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簡単な肯定と非常識な否定

結局、自分を一番愛せるのは自分だし、
自分を一番憎むことが出来るのは自分なんだと思うよ。

僕はあなたのことを少し嫌いになって、
また少しだけ自分のことを好きになるのだろう。










「世界の終わる夜が来たら、
明日の朝は少しはマシになるかい?」

あほくさい。

彼方より

最近は、あーでもないこーでもない言いながら、
ニコチンをくわえて、
動画編集をするのにハマっております。









youtu.be


先日、行った大学祭での映像です。
僕が組んでいるバンドの映像です。
実は、なかなかに大学生やっております。

幸福擦るように笑う

足の無い僕等は、いつも歩く。
刻一刻と迫る、期日に追われながらも
精一杯に毎日を浪費している。
人生なんてものは消化試合だ。
ひたすらに日々を捨てる。
そんな日々の中でも、君と1日中、寝具の上で溶けるというのは、格別なのだろう。

悪くない、そんな風に思いながら、
コンビニエンスストアから、歩いて帰る。
雨の音は、昼間の幸福を磨り減らすようで。
僕は、すっかり磨耗してしまった、
鈍い感性たちを振り絞るようにして、使い捨ての言葉を綴るのだった。





「何か僕に対して、不満とか無いの?」


「特に無いかなあ。」


「そっか。それなら良いのだけれど。」


「あ。1つあった。」


「何?」


「健康にもっと気を付けてね。君にはね、長生きしてもらいたいの。君だけじゃなくてね、私の好きな人は皆、私より長生きしてもらわなきゃ困る。でないと寂しいからね。」








昼下がりの七畳半、カーテンから染みた光が、
白い鼻筋に影を作っていた。
貴女は自分の身体の事をよく分かっていて、
僕もある程度は覚悟しているのだけれど、
いざ具体的な話になった時に、目頭を熱く叩くのは同情か憐れみか。それとも、もしかしたら、これが愛なのか。

不揃いなパズル。背骨と濃い煙草。
弦の無いギター。鳴かない猫と壊れた目覚まし。
変われない信号。人の居ない道路。
錆びてる高架橋。めめんともり。めめんともり。







「なんで泣いてるの?」


「わからない。わかんないのよ。」


「何が悲しい?」


「何が悲しいのか上手く伝えられない。けれど、とても悲しいの。」


「そうか。じゃあ、わかるまで待つよ。」


「あのね、」


「うん。」


「私、頭が悪いから、松本くんの言ってることや言いたいことが時々、わからない。そういう自分の頭の悪さが悔しくて、腹が立つの。自分の一番好きな人のことでさえ、わかってあげられない自分の頭の悪さが許せなくて、涙が止まらないのよ。」













この人はきっと、僕の傍に来るべき人では無かったのだと思う。あまりにも心が綺麗なのだ。しかし、僕も10代の頃ならまだしも、今更、手段や方法を選ぼうとも思わないので、たまたま巡り会ったこの幸運をどうにかこうにか離さぬように日々を紡いでいるのだ。そして、幸福擦るように笑う。

re:

彼を生かしているのは彼女だけだよ。
彼女以外のこの世界の全てが彼を毎日殺しているんだ。



















頭の天辺から、足の先までわかりあえるような人に出会いたい。そして、好き合いたい。

トランキライザーとか

チアノーゼってことは無いと思う。
ただもう凄く普通の生活を過ごしていて、
とても満たされているのだけれど、
軟らかすぎる生活ってのは、
少し前に流行ったビーズクッションみたいに
あまりにも実感が無いから、
自分自身が本当に此処にあるのかどうか不安になるのだ。


深夜のファミレスで形成肉のステーキをフォークで弄りながら、
貞操観念の極めて低い女が、何処を見詰めているのかわからない目で、
「結局さあ、触られないとわかんないじゃん?だからさ、私は男と寝るんだよ。」
と言っていたのを思い出す。
当時の僕は、とてもじゃないが、共感する気なんて無かったし、
もっと言えば、ある種の軽蔑さえしていた。


然し、今はどうだ。
軟らかい生活に包まれた今はどうだ。
あの頃、ずっと願い続けていた生活は、
天国の張りボテを構えた地獄だったのかもしれない。
現に何かが足りないと常に考えるのだ。
人生なんて、無い物ねだりの連続だろう。
そんなことはわかっている。


満たされている筈で、
君には何の不満も無くて、
君はきっと僕をこのまま幸福にしてくれるだろう。

ただ僕は幸福になればなるほど、不幸にもなるのだ。

君はいつも笑っている。いつも楽しいと言う。
僕はいつもは笑えないし、いつも楽しいとは思わない。
それが人生だと思っている。
いつも君は僕に、難しく考えすぎだと言う。
僕はそうは思わない。これが僕の普通であるから、だ。

君と僕は違う人だから、
完全に分かり合うことなんて出来なくて、
僕はそんなことをしたいだなんて、とても思わない。
それなのに、どうしてこんなに悲しくなるのだろうか。どうか教えて欲しい。


時々、考える。
僕は本当は大して貴女のことが好きでは無くて、
貴女の骨格とか肌の質感とかだけに惹かれているんじゃないだろうか、と。
結局、過去の人間に照らし合わせる為の人形が欲しいだけなんじゃないのか、と。
もし、本当にそうだとしたら、僕は君になんて謝れば良いのだろうか。


いつまで、此処に拘るのだろうか。わからない。




言葉は直ぐに打算するので、
そんなことなら、いっそ肉欲に溺れた方が、余程、愛だ。
肌の温度は嘘では無いからだ。
昔は、そういった類いの思想を軽蔑していたが、
今は、あまり嫌いになれない。
そう思わないでも無いからだ。

ただ、やはり溺れてしまうのは何事も良くないと思う。














「松本くん。」


「はい。」


「私ね、松本くんの性格で松本くんよりイケメンがいたら、絶対そっちと付き合うからね。」




君のそういうリアリストなとこ、本当すき。
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