23/06/21 20:06 (:小ネタ)
小ネタin『名探偵コナン』その1



 こんにちは、お久しぶりです。紅乃ひまわりです。ガス抜きの為の小ネタ更新、その13です。今日は『名探偵コナン』のネタです。

 私が『コナン』と出会ったのはアニメの第2話からでした。まだ月曜の夜7時台にアニメをやってたあの時代、たまたまチャンネルをかけたらアニメをやってたことから毎週観るようになり、高校の修学旅行が大阪・京都・奈良だったことから『迷宮の十字路』を映画館で観たくなってそれから毎年行くようになり、そして『純黒の悪夢』でキュラソーさんの最期に人目もはばからず号泣して以降、映画を観るこの時期になると二次創作をあさりまくるようになりました。『純黒』で生存ifや救済物の存在を知り、『ゼロの執行人』で安室さんとコナンの組み合わせを好きになり(新蘭が大前提にあるから安コだと解釈違いを起こした)、『ハロウィンの花嫁』で警察学校組と高木刑事の無限の可能性にハマりました……。

 そして今年の『黒鉄の魚影』ではかっこいい江戸川様に落ちました。哀ちゃん視点から見たコナン君の点描とかあの笑顔とかブイ蹴って高波消した所とか、あんなん惚れない方が無理に決まってるでしょーが!!ヽ(`Д´)ノ そこに『ハロウィンの花嫁』の地上波放送で落ち着いてた警察学校組への熱も乗っかって今までで一番ヤバい熱の上げ方をしてます。

 ちなみに二次創作でよく見るのは救済物とオリジナルの事件を解決する話、コナン君やヒロさんとの夢ですね。ただしコナン君とは個人的に交流して親しくなる・懐かれる段階止まり。恋に発展するのは無理です。自分の中では公式CPがある以上それが大前提にあるので、それを覆すのは解釈違いを起こしてしまいます。だから恋愛が絡むオリキャラを作る時は男女ペアでキャラを作るか公式で相手が設定されていない人と恋に落ちるかします。今回は前者ですね。

 この先のSSは『Let's Goピカチュウ』のプレイヤー名とライバル名に使われている『マリ』と『ヒトシ』の元ネタになったキャラを紹介します。今は別のキャラが生まれてますけど、このキャラが一応土台にあるので紹介した方がいいかな、と。ちなみに『迷宮の十字路』から抜粋したのは私が一番好きな映画だからと、原型になったキャラが生まれたきっかけがこの映画を見たからです。

 ではどうぞ!







※『迷宮の十字路』より。玉龍寺での攻防にて。

 平次と別れた和葉はまっすぐ中門を目指した。後ろからは西条からの指示で数人の弟子達が追って来る。まだ残る平次への心配から、チラリと後ろを見たその瞬間、自分のすぐ横をすごいスピードで何かが二つ、飛んで行った。それとほぼ同時に二つの人影も飛んで行き、弟子達の悲鳴が響いた。

「和葉姉ちゃん! こっち!」
「コナン君!?」
「和葉ちゃん、無事みたいね。」
「おーい真理、制圧したぞ。」
「真理ねぇちゃん、こっちもオッケー!」
「仁、将、ありがと!」
「真理ちゃん! と……あの子達誰や……?」

 中門の近くにはいつの間に来たのかコナンと、昨日蘭達から紹介されて一緒にぜんざいを食べた十津川真理(とつがわ まり)、そして初対面の中学生らしき2人の少年がいた。コナンは倒れた松明を、真理はその手に握るグラスファイバー製の弓を、仁(ひとし)・将(しょう)と呼ばれた少年は短い木刀を使って弟子達を撃退してみせた4人に保護され、和葉はようやく詰めていた息を吐き出せた気がした。

 しかしすぐに気を引き締める。無力化させたのはまだ一部。そして親玉の西条も残っている。本調子とはほど遠い平次のことを思うと、まだ気を緩めるわけにはいかない。

「おい! あそこ!」

 その時、将が本堂の屋根を指差した。そこから平次と西条が飛び出し、対峙するのが見える。

「そろそろ決着つけようやないか!」
「望むところや!」

 刀を構えた平次と刀を下げたままの西条が駆け出す。平次が刀を振り下ろそうとした瞬間、籠手をつけた左腕を顔の前に出すが、寸前で止めて後方へ飛び退いた。

「二度と同じ手ェ食わへんで。」
「ほなら、これはどうや!」

 西条は腰に差した短い刀──小太刀を抜く。

「小太刀か……。」
「ただの小太刀とちゃう。即効性のある猛毒が塗ってあるんや!」
「なんやて!?」
「ちぃとでも掠ったらお陀仏やで?」
「なんちゅう卑怯なヤツや!」
「──みんな、ちょっと協力してもらえないかな。」

 二人のやり取りを聞き、焦りをにじませるコナンや和葉達に、真理はどこまでも冷静な声をかけると背負った矢筒から矢を取り出し、それを番える。

「タイミングを見て私が西条さんを射る。でもそれはスキを作る為の布石。──本命はコナン君、あの鐘楼の下で待機してて。私が矢を放ったらいつものよろしく!」
「わかった!」
「そして和葉ちゃん、協力して。平次君を助ける為に。将は和葉ちゃんが動きやすいようにサポートを。仁は、私のこと守ってちょうだい!」
「うん!」
「了解りょーかい!」
「腕が鳴るぜ!」

 真理はまるで軍師のように的確に指示を飛ばす。その間に、またゾロゾロと弟子達が本堂から出てこちらに向かって来るのが見える。

「じゃあ、散開っ!!」

 その一声で、戦いが始まった。







 続きにて夢主の設定を解説します。



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