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感謝と更新などなど。

気付けばカウンターが50になってました♪
ランキ/ングサイト様などに登録してないこんな辺境のサイトにお越しいただいて、心から感謝致しますm(__)m

もうっ皆さんどこから来て下さってるんでしょうか!?嬉しい限りです(*≧∀≦*)


らんまの二次創作だと言いながら、未だに乱馬君がまともに出てきてなくて・・・すいません(´▽`;)ゞ

気付けば、書きかけのもらんまちゃんの比率が高い・・・男の乱馬君出せるよう頑張ります!


もし、もう何度かお越し頂いてる方がいらっしゃるなら、細々ですが長く続けていきますので、たまに覗いていただけたら光栄です。


実はこの小説は全てス/マ/ホで打ってます。
創作されてる方はきっとP/Cで書いてらっしゃると思うのですが・・・。
うろうろするち/びっこ達を避けながらだと、P/Cはキツイんです(>_<)旦那にも見られちゃうし。
ハ/イ/テク/機器使って、超ア/ナロ/グな作業をしております( ´△`)
下書は幼/稚園のプ/リントの裏に、書きなぐってるし・・・。



書きかけのお話が沢山あって、頭の中にも妄想がたまってて、どれから手を着けていいものか・・・。
連休中に何か進めたいなぁと希望しつつ・・・。


ここまで読んで下さって感謝です(つд;*)
こんな管理人ですが、またお付き合いくだされば、喜びます♪



実英

待つとし聞かば今帰りこむ―B―

二次創作小説です。意味が分からない方はお戻り下さいm(_ _)m





━━━━━━━━━━━━




〜普通か否か〜



館の中は不気味な程シーンと静まり返り、ただ遠くで乱馬の作業する音だけが時折かすかに響くのみである。


「おら達以外には誰もおらんようじゃが……。」
「ほ、ほら出掛けてるだけかもしれないし…ね。」
「ふむ。」


ムースは側にあった靴箱の戸を勢いよく開けた。

「誰がおるなら、靴の一足くらいあると思うだ。」

靴箱の中は空っぽで埃が舞うぼかりだ。


「や、やだ…じゃ、じゃあ乱馬は…ここにずっと独りで?」

あかぬはゾクッとして、思わず隣のムースの服を掴む。


ムースに指摘されるまで、あかねは乱馬に違和感を感じながらも、良牙と同じように考えていた。
誰かに頼まれたのだろうと。何らかの目的があるのだろうと。
何の理由も無しに、乱馬は女装したりしない…多分とあかねは思う。

(誰も居ないなら、何で…あいつ…。)

人成らざる何かの力が彼を動かしているとしたら…?
あかねは自分の考えを払拭しようとブンブンと頭を振った。



「何か憑いとるかもしれんな…かなり古い館のようじゃし、出てもおかしないだ……。」
「やだっ…あたし、そうゆうのダメなのっ…。」

自分でも想像したとはいえ、他人の口からは聞きたくなくて、あかねはムースの服を何度も引っ張った。
その様子にムッとして、良牙は二人の間に割り込むと、あかねの両手をぎゅっと握り締めた。

「大丈夫です、あかねさんっ。乱馬の野郎に何が憑いていても、俺が叩きのめしてみせますから!」
「今さっき椅子にされとったクセに、よぉ言うわ……ん?」

右京の視界の端に乱馬が映る。
乱馬は先程のバラを挿した花瓶を手に、こちらへ向かってくるところだった。


「おめぇら、まだそんなとこにいんのか?」

言いながら、壁際に設置された小さな台の上へ花瓶を下ろす。

「よし、キレイっ。」
「乱ちゃん、えらいマメやね。」
「ん?そっかなぁ、普通だろ?」
「…普通なぁ……。」

「あ、そだ。お茶にするからさっさと上がれよ。お茶受けにクッキー焼いて持ってくっから。」
「ら、乱ちゃんがクッキー……。」
「今からオーブン入れんだけど。どうした?」
「い、いやクッキー楽しみやわぁ、あははっ。」

乱馬の言葉に目眩を覚えながらも、右京は必死に作り笑いで誤魔化す。

(バラにクッキーなぁ…ほんまに狐でも憑いとるんとちゃうやろか?)

ふと、彼女の頭に別の考えが浮かぶ。
(けど…これが乱ちゃんの気ぃ惹くチャンスかもしれへん…。)
ついでに、乱馬と添い遂げることが出来るならこの館に住んでも…とまで想像して、右京は心の中でニッと笑った。


「クッキー焼くのうちも手伝うわ。」

はしゃぐように言って、右京は乱馬に腕を絡めた。



二人の様子に思わず「私もっ」と出かけた声を、あかねはぐっとのみ込んだ。

(私が手伝うって言っても、どうせ……。)

