イシャラブ 4 H

「楽しそうですね」

「あ、たかみな先生久しぶり」

「・・・みーちゃん、この人と知り合いなの?」

「たかみな・・高橋先生は去年まで篠田病院にいたんだけど
独立開業したんだよねぇでも・・・隣の人は初めて見た」

「アハッ一緒に飲んでもいいかな」

よくそんな事がいえるなとそいつを睨んでいると

「えーと・・・やっぱり今日はお邪魔みたいだからやめとこうかな(汗)」

「いいですよ、私が帰りますのでどうぞ」

「え?陽菜の歓迎会なのに?」

「部屋の片づけまだ終わってないからごめんね」

立ち上がり帰ろうとしたら

「待って!」

「イタッ・・・い」

陽菜の手首をつかみ

「ちょっとこの人借りてもいいかな話があるんだ」

「ちょっと、離してよ!私は話なんてない(怒)」

「すぐすむから」

そう言うと外まで連れてこられ横の路地に引っ張られた

「何するんですか(怒)」

「はいこれ、忘れ物」

ポケットからそれを出すと陽菜の目の前でヒラヒラさせるから

慌ててそれを奪い取りカバンに入れる

「言っとくけど私も一応医者だから」

「え?」

「まあ、婦人科専門じゃないけどね(笑)」

「ちょっと(怒)」

「いやーでも偶然て本当にあるんだね」

「何言ってるの?」

「まさか23年前のお医者さんごっこの続きが出来るなんて
思ってもいなかったよにゃんにゃん(笑)」

「にゃんにゃん・・・・え・・もしかして・・・」

にゃんにゃんと呼んでいたのはたった一人だけ

「お隣の優ちゃん?」

「正解(-∀-`) 」

嘘でしょ・・・あの優しくて可愛かった優ちゃんなの?

「でも感動だなー陽菜がまだ処女だったなんてさ」

「そ、そんなことまで内診でわかるわけないでしょ(汗)」

「問診票だよ(笑)」

正直に書かなければよかった・・・

「優ちゃんには関係ないでしょ(怒)」

「関係あるよ、見て触ったことがあるのが
昔も今も大島さんだけだなんて感激(-∀-`) 」

「もしかしてあれって内診じゃなくて変な事してたの?」

「正解!」

「バシン!!最低(怒)」

頬を叩く

「イッタ、気づかない方も悪いんじゃん」

「私は悩んで病院へ行ったのにあんな事するなんて医者として最低!

あんたなんてヤブ医者に決まってる

もう、私の前に現れないでよね(怒)」

そう言い放ち中へ戻ろうとしたら

「ちょっと待ってよ(汗)」

「お医者さんごっこの事誰かに言ったら今日の事訴えるから
それと、私も医者だから!優子とは・・・みんなとは違う
真面目な医者だから!さよなら」

中へ戻りお店を変えようと言うと
何も聞かずにみんなついてきてくれた
きっと高橋先生が何か言ったんだろう


別の店で少し飲んでいると

「あ、さっきのお店にショール忘れてきちゃった」

「何してるん、ついてったるわ」

ゆきりんが忘れたショールを取に行くのをみるきーがついて行った





イシャラブ 3 H

少し中が暗かったけどドアを開けて入ってみる

あれ?誰もいない・・・やぶなのかな(汗)

病院自体は綺麗だから出来てまだ間もないんだろうと
自分で解決してここにすることに

「受付誰もいないじゃん・・・すみません・・」

少し待ってみる事に

10分・・・おかしい誰も出てこない・・・

診察室と書いてあるドアを軽くノックしても返事が無いから
ゆっくりと開けると椅子に座り寝ている人発見!

「あのう・・・」

「・・・・んん・・・・ん?なに」

カチンと来て

「何じゃないですよ、患者待たせて居眠りですか(怒)」

「え?患者?」

「そう、患者です!」

「ああ・・・・じゃぁこの問診票に記入して」

カリカリカリ・・・

「はい!」

「小嶋・・・・陽菜?」

「住所は実家のですけどまだ変えてないので」

「ふーん・・・・」

「な、なんですか(汗)」

「誕生日は4月19日の28歳」

「それがどうかしましたか、急いでるので早く診てもらえないですかね」

「・・・・・・」

「検診台どこですかこの後予定があるんです!」

「あぁー・・・あっち」

この人ヤル気あるのかな・・・
でも他に行く時間もないからショーツを脱いで椅子の上に上がり

「はい、お願いします」

「あぁ・・・それじゃ失礼します」

ビクン!

