕方ない、彼女からはいつもそんな感情が伝わって来た。
小さな頃から飼っていた猫が死んだ時でさえ、彼女は「市、めそめそなんてしないわ」そう言って涙を見せず、この子は市に沢山の思い出をくれた、と健気に笑って見せた。
彼女は今日も笑っていた。クリスマスイブに街中で一時間も待ちぼうけさせられ、これから恋人に急遽予定が入ってしまったと宣告を受けるのに。ピンクのマフラーやコートに所々雪の積もっている彼女の黒髪に恐々触れてみると、髪まで冷たく冷えきっていた。


「…市、怒らないで聞いてくれるか。すまないが、これから仕事の予定が入ってしまった。…この日には前もって休みを取っていたのだが、取引先と重大なトラブルが起こってどうにも抜け出せそうにない」


「やだ長政様、市怒ったりなんかしないわ。…一目長政様に会えただけで幸せよ。長政様、ハッピーメリークリスマス」


「ああ…ハッピーメリークリスマス…」


恋愛に鈍い私とて、二十代の女性にとってクリスマスイブの夜がどんな意味を持つかぐらい知っている。市はしばらく目も上手く合わせられない私の顔を穏やかに見つめると、思い出したように、パンパンに膨れた鞄からクリスマス仕様に綺麗にラッピングされた袋を取り出した。私のために店を何件も回ってマフラーを用意してくれたらしい。彼女は私に避難の言葉一つ浴びせず、やはり可愛らしく微笑んで私の首に丁寧な手つきで真っ赤なマフラーを巻き付けた。
暖かい、不覚にも目頭が熱くなる。私に気を遣っているのだろう、彼女は「市、洗濯物を取り忘れていたわ」と取って付けた理由を口にし、踵を返し足早に去って行こうとした。今渡された物とお揃いのマフラーが彼女の背中で跳ねている。私はやりきれなくなり、その背中に声を投げ付けた。何故そうも笑っていてくれる、何故そうも穏やかでいてくれる、何故そうも幸せそうにする。
彼女がゆっくりと振り向く。はっとした。聖女のように微笑んだ彼女の目尻には、初めて見る透明な涙がきらめいていた。


「市長政様と一緒に居られるだけで幸せなの、長政様のお傍に居られるだけで、泣きたいくらい、幸せなの…」


市の世界は長政様が居るだけで、こんなにも明るいの。彼女と私の間に、光の粒のような雪がさんさんと舞っていた。




終わり

長政様早く3に来てください嫁が大変です。

メルレス+雑記

>るいさん

司馬さんの本は私も読みやすいなと感じました。本文をよく見てみると所々が平仮名で書かれていたりして読みやすいように配慮されてるんですよね^^
今読んでる関ヶ原が読み終わったら、歴史にやはり興味があるので司馬さんの他の本も読んでみたいものです。読書感想、あんな拙いものでよろしければ…!

それでせっかくるいさんが本のお勧めをして下さったのでおこがましくも私からもお勧めなんですが、加納朋子さんの「少年少女飛行倶楽部」という本が爽やかでお勧めです(゚∀゚*)
店頭ではあまり見かけない本ですが気が向いた時にでも是非どうぞ。





そう言えば、何故かオフで私の周りに本を読む子が極端に少なくて悲しい…(´^ω^`)
古い友人の中には読む子が居たんですが、今は「直木賞取ったあの本が〜」と言い出すと決まって「何それ」って返って来る/(^O^)\

気は合うけど趣味が合わない友達が多くて図書館でぼっちなう。


今日髪があまりにぼっさぼさだったので美容院に予約の電話入れました。美容院に気後れしてしまうのは私だけでしょうか…やだオシャレガールこわい
縮毛矯正がサロンによって値段天と地の差でびっくりだよ!

子どもたちは夜と遊ぶ

最近読んだ本の感想




最近注目されている深月さんの本が目立つ所にあったので、表紙の綺麗さにも惹かれてつい購入。
大学を舞台にしたミステリーなんですが謎解きと言うより、犯人側の心理になった描写の方が多いです。生き別れた双子の兄のために次々と殺人に手を染めて行く浅葱、果たして浅葱は兄に逢うことが出来るのか?みたいな所で上巻は終わりました。
下巻はこれから読む予定(゚∀゚*)





表紙が夜は短し〜の人だったのと、あらすじに惹かれて購入、毒舌執事とお嬢様が華麗に難事件を解決!かと思いきや謎解くのはほとんど執事の方^^^^
執事の毒舌にいちいち過剰反応するお嬢様が非常に可愛らしいです。メールを下さったハトさん、ミステリなのに重くないので是非お勧めです!





BASARAが好きになったら一度は手を出す(だろう)歴史小説、著者の方がもうお亡くなりになられたのですが有名な方なようで…
取りあえず三成がゲームのまんまの性格過ぎて\(^O^)/
殿は…もうまず年齢がね!ゲームのイメージのまま読むと殿が黒過ぎて涙出ます。三成がもっと年を取っていたら、もうちょっとは対等な戦いが出来たのでしょうか……(´・ω・`)
ちなみにこの本ぶ厚いのにまだ中下とあって先が見えません。




そろそろ深月さんの本はメディア化しそうな予感

汝に捧ぐ花唄

ずっと書きたかった西軍ナリナリコンビのお話上げました(*´∀`*)
可愛いよナリナリコンビ…!(百合的な意味合いで)

元親のことが忘れられない元就と家康に捨てられたと思ってしょんぼりしてる三成、オチの意味がわからないのはいつものことです。


ちなみに冒頭の歌は小倉百人一首から引用、詳しく意味合いを言うと「約束したのに来ない人を待つ私は、松帆の浦の夕凪に焼く藻潮のように、身も心も恋焦がれているのです」的な感じです。

つまり話にはあんまり関係ない\(^O^)/


しかしナリ様の口調が難し過ぎて泣いた、元就の口調を完璧に書いてる人なんなのああ何だただの神様か
元就は戦場以外だったら基本穏やかな人なんじゃないかと勝手に思ってます。茶道とか舞いとか好きそう

あと関係ありませんが江戸幕府成立後も毛利家ってめっちゃ続いてるんですね…本当に300年後に蘇っちゃってるよ…元就様すごい。

あやめの花言葉は「良い便り」
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