楽し気な二人をぼんやりと眺めていたあかねの視界の中で、乱馬がクルッと振り返った。
軽く肩を竦めて小首を傾げ、何か言いたげな上目遣いでこちらを見ていた。

「な、何?」

「おめぇは…手伝ってくんねーの?」

言葉の真意をはかりかねて、あかねはまじまじと乱馬の瞳を見つめた。

「…いいの?」

戸惑うあかねの目の前に、乱馬の手が差し出される。

「行こうぜ。」

あかねは顔を輝かせてその手を取った。



嬉しそうに手を繋ぐ二人の姿が視界から消えても、右京は乱馬の言動が理解できずにいた。

「…なんや、あれ?……はっ、しもた!乱ちゃんっ、待ってぇや!」

やっと置いていかれたことに気付くと、右京は慌てて二人の後を追って台所へと走っていった。





Cへ続きます。

なんとか更新できました。

ご訪問頂きまして、ありがとうございますm(_ _)m


小説に「只今準備中」を追加しました。

当初の予定ではもっと短く終わるはずだったんですが…何故か長くなってしまいました。
オチらしいオチもないし(関西人なんでもっとちゃんと落としたいんですっ)…書くの遅いし、長くなるし…と文章を書く難しさを実感してます。
世の素敵サイト様方はスゴいですねっ!尊敬ですっ(≧∇≦)


今回の「只今準備中」は、珍しい組み合わせでお話しが出来ないかなぁと色々考えて出てきたものです。なので、男性陣が留守なのは後付けです(笑)

あかねとシャンプーの関係って恋敵で知り合い以上なのに友達ではないんですよね。
なんか、現実にはなかなか無い関係だなぁと思って、ちょっとだけ二人(+おばば)にガール?ズ(笑)トークしてもらいました。

ドキドキするお話しじゃなくて申し訳ないです……(^_^;)



サイトを立ち上げたばかりで、早く作品数を増やしたいんですが……もっと早く書けるようになりたいなぁ。
それに、未だにちゃんと乱馬くんが出てきてない!主役なのに…。


長々と失礼しました。
こんなグダグダな管理人のサイトを見つけて下さって、感謝致します!


実英

待つとしきかば今帰りこむ―A―

二次創作小説です。何それ?という方は閲覧をお止め下さいm(_ _)m




――――――――――――――――――――― 



〜漂う違和感〜



乱馬の手が慣れた様子で閂(かんぬき)を外すのを、あかねはただ見ていた。


ーガチャン…

鉄と鉄とがぶつかり合う音に、あかねはハッとして顔を上げると、開門しようとする乱馬の襟元を掴んで鉄柵越しに引き寄せた。

「いだだだだっ!いってぇってっ…!」
「あんたねーっ、お帰りじゃないわよ!今まで何してたのよぉっ!」
「なっ何って!?お前らが帰って来んの待ってたんだろー!?」
「はぁっ!?帰りを待ってたのはこっちよ!何よっ着物なんか着てっ、ふざけるのもいい加減にしてっ!!」

「ちょっ、ちょっと待ちって、あかねちゃんっ!」

慌てて右京が乱馬からあかねを引き剥がす。

「いってぇーな…たくっ…。」

乱馬は片手で鉄柵にぶつけたところを擦りながら、もう一方の手で着物の襟を直すと、改めて門を開きにかかった。

「やっと帰って来たと思ったら、なんちゅー乱暴な女だ。」

そのぼやきに今度は良牙が反応する。「貴様ぁーー!あかねさんに心配をかけておきながら……その暴言許さーんっ!!」
「ちょっと待ちってゆーとるやろっ!?」

良牙が乱馬に飛び掛かるより早く、グワシャッと右京の振るったフライ返しが、良牙の頭に炸裂した。

「もうっ、二人共落ち着きって!ちょっとこっち来(き)ぃ!」

右京は未だ怒りが治まらない二人を、離れた場所で呆れた様子で佇むムースの側まで引き摺って行くと、顔を寄せて話し出した。

「あの乱ちゃんは、どう見ても普通やない。あかねちゃんかて、最初おかしい思ったやろ?」
「そ、それはっ……。」

右京の言葉に不服そうにしつつも、あかねは思わず口ごもった。

「ここは一つ、暫く乱ちゃんの様子を見たらどうやろ?」
「でも…様子を見るったって……。」

あかねはチラッと横目に乱馬を伺う。
見れば乱馬は、先程のあかねに引っ張られた時に落としたバラを、ぶつぶつ文句を言いながら拾い集めていた。

バラを集め終わると、花越しに品定めするかの様な目線であかねを見ている。

「な、なによっ…。」

「せっかく可愛い顔してんのに…。」

そこで言葉を切ると、乱馬はふっと目を細めて笑った。

「もったいねぇの。」

言ってクルッと踵を返すと、スタスタと玄関へ向かって行った。


「…い、今何てっ…!?」
「な、なんやてっ!?」
「ら、乱馬…貴様っ…!」

あかね、右京、良牙が同時に驚愕の声を上げる。

(可愛いって…私に言ったのよね…?)
あかねは頬を紅潮させ、惚けたように乱馬の背中を見つめていた。


「ふむ、乱馬の奴がおかしいのは、間違いないようじゃな。」

ムースだけがこの一幕を冷静に見ていた。




「何してんだ?さっさと来いよー?」

重厚な両開きのドアを全開にして、乱馬が手招きをする。

「おい、行かんのか?」

未だそれぞれに固まる三人を一瞥して、ムースは敷地内へと足を踏み入れた。
門をくぐった瞬間、強いバラの香りが彼を包み周囲の空気が一瞬揺れる。

(ん?なんじゃ…?)