いきなり触れられて体が震えちゃった(汗)
バレタかな・・・それにしても・・・・

「あのう、カーテン閉めないんですか」

「閉めた方がいい?」

「え?・・・それはー・・そこの病院の方針があると思いますけど・・・」

顔を見られながら触れられるのってなんかねぇ・・・(汗)

「あっ・・・んっ」

ヤダ(汗)変な声でちゃった(汗)

でも内診てこんなに触られるものなの?

「優子・・・・何してるのそれ俺の白衣」

「なにって・・・・・内診中?」

ドアから入ってきた男の人はその人を羽交い絞めにして

「す、すいません僕が医院長の高橋です(汗)」

「はぁはぁ・・・え?」

「何勝手に診てんだよ(怒)」

「だって早く診ろって言うから見てただけじゃん」

「だったら俺を呼べよ」

「たかみなになんて見せたくないね(怒)」

「何言ってんだよ、お前ここの医者じゃないだろ(怒)」

医者じゃない?


「すいません僕が今から、あっちょっと(汗)」

ドサッ!

検診台から転げ落ちバックを持って外へ飛び出す

嘘でしょ・・・ありえない(怒)

外に出ると来た時には気づかなかったけど下に紙が落ちていて



”本日都合により休診致します”



・・・・誰か嘘だと言ってー(涙)



あっ・・・・ショーツ忘れて来た・・・もう最悪
ロングスカート履いてきてよかった

とりあえずコンビニでショーツを買って事なきを終えた

その日の夕方みーちゃんが女子寮の歓迎会を開いてくれて
常勤上がりの看護師数人と飲み会

「小嶋先生、ようこそ女子寮へ!」

「柏木由紀です、渡辺美優紀です、渡辺麻友です」

「これから病院でもよろしくね」

「小嶋先生って彼氏いるんですか?」

「この前までいたんだよねぇ(ΘωΘ) 」

「ちょっと、みーちゃん(汗)」

「え?聞かせてくださいよ」

「ま、また今度ね(汗)」

「じゃー今フリーなんですか?」

「うちのドクター独身多いから気を付けてくださいよ
小嶋先生美人だから絶対に狙われます(笑)」

「そんな事ないよ」

「だって、次期院長でしょ?」

そこが問題なんだよね

「今は恋愛に興味ないから」

「勿体なーい小嶋先生ならより取り見取りなのに」

「あ、でも佐江ちゃんはダメですからね」

「さえちゃん?」

「宮澤先生ですよ、ゆきりん宮澤先生にぞっこんなんだよねぇ」

「み、みーちゃん(汗)」

「アハハハ、ミルキーはだれでもOKて感じだよね」

「人聞き悪いなーあっちから寄ってくるんやから仕方ないんです」

「そう言えば中村さんの部屋に宮崎先生入ってったて噂になってたよね」

「えー宮崎先生て山田さんと付き合ってたんじゃないの?」


なに?みんな何の話してるの?

お医者さんてそんな人ばっかなのー(泣)

イシャラブ 2 H

「北川先生見ませんでした?」

「当直室じゃないかな」

「ありがとうございます」

北川先生は小嶋病院の外科医の先生で陽菜の婚約者
お父さんに紹介されて付き合い始めたんだけど
医者として尊敬できる人だったし容姿もまあまあで
好きか嫌いかと言われたら好きな方だった・・・

小さい頃から、ううん産まれた時からお医者さんと結婚することが
決まっていたから文句のつけようがなかった北川先生と婚約したんだけど




当直室のドアノブには”起こさないで”の札が

いいよね、婚約者なんだから・・・

少し開けると

「あんっ・・・んっ・・・いやっ」

「イヤじゃないだろ気持ちいいくせに」

「フッ・・・悪い男ね・・・結婚するくせに」

「出世の為だよ、俺が次期院長だぜ」

「私と彼女とどっちがいい?」

「あいつとはこんな事してないから」

「なんで?」

「結婚するまでしないんだとさ」

「なにそれー、きっと処女だよ(笑)」

「そんなわけないだろ、いい年して純情ブルなってんだ」

バン!!

「うわっ、は、陽菜(汗)」

「あんたみたいな男に死んでも処女なんてあげない
そんな男あなにのしつけてくれてやるんだから(怒)」



それからすぐに婚約を解消して

「パパ、あんな奴すぐクビにしてどっかの病院へやっちゃってよ
陽菜あんな男と同じ病院で働きたくない(怒)」

「わかった・・・・お前が他の病院へ行きなさい」

「え!?」

「駆け出しのお前より彼はうちの病院にとってなくてはならない医者だからな」

うそでしょー(涙)




