ガラガラガラ・・・・
「ふう・・・間に合った(бвб) 」
みんな一斉にこっちを見てるんだけど・・・
憐れんだ目で見てない?
ん?なんかあったの?・・・・あっ、そうだった(汗)
「昼寝してただけだから」
「胸は揉んだけどな(´-∀-)」
後ろからやって来て余計なことを言うチビ
「ちょっ、勝手に触ってたんでしょ
陽菜寝てたんのに・・・犯罪!強制わいせつ!」
「でも、気持ちよさそうな顔してたぜ(-∀-`) 」
「し、してないし(汗)」
「あのう・・・・」
「なに?(怒)あ、先生・・・」
「入ってもいいかな?」
「すいません」
なんで陽菜が謝らなきゃいけないわけ(怒)
腑に落ちないけど急いで席に着くと
「よいしょよいしょ、ほい教科書(´-∀-)」
「もう・・・・(怒)」
はぁ・・・これからどうなっていくんだろう・・・
放課後
「みーちゃん帰ろ(бвб) 」
「・・・・・・・・」
「みーちゃん!?」
「みーちゃんて人、小嶋さんが呼んでますよー」
「はぁ?頭おかしくなったの?みーちゃんはあんたでしょ」
「うわー嘘言っちゃいけないんだー(ΘωΘ) 」
「・・・・・・(怒)」
「うそ、嘘だよごめん、冗談(汗)」
「もう、数少ない友達無くしたかとおもったじゃん(怒)」
「だってー・・・怖いじゃん」
「なになに、おめえがみーちゃんか・・・
ガチャピンに似てんな、よし!お前今日からガチャピンだ」
「はい?」
「陽菜の世話係にしてやる」
「何言ってくれちゃってんの?
この転校生変じゃない?」
「うーん・・なんかねぇ、でももう慣れちゃった(бвб) 」
「はやっ(汗)」
「だっていちいち抵抗してたら疲れるんだもん」
「さすがラッパッパ部長のおんなぜ!(´-∀-)」
「はぁ・・・別にどうでもいいけど・・・じゃーねバイバイ
みーちゃん、ワッフル食べて帰ろ(бвб) 」
「オッケーいつものとこね」
「・・・・・何でついてくるの?」
「え?私らもこっちなんだよな、サド」
「はい」
「・・・・ちょっと入ってこないでよ」
「私らもワッフル食べるんだよなサド」
「はい」
『いらっしゃいませ何名様ですか?』
「ふた・・・「4名だぜ!」
「はぁ?」
「大勢で食った方がうまいだろ!なあサド」
「はい」
「はぁ・・・みーちゃんごめんね」
「う、うん・・・」
それから
「うっめぇーなんだこれ何でこんなにうめえんだ?
おいサド、これ家でも作れるか?」
「材料さえ教えて貰えればたぶん・・・」
「陽菜は作れねえだろうな(笑)」
「はぁ?陽菜だって作れるし(怒)」
「いや、サドには敵わねえだろう」
「陽菜の方がうまいに決まってるし」
「口だけなら何とでも言えるからな」
「じゃー来週の月曜日に学校持って行くから
食べ比べればいいじゃん」
「冷めたら味が落ちるけどいいのか?」
そうだ、向こうはあったかいうちに食べるんだった・・・
「じゃー日曜日家で作るから食べにくれば」
「はる・・・な(汗)」
「あっ・・・・・」
しまった、家に呼んじゃったじゃん・・・
「よし!日曜陽菜の家な」
嬉しそうに鼻歌歌いながらワッフルを食べる
ヤンキーてどうなの?
どうしよう・・・陽菜のバカ!
「んん・・・あっ・・・んっ・・・」
いい気持で寝てたら体も気持ちよくなってきた・・・・ん?
