恋は路傍の花

2018/04/06 22:56
君にしかわからないこと僕だけが見えていることどれもホントのこと


赤髪海賊団の宝物庫には
世界各地
果ては別世界の宝が保管されている

シャンクスの保管する宝
ルウが保管する宝
ヤソップが保管する宝
ベックマンが保管する宝

保管する宝に個性がある


これはそんな宝物のうちのひとつたち







シャン「みんなは小さい頃に芋を掘って判子をつくったことはあるか?(芋判を持ち)このロケット芋版も元々はそんな一つの芋判子だったんだが ある日突然社会正義に目覚めてロケット芋版になりました。」

ヤソップ「………誰が得するんだ、そんなことになって。」

シャン「理屈じゃないのは、どこに投げても必ずこの芋版は手元に戻ってくるんだ。
ここまで来るとホラーだ。
必ず返ってくる
ちなみに当たると地味に痛い 色んな意味でおもしれえから俺の宝物庫で保管してる」

ベック「それは宝物…なのか?(汗)」

シャン「何でか知らねえけど俺の宝物庫に盗みに入った奴ら 何にも盗らねえで帰ってく こんなにおもしれえ宝物が沢山あるのに」

ヤソップ「まあ…宝飾品としての価値は0だよな」

ルウ「俺の宝物庫にゃ変わった武器があるぜ
(変わった形のこん棒を取りだし)
ミートクラブって武器だ
ある肉屋の店主がふと肉を食うとは命を食うことだ、既に肉塊と化した肉ばかりを手に入れているからいつしかその実感が薄れてしまったことに気付いて
真の料理人なら、そのカルマから背負わなければなるまい!とそのスローガンの下に集った七人の肉屋たちは市場から肉を仕入れるのを止めて
「ミィーーート!」と叫びながらこん棒を振り上げて草原を駆け抜ける様になった
やってることはただの狩りなんだが 形相があんまりなもんだから ちんぴらも避ける
これはそんな七人の肉屋たちが携えた伝説のこん棒だ」

ヤソップ「伝説でもなんでもねえ!なんだその武器!!?」

ルウ「《お肉は自分の手で連合会》が使ってるこん棒だ」

ヤソップ「宝物って言うか…!ただのネタ武器じゃねえか(汗)」

ルウ「ヤソップはどんな宝物を保管してんだ?」

ヤソップ「俺か?俺が保管してる宝物はこれだ
お前のこん棒と似てる
(重く巨大な刃を、細く折れそうな柄が支えている美しい装飾が施された斧を取りだし)
世界三大美斧(びふ)のひとつ・斧小町だ!」

ルウ「お前よくもまあ俺の宝物庫のミートクラブをネタ武器なんて言えたな!?
完全にお前の武器もネタ武器じゃねえか!(笑)」

シャン「世界三大美斧?」

ベック「斧小町…斧の小町…(気付いた)」

ヤソップ「この斧は思わず抱き締めたくなる美があるが、実際にやると死ぬ
クレオノパトラやヨオノキヒと並ぶ三大美斧に数えられてんだが…まー、名前が美しくねえんだな 強引な名前にも程がある

ちなみにこの斧には
昼にかざすと、太陽が恥じらい真っ赤になり
夜にかざすと、月が惚れて降りてくるなんて伝説がある」

ベック「それは単なる時間経過による自然現象なんじゃなかろうか?」

ヤソップ「副船長の宝物庫にゃ何が保管してあるんだ?」

ベック「俺の宝物庫か?
色々と曰く付きなアイテムが保管してあるが…あまり恐ろしいものを出すとあれだから
軽いのを…(青い宝石がついた指輪を取りだし)」

ルウ「ここに来て指輪?」

ヤソップ「わりとまともなお宝じゃねえか(笑)」

シャン「この指輪がどうかしたのか?」

ベック「むかしむかしのおはなし…泡になれずに、異形に成り果てた人魚姫
海の精霊達の下にも戻れなくなった彼女は、異形になってからの、異常な食欲に苦しみながらも海の底でひっそりと暮らしていた

……ある日、大きな船が嵐に揉まれているのを彼女は見る……。

その既視感に誘われる様に海の上に出てしまう
船の上には、かつて恋い焦がれた王子がいた
王子は人魚姫を探しに船を出していた」

ヤソップ「ほお」

ルウ「泣かせるじゃねえか」

ベック「彼女を見付けた王子は両手を広げて近付いてきた…」

シャン「うんうん…」

ベック「両手を広げて近付いてきた…その美味しそうな笑顔に…」

ルウ「はい?」

ベック「…ごめんなさい…と呟いてから、彼女はかじりついた……この指輪は、彼女がまだ異形に成り果てる前に…

人魚で人間だった時に王子様から貰ったと言われている人魚の指輪だ…(よく見ると青い宝石がついた指輪には不気味な赤黒い汚れがついており)」

ヤソップ「ひぃいぃぃぃっ!!?曰く付きなんて生易しい代物じゃあねえだろ!!!がっっつりヤバいアイテムじゃねえか!!!」

ベック「俺の宝物庫にはこう言うアイテムが保管してある 前に黒竜から奪った黒竜の瞳も同じく保管してある…何か惹き付けられるものがあるのかたまに俺の宝物庫のアイテムを盗む奴も居るが…大抵は気がふれる前に返してくる(←」

ルウ「超ド級のヤバいアイテムがわんさかあるのかよ…(汗)」

ベック「他にもまだまだ沢山あるから、気が向いたら紹介しよう…(指輪を宝物庫に仕舞い)」

シャン「ベックマンの宝物庫って…何があるんだ(汗)」


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