だが歩みは緩めず、ムースは真っ直ぐ玄関へと向かって行った。
その後方、順番に我に帰った三人が慌ててムースの後を追い掛ける。

「ま、待ってよっ!」

駆け足で玄関へと向かうあかねの目に、庇の下へ手を伸ばして何かを取ろうとする乱馬の姿が映った。
乱馬は庇の下に掛けられた長方形の木の札を外すと、それに何かを囁いたようだった。

(サンキュ…って言った?)

視線を感じて、急に乱馬が顔を上げる。
あかねはドキッとしてとっさに顔を伏せた。
さっきの言葉の余韻がまだ残っているようで、顔が火照るのを抑えられない。速まる鼓動を鎮めようと、あかねは大きく息を吐いた。

次の瞬間、彼女の背中をポンッと乱馬が押す。

「ほら、早く入れって!」
「きゃあぁっ…!」

反射的に逃げるように飛び退いて、あかねは玄関のタイルの上にへたりこんだ。



「さっきから、何をやっとんのじゃ?」

ムースの冷ややかな視線を感じなら、あかねは「べ、別にっ。」と立ち上がった。

(乱馬なんかに、何で動揺しなきゃなんないのよっ…!)



そんなあかねの気持ちなど露知らず、乱馬は靴箱の上に先程の木の札を大事そうに置いた。

「乱ちゃん、それ何やの?」

右京が札を覗き込むようにして訊ねる。

「あ?これか?おまじないみたいなもん。」
「まじない?何のや?」
「無事に帰って来ますようにって。」
「誰が?」
「誰って、おめぇらがだろ。」
「うちらがぁ?なんのこっちゃ?」

右京が札を手にとってみると、明らかに乱馬のものではない達筆でこう書かれていた。


『立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる 待つとし聞かば 今帰りこむ』



「これ…百人一首やんか?」

あかねも右京の手元を覗き込む。
「本当、乱馬あんた歌の意味知ってるの?」
「へ?知らねーけど?」

右京の肩越しに、良牙がひょいっと札を取り上げる。

「あほのこいつが知ってるわけないだろ?」
「コラッ!あほとは何だっ!あほとはっ!」
「あほだから、あほとゆーとるんだっ。」
「じゃあ、おめーは知ってんのかよっ。」
「しらんっ!」

良牙がキッパリと言い放つ。
後方で右京が「あのなあ…。」とつっこみ、あかねは「はぁー。」とため息をついた。


「ふぇめーばって、ひっひょじゃねーくぁ!」

乱馬はは指で口を横に引っ張って、「ぶぁーか、ぶぁーか!」と良牙の周りを飛び回った。

「き、貴様ぁっーーー!」

良牙が怒りに委せて繰り出した拳が空を切る。
軽く上体を反らしてそれをかわしたま乱馬は、そこから良牙の腕に手をつき支えにすると、良牙の頭の上に「よっ。」と腰掛けた。
和服の為足は揃えてはいるものの、片手をついて完全にくつろぐ体勢になった。

「つっくづく人のことをバカにしおって……。」

怒りに奮える良牙の言葉など全く気にせず、乱馬は左腕にずっと抱えいたバラを見て「いっけねぇっ!」と声を上げた。
見ればバラは少し生気を失いつつある。

「やべっ、忘れてたぁっ!水に入れねーとっ。」

軽やかに飛び降り、あっという間に廊下の奥へと消えていった。
ついでに良牙を踏んでいったことなど、本人は気付いていない。

良牙はガバッと起き上がると、乱馬を追うのではなく、後ろの右京へと詰め寄った。

「おいっ、あれのどこが普通じゃないだとっ?!いつものあいつにしか見えんぞっ!!」
「…まぁ、今のはいつもの乱ちゃんやけど……。」

良牙から目をそらして言い澱んだ右京だったが、すぐに「けどっ」と自分を見下ろす男の瞳を睨み返した。

「あんたかて、最初見た時変やと思ったんやろ?それに男の乱ちゃんが、女の格好で着物着てバラ摘んでんのが、普通なんか?」
「どうせ奴のことだ。ここの住人に食い物で頼まれたとか、なにか下心があってのことに決まってる。」


「…おいっ。」

横からムースが口を挟む。

「なんだ?」
「なんやねん?」

「この館、人が住んでおるのか?」

「えっ?」
「ん?」
「…あっ…。」

ムースの言葉に三人は思わず息をのみ、お互いの顔をただ見合わせていた。




Bに続きます。



只今準備中

二次創作小説です。なにそれ?という方はお戻り下さいm(__)m



本文は続きよりどうぞ(*^^*)

男性陣は出払ってます。ハ--ブ達(原作24巻)を追い掛けて行ってるとご想像下さい。
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