恋は路傍の花
2017/01/14 02:17
砂に沈んだ明日を探して
ヤソップ「ん?ベックマン、お前、なに作ってんだ?」
ベック「ん?ああ、レッド・フォース号の模型だ 暇だったから なんか作ろうと思ってな」
ヤソップ「模型って…古い言い方だな…プラモデルでいいだろ…模型って…しかし、見事にばらばらだけど、お前 これ作れるのか?」
ベック「どうだろうな…何せ、手先はキングオブ・不器用だからな…ん?大砲のパーツどこいった?おい、ヤソップ、悪いが大砲のパーツ探すの手伝ってくれ」
ヤソップ「こんな ちっさいパーツ見つけろってのか…ん?お前の膝ん所に落ちてんの大砲のパーツじゃねえのか?」
ベック「あ、良かった…しかし、シール貼るのが難しいな…でも、まあ、たまにはこう言うのを作るのも 息抜きに良いかもな」
ヤソップ「お前、プラモ好きだっけ?」
ベック「いや、レッド・フォースの模型だったから作ろうと思っただけだ」
ヤソップ「あ…そうか…」
ベック「あんまりパーツ多すぎると何が何やら…世の中には小さなパーツに色塗りして、オリジナルのものを作る人も居るらしい…まあ、俺みたいな不器用な奴には無理な話だが…ん、今度はヤシの木のパーツが無いな…どこいった」
ヤソップ「そんな、パーツ落としまくってる奴にゃ オリジナルのものを作るなんて無理だわな…ヤシの木のパーツなら 其処に落ちてんぞ」
ベック「ああ、すまないな…」
ヤソップ「しかし、絶望的にペースが遅いな…」
ベック「今やっと船首が出来たところだ」
ヤソップ「ぜんぶ出来上がるのにどんくらいかかるよ」
ベック「さあ、わからん どうせ寝れない間の暇潰しみたいなものだからな」
ヤソップ「ちっさいレッド・フォースか…どんなんなのか 楽しみだな」
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