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あなたに出会えて  始まりは突然に   6

「陽菜もうすぐ仕事に行かないといけないから・・・」

「・・・あのう・・・2・3日でいいんです、
ここに置いてもらえませんか、お願いします(汗) 」

「お願いされても・・・・ 」

「炊事・洗濯・掃除すべてしますからお願いします」

「・・・・・3日だけだからね」  

「ありがとうございます(-∀-`) 」

その笑顔・・・・可愛いんですけど(ドキドキ)

「今日夕飯どうしますか?」

「んー夜公演だから食べて帰ってくるかも」

「そうですか・・・」

さびしそうな顔して、シュンてなってる・・・この顔もかわいい

「あのう・・・冷蔵庫ほとんど食料品が無くて・・・
買に行きたいんですが・・・」

「適当に買ってきて」  

「それがそのう・・・」  

「むぅ・・なに 」

「私お金持ってなくて(汗) 」 

「あっそうか・・・いくらいる?」

「何食べたいですか?」  

「何でもいい」(бвб)

「好き嫌いは?」  

「ほとんどないけど」(бвб)

「そうですか・・」  

「1万円あればいい? 」

「そんなにいらないです、千円あればいいです」

余ったお金取っちゃっても分からないのに・・・

真面目なんだか、バカなんだか・・・

「じゃー千円ね、はいどうぞ」

「すいません」

「優子さっきから謝ってばっかり(怒) 」  

「すいません・・・」

「そのすいません、禁止! 」

「はい・・・・」 

あっ、またシュンてしてる、眉毛がハの字に垂れ下がって可愛すぎる

「今日9時くらいに帰ってくるから、・・・オムライスお願い 」

「あっ!はい(-∀-`) 」

一気に顔が明るくなってるし(笑)

こんなにかわいいんだったらAKBに入れるかもね〜(бвб) 


あなたに出会えて   始まりは突然に   5

ん〜なんかいい匂いがする・・・
陽菜なんでこんな端で寝てるんだろう・・・・

あっコリスと寝てたんだ、忘れてた…いないし・・・

出て行ったのかな・・・もう九時かー起きようかなー

リビングへのドアを開けると、なに?この匂い

それに部屋が少し綺麗になってる

「あっ!おはようございます(-∀-`) 朝ごはん出来てます」

「ありがとう・・・・・って、なにしてるの 」

「えっ?朝ごはん運んでます」  

「あっ!ありがとう・・・って、
誰がそんな事頼んだかな、
それに物を触らないでって言ったよね 」

「ごめんなさい・・・
服はたたんで、本は重ねて横に積んだだけなので・・・・」

「洗濯もしておきました」  

・・・家政婦さん?

「まあいいや、お腹すいたからご飯食べる」   

「ハイ♪ 」

「ん〜美味しい、料理上手だね、あれ?優子の分は?」

「私は・・・・大丈夫ですから」

「食べないからそんなガリガリなんだよ半分あげるから食べな!」

「それは小嶋さんの分ですから・・・」

「いいから、お皿持ってきて」  

「はい・・・すいません」

半分をお皿に入れて渡す「ありがとうございます 」

そう言うと、お皿を持ってキッチンへ行こうとした

「どこ行くの?」 

「えっ?向こうで食べてきます」

「ここで食べればいいじゃん」 

コリスは目を大きく見開き驚いた顔をして

「テーブルで食べてもいいんですか?」

「はあ? あたりまえでしょう」  

「ありがとうございます♪ 」

嬉しそうに椅子に座って、待てをしてるし・・・・・犬なの?

「なんで食べないの?」  

「小嶋さんが食べてらっしゃるから」  

「・・・・・」

「今までご飯はどうやって食べてたの?」

「みんなが食べ終わって残り物をキッチンで立って食べてました」

「・・・・今は待たなくていいから一緒に食べよ」

「はい!ありがとうございます」

すごく嬉しそうに食べてるし・・・
あっ、口いっぱいに入れて頬が膨れてる・・・
本当にリスみたいじゃん


・・・・・陽菜はどうしたらいいのかな・・・・・ (汗)

