AZUSA!!と叫ばずにはいられない今号。
盛大なネタバレと自分の叫びが見苦しいので例によって折りたたませていただきます。
10月号あふた感想。
偏ってます。タジハナの人間として偏らずにはいられない妄想も捗るってもんで。
今までの試合で見る花井って強気と弱気が表裏一体、そんな安定しない未熟なイメージだった。
田島の羨む通り恵まれた体格を持っているのにも関わらず、それを武器にする術を知らないというか自分を信じられないから揺らいでるっていうか。
そもそも人はどこでそんな自信を付けるかっていったら、今までの行いを肯定付出来る何かなわけで。それが今までの花井にはなかったんじゃないかな。
そしてみなさんご存知の通りぐらぐらしているのにプライドは高いもんだから、肯定するための土台っていってもそりゃ立派なもんじゃなきゃ自分自身に納得いかない。
いつだって立派にぐらつくこともなく輝いている存在=田島という比較すべき存在が常に近くにいるわけだから意識しないわけがないし、それを超える何かを掴めなければ土台なんて固まるわけもなく。
んで、とうとうとうとうやっちゃいましたね!!
土台になるための大きな礎築いちまった。
ここまで花井ひぐちてんてーの試練という名の愛を一心に受け続け、西浦bQの素材と言われながら心に刻みこまれるような大活躍が極端に乏しかったキャプテン、とうとう公式試合としても西浦高校硬式野球部としても初となるホームラン。
正直ここまでの流れで今月花井がいきなり開花するなんて予想もしていなかった。
花井の活躍を一心に願う数多のファンの方々でさえ度胆を抜かれたんじゃないかと思う。武蔵野焦点で話が進んでてどこにフラグがあったんだよw としか言えなくて。
現実的と言えばそうかもしれない。ドラマを期待して予想通りのシナリオが綴られる高校野球なんてないのだから。けどモモカンの過去で花井が爆発したというわけでもないし、花井のスイッチがどこに隠されていたのか。むしろそんなスイッチを漫画のお約束として探し出すことの方が野暮なのか、うん、そうだね。
なにはともあれ花井のホームラン!喜ばしい。
西浦の面々も本人すら信じられないような驚き方!読んでるこっちもぽかん…→はわぁ…→どっかん!!!ってなもんで!
田島はやっぱり田島で!!花井のホームランにどんな反応をみせるのかページを開くたびにどきどきしてたんだけど、もう、カッコいいとしかいいようがない。
俺が出てりゃあ二点入ってたよな
花井がホームランを打つなら四球を選んだって良かったと言う田島。
???な花井。
予想外なんだよ!!
お前スゲーぞ!!!
どっかーん!!(花井の効果音ね)
私の心臓もどっかんしてくれたのは間違いなく田島です(笑)
悔しいに違いない。自分には現時点では成し得ないことを自分のライバルに成りえる身近な人間が先にやってのけてしまったんだから。
けれどその悔しさのアンサーがお前スゲーぞ!!っていうストレートな賛辞になって口から飛び出ちゃう田島には心底惚れ直した。どっかん!!
それに対して偉業を成し遂げたにも拘わらず脳みそオーバーヒートしちゃって田島からのストレートな賛辞に制御不能になった花井のぽわんな所は相も変わらず可憐で泣けた。
選手としてこのメンタルがある意味課題なんだろうけど、そこが花井たる所以だから克服してほしくないような一皮むけて欲しいような微妙な乙女心がここにあります(笑)
田島の目線が花井に向かっていたのも嬉しかったんだけど、何より嬉しかったのは、田島はあくまでチームの勝利優先でプレイしていて、花井が自分の後に続くバッターとして信頼を築けることで色んな選択肢が、可能性が広がっていくということかな。
この二人の関係は腐ありだろうがなしだろうが野球なしには語れないわけで、今後を揺さぶるような転機がここで来ちゃうなんてまさにどっかーん!!としか言いようがない。
何回どっかん言ってるんだ私は。
モモカンは今回の件で田島の視界に花井が入ったって認識のようだったけど、実際は崎玉戦くらいからは意識してたのかなぁって勝手に解釈してます。
体格云々だったり、お前はどこまで行きたいのかと真剣に問うてみたり、花井にしか見せない田島今までいっぱいでてきたよね。
そしてそういったやりとりは大概二人きりの時が多いわけで。
周りの目にも明らかにライバルという風に見て取れるようになれば西浦が活性化すると目論むモモカン。
しかしながら、これは私が勝手に妄想して心配していることなんだけど、
1、 花井天狗になって勘違い君にならないで欲しいな。
2、 田島ここから伸び悩んだりして卑屈な心が生まれないで欲しいな。
3、 今回のことでおかしなパワーバランスの大崩壊にならないといいな。西浦全体。
以上です。
…とまあ社内文書の如く完結にまとめ見たけど本当に嫌な方向にだけは転がってくれるなよと本当に心配しております。
私自身運動部に長い期間所属していた身なので人間関係の移り変わりなんて痛い程身に染みてるんだけど、おお振りというきらきらした青春漫画の中にまでそんなもやっとした心配を持ち込みたくないんだよね。
なんたる自分勝手と思われるかもしんないけど色んな憧れた期待を込めて大事に読んでいる作品だからこそ、つねに清々しくあって欲しいんだ。
うーん常にエネルギー不足(萌えね)に見舞われていたせいで、急に燃料投下されるといつまた不安材料が転がってくるのかとくだらんことしか考えられないつまらん大人になってしまったもんだとこんな所で反省したりもする。
世のタジハナ好きさんがこぞって爆発しまくってた号の感想が久々に書けて満足です。
そして秋丸チート伝説の幕開けになりそうな終わり方で次回が気になりすぎます。
世の中秋丸に冷たいような気がするけど、題材として思考する分には、秋丸、好きです(笑)
お付き合いいただきありがとうございました。