関西学院大学の2015年度新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。
 部活やサークル探しに躍起になっていると思われる新入生諸君に、我々は一つの部活をここで紹介することになるでしょう。
 文芸部です。
 ここでは、文芸部とはどのような部活かということを簡潔に説明してゆきましょう。

 文芸部の活動は単純明快、曰く「書く」「読む」。
「書く」
・創作
部員の有志が小説などの作品を書き、年に7回、作品の冊子「部内誌」を作成します。
部員ならだれでも作品を創作して提出することが出来ます。二次創作でさえなければ、長編小説でも2ページ程度の掌編でも構いませんし、 エッセイ、詩なども大歓迎です。
なお、年七度発行される部内誌の内訳は以下の通りです。
新歓号(4月)、5月号、6月号、合宿号(8月)、学祭号(9月)、12月号、最終号(2月)
「読む」
・合評会
先ほど説明した「部内誌」をあらかじめ読み、その作品について批評したり、意見を交えたりする活動であり、文芸部のメインイベントです。
・読書会
指定されている課題本をあらかじめ読み、その感想や解釈などを出し合って作品についての理解を深めてゆくという活動です。
(ちなみに、どちらも土曜日に行われるのが慣例化しています)

 簡潔な、あまりに簡潔なこの記事で「文芸部とは何か」を理解していただけたでしょうか。もちろん「否」でしょう。しかし、ここまで読み進めてくださった方となると、全く文芸部に興味がないという訳ではないと見受けられます。文芸部とはどのような団体か、多少なりとも興味を持たれた方は、ぜひ実際に文芸部に足を運んで見てください。
 「文芸部に足を運ぶ」という意味不明な日本語の意味は、以下の通りです。
・文芸部の部室に行ってみる。
たいていの現部員も、まずはそこから始まったかと思います。時間に余裕があるときにでも、気楽に、ふらーっと立ち寄ってみてください。行き方→mblg.tv
もれなく、「部内誌」「ペダ」(部員の紳士録のようなもの)、部員が書いた「書評集」、中島敦「山月記」(後述)が貰えます。
・文芸部の新歓イベントに参加してみる。
4月18日(土曜日)に読書会、4月25日(土曜日)に合評会と新歓コンパが開催されます。
 読書会の課題図書は中島敦の「山月記」。そう、高校国語の教科書によく採用されるあれです。
 合評会では部内誌の合評が行われますが、部内誌を全部読めていなくても大丈夫ですので気軽に参加していただけます。
 読書会や合評会に参加していただければ、文芸部の雰囲気がよくわかると思いますので、是非お越しください。
 合評会終了後、新入生歓迎コンパ、要するに食事会が行われます。(新入生は無料!) 新歓コンパだけの参加でも大歓迎です! (新入生の特権は使うに如かず!)

この記事を読んで文芸部に興味を持たれたという方、本を読むのが好きな方、そして「本を読むの、嫌いじゃないからなんとなく気になるな……」「青書生ごときが書く小説が如何ほどのものなのか!」などと思った方! 是非、文芸部の部室にいらしてください。

部員一同部員一同、新入生の皆様をお待ちしています。