あなたに出会えて   始まりは突然に   4

数分後、ゆっくり離れるコリス

「ごめんなさい」

小さな声でそう言うとソファーに戻ろうとする

さっきまで気づかなかったんだけど、
腕や足に痣みたいな斑点が大小ついていた

とっさに腕を掴んでTシャツをまくり上げると体のあっこっちにもアザが・・・

「やっ見ないで」 

Tシャツを抑えてまたしゃがんでしまった・・・

「それどうしたの?」  

「・・・・・」

首を横に振る

「誰にやられたの?」  

「・・・私悪い子だから・・・」  

「えっ?」

「いらない子だから・・・」  

「親にやられたの?」

「親はいないの、小さい時に死んじゃったから」

「じゃー誰に」  

少しずつ話し出すコリス

「始めのうちは祖父母と暮らしてたんだけど
小学3年生の時に次々死んじゃって・・・
親戚の家をたらいまわしにされて・・・」

「じゃーそこの人に・・・」

「私、トロイから・・・
言う事ちゃんと聞かないから仕方がないの・・・」

目に涙をためて必死に我慢している姿に胸が締め付けられる

「ごめんなさい、起こしてしまって、
気にしないでください、おやすみなさい・・・」

そう言うとまたソファーに向かって歩き始めたんだけど、その後ろ姿が
何とも言えないくらい悲しそうで気が付いたら後ろから抱きしめていた

「またうなされたら陽菜寝れないから一緒に寝てあげる」

「だっ大丈夫ですから(汗) 」

顔を真っ赤にしながら離れようとするコリス

「大丈夫じゃないし・・・こっち来て」

ベッドまで引っ張って行く

「どうせ今日だけだし、ベッド大きいから気にしなくていいから」

横に寝かせて、あっ目覚まし、
優子の方にあるから手を伸ばすと
ぱっと頭を抱えて目をつむるコリス・・・

もしかして叩かれると思ったのかな・・・
いったいどんな生活をしてたんだろう

「おやすみなさい」 

「・・・おやすみ」(бвб)

まあ、陽菜は関係ないんだから、あんまり考えないようにしなくちゃ

あなたに出会えて   始まりは突然に   3

「小嶋さん、服が大きすぎました・・・(汗)」

あーあTシャツがワンピースみたいになっちゃってるし・・・かわいい

「優子が小さいから悪いんじゃん、
それしかないし寝るだけだから我慢してよ 」

「すいません・・・・ 」

あっまた眉毛がハの字になっちゃってる

「このタオルケット貸してあげるからソファーで寝て、朝起きたら出て行ってね
私は午後からの仕事だからゆっくり寝るし」

「・・・・・」  

「鍵かけてポストに落としといて、じゃーおやすみ・・バイバイ 」





「・・・・いや!やめてー!やだー///」

「えっ、なに ドロボー(汗) 」

「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・いやー 」

ドアをそっと開けてリビングをのぞくと
豆電球が点いていてうなされているコリス・・・・

電気をつけて

「ちょっと起きて(汗) 」

体をゆすって起こすと飛び起きて
部屋の隅っこに行き、膝を曲げて頭を抑え

「ごめんなさい、許して下さい すいません、すいません・・・」

「ちょっとどうしたの、優子!優子!」


ゆっくり陽菜の顔を見るコリス
急に飛びつかれてしゃがんでいた陽菜は尻もちをついてしまった


「いったーい 」

陽菜にギューて抱きついて離れないコリス・・・・

「ちょっと離れてよ 」

離そうと肩を持つと震えていた・・・・

もう、どうすればいいのよ

必死で泣くのを我慢しているみたいで・・・

気が付いたらそっと頭を撫でていた・・・・

あなたに出会えて   始まりは突然に   2

部屋に入りソファーに座らせ

「ここに座ってて、その辺の物触らないでね」

そう言ってお風呂を入れに行く
勝手に触っても分からないと思うんだけど、一応言っておかないとね

リビングに戻ると言われた通りにちょこんと座っていた
なんか、動物みたいで可愛い

「ねえ、名前はなんていうの?」  

「優子」

「苗字は?」  

「・・・・・」  

「言いたくないならいいけど 」

「何歳?」  

「・・・・・」  

「中学生?」  

「・・・・・」

「高校生?」  

「・・・・・」  

「それって、黙秘権て言うやつ 」

「ごめんなさい・・・」 

まあ、今日だけだから別にいいけど・・・

「私は小嶋陽菜」  

「小嶋さん・・・」  

「知ってる?」

首を横に振る

「埼玉県から来ました小嶋陽菜18歳です(бвб)」

きょとんとしている優子

「これでも一応アイドルやってんの 」 

「すごーい、かっこいいです」

「まだあんまり売れてないけどね 」  

「そうなんですか・・・」

「AKB48て知ってる?」  

「私、テレビ見ないから・・・・ 」

「へー何してるの?」  

「・・・・・」

「はいはい、わかりました、お風呂沸いたみたいだから入ってくれば」

「先に入ってください」  

「汚れてるし風邪ひくと困るから先に入っていいよ」

「だから先に入ってください 」  

「・・・・わかったから・・・何もしないでよ」 

「はい」

陽菜がお風呂から上がってくると優子はソファーの上に子猫のように丸まって寝ていた
ううん、もっと小さいし前歯が出てるからリス・・・こりすみたい・・・
ダメダメ情を移すとロクなことがないんだから

「ちょっと起きて 」 

「・・・・すいません」 

「入ってきていいよ」

「でも・・・着替えないし・・・」 

「私のを貸してあげるから」

「ありがとう(-∀-`) 」

あっまたあの笑顔だ・・・・・

下着は買い置きがあるし、寝るだけだからTシャツとショーパンでいいよね

「着替えは洗濯機の上に置いておくから」

「はい、ありがとうございます」

凄く礼儀正しいんだけど、育ちがいいのかな?

何で外で寝てたんだろ ?
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