「て、言うんだよ酷くない?」

酔っぱらって全部みーちゃんに吐き出してしまった陽菜

「そっか、大変だったんだね」

「あぁー早く腕のいい医者になりたいなー」

「陽菜ならきっとなれるよ、一緒に頑張ろう」

「みーちゃん(泣)」

なんていい子なんだろう

「この病院の息子でもひっかけちゃえば(笑)」

「あの人はお断り!て言うか今は恋してる暇なんてないから」

「まあ、うちの病院イケメン先生沢山いるからゆっくりね(笑)」

「うん・・・・トイレかりるー」

「どうぞ」

・・・・・あ、また不正出血してる・・・・

みーちゃんに言うと

「それ、早く見てもらった方がいいよ」

「だって、顔見知りの先生に見られるのってなんか嫌じゃない?」

「医者が何言ってるの、私が予約入れといてあげようか?」

「い、いい・・・自分でするから・・・」


みーちゃんは四つ下だけど聞き上手の話し上手
すぐ打ち解けちゃって陽菜の全部をさらけ出しちゃった(бвб)(汗)

次の日やっぱり心配だったから
近くの個人でしてる産婦人科へ行くことにした





イシャラブ 1 H

 

「明後日からお世話になります小嶋陽菜です
至らぬ所も多々あると思いますが
頑張りますのでよろしくお願いします」

「至らない医者では困るんだけどね
小嶋総合病院のお嬢さん、まあ頑張って」


はぁ・・・・・

この失礼な人は陽菜が働く病院の医院長の息子で
副院長の篠田麻里子
小児科の医師で子供達の前ではデレデレしていて
陰でロリコン副院長と言われてるらしい

「もう一人篠田がアメリカでスカウトしてきたスーパードクターが
来週から来るんだけど確か小嶋さんと同じ30代だったような・・・」

私はまだ20代です!今年で28歳なんだから(怒)
そう叫びそうになったけどぐっとこらえた

帰りに医局にも顔をだし挨拶した

「内科医の宮澤です」

「脳外科医の秋元です」

「消化器科医の山本です」

「明後日からですがよろしくお願いします(бвб)」

「小嶋教授の娘さんなんですよね?」

「そうですが・・・」

「俺の大学の恩師なんですよ
もしよかったらいろいろ話聞きたいので
今晩食事でもどうですか?」

「今日は引越しの片づけとかありますので
また今度お願いします」

にこっと笑ってさらっとかわす
もちろん作り笑顔で

そのお嬢様の陽菜は何故かアパート形式の女子寮に入ることになった
女子寮と言っても生活は別なんだけどね

部屋は二部屋でバストイレは別、後、狭いキッチンがあるだけ・・・

初めての一人暮らしだからもっといいマンションい住みたかったのに
自分の給料でやって行けって言われて仕方なく・・・

「はぁ・・・服多すぎたかな(汗)」

そうそう、お隣さんへ挨拶しとかなきゃ

陽菜の部屋は端だから隣は一部屋だけ

ピンポーン・・・

「ハーイ」

「今日から隣に入居しました小嶋です」

「あ、ちょっと待ってください」

少しすると、カチャリ

「初めまして看護師の峯岸です
小嶋教授のお嬢さんなんですよね」

「はい、父を知ってるんですか?」

「小さい頃入院してた時に可愛がってくださって・・・
それがあったから看護師を目指したって言う
まあ、よくある話です(笑)
あ、これから仲良くしてくださいね」

「こちらこそよろしくお願いします(бвб)」

「今、一人鍋してるんですけど一緒にどうですか?」

「え、良いんですか?」

傷心の陽菜、今そばに誰かがいてくれて
温かいお鍋と言うのはありがたいかも

「どうぞ、入って」

「御惣菜買ってきてるんで持ってきます」

「アルコール飲めますか?」

「少しなら」

「用意して待ってますね」

自分の部屋に戻り携帯と返りに買ってきた惣菜を持ち戸締りをして隣へ

「お邪魔しまーす」

峯岸さんは年下なのに話しやすく面白くてついつい飲みすぎちゃって・・・

全部話し終えた時陽菜の心はスッキリしていて

帰るころには陽菜、みーちゃんて呼び合うようにもなっていた

イシャラブ プロローグ

子供のころ誰もがやったお医者さんごっこ

5歳だった陽菜は何もわからず優ちゃんのマネをしていた

「はい、上を脱いでください胸をポンポンします」

「します(бвб)」

「ではお尻を見るので脱いでください」

「風邪なのにお尻見るの?」

「そうだよ」

なんの疑いもなくショーツを脱いでベットの上に座る

「足を広げてください」

「こう?でもお尻じゃないよ」

「いいの・・・・・」


「次優ちゃんの番ね、パンツ脱いでくださーい(бвб)」

何故か恥ずかしそうに脱ぐ優ちゃん


カチャッ

「陽菜、優子ちゃんおやつ・・・・・・あなた達何してるの(汗)」


その日から優ちゃんは遊びに来なくなった
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