バッと目を開けるとニヤニヤしたチビが陽菜のおっぱい揉んでるんだけど・・
手を振りほどき
「変態!(怒)」
振りかぶって叩こうとしたら腕を掴まれ
「おっと、私は殴るのは好きでも殴られるのは嫌いでね」
「くっ・・・」
横を向くとノッポの方は黙々とお弁当を食べてる
「・・・・あぁぁ!陽菜のお弁当何で蓋空いてるの(怒)」
「モグモグ・・・」
「たこさんウインナー食べたでしょう(怒)」
「ん?入ってなかったんじゃねえか?」
「むぅ・・・毎日入れてるもん
それに卵焼きも一つ無い(怒)」
「なんでわかるんだよ」
「陽菜が作ってるんだから分かるし」
「おめえが作ってんのか?」
「悪い?陽菜だってお弁当ぐらい作れるもん」
他に作ってくれる人がいないだけだけど・・・
「まじか!卵焼き美味かったぞ明日も作って来てくれよ」
「やだ、優子のお母さんに作って貰いなよ」
「お前!優子さんは・・・」
「サド、いいって」
「でも・・・」
「何よ(怒)」
「私には親はいねえ、この弁当もサドが作ってきてくれてるんだ」
「・・・・・・(бвб) 」
「こいつの料理うめえぞ、食ってみろ」
自分の箸で卵を突き刺し陽菜の口の前に突き出した
「ほら、あーん」
「い、いらないし」
「そう言うなって卵食っちまったからお返しだ」
「うっ・・・どっちが美味しいか比べるためだからね」
そう言ってからパクッて食べる
「・・・・・美味しい」
「だろ(´-∀-)味付けは違うがどっちもうめえ
私は陽菜の味付けの方が好きだけどな」
「すいません・・・・」
「あやまんなよ、さっきまではサドのが一番好きだったんだぜ
でも陽菜の味はなんか懐かしいって言うか・・・
昔食べたような味がした」
二人が話してるのをボーと見てて
何の気なしに携帯を見ると
「あぁぁぁ!!」
「うわっ、どうした?」
「もうこんな時間じゃん、もっと早く起こしてよね(怒)」
「おめえがなかなか起きなかったんだろ」
「起きるまで起こすのが親切ってもんでしょ」
「アハハハ確かにそうだ(笑)」
ケラケラ笑うチビを複雑な顔で見てるノッポ
こんな事していられない・・・
急いでお弁当をかき込み部屋を飛び出した
「コンコン・・・・コンコン」
「うっせーな、だれだ(怒)」
「サドです、お弁当持ってきました」
「おう、もう昼か、入れ」
「隣の教室から机持ってきました」
「気が利くな、でもちょっとたけえな
あーソファーが低いのか・・・」
「テーブル持ってきましょうか」
「あんのか?」
「校長室にあります」
「あぁぁ、そこのソファーか」
「はい・・・・それにしても熟睡してますね」
「そうなんだよ、見てろ」
「んん〜・・・・」
「な!胸もんでも起きないんだぜ(´-∀-)」
「はぁ・・・・」
「こいつの弁当も持ってきたか?」
「はい、取ってきました」
「今日はその机でいいや、明日までに用意しとけ」
「はい」
「一人じゃてえへんだろ、早く舎弟作れよ」
「あの二人に運ばせます」
「なんだもう従わせてるのか?」
「はい」
「やっぱおめえはすげえな」
「ありがとうございます」
「おい・・・・おい陽菜起きろ」
「ん〜・・・煩い」
「弁当食っちまうぞ」
「ん〜やだぁー・・・・ムニャムニャ」
「こいつ寝ながらしゃべってやがる、器用なやつだな(笑)」
「優子さん、本当にそいつの事・・・・」
「ああ、マジでほれたぜ、サドも早く守りたい奴作れよな
マジになるのもいいぜ」
「自分は・・・・優子さんを守る事が自分のマジですから」
「自分の事は自分で守れるっていつも言ってるだろ
それに今は好きなやつを見つけろって言ってんだよ」
「・・・・・・・」
「まあいい、腹減った」
「どうぞ」
「おう、今日もうまそうだなどれどれ・・・
うん、うめえ♪お前の料理はぴかいちだな(´-∀-)」
「ありがとうございます」
「陽菜の弁当ちいせえな・・・何が入ってんだ?」
勝手に開けだす優子さん
「いいんですか?」
「もう、私の女なんだからいいんだよ」
「はい・・・」
「おっ、旨そうじゃんやっぱ親が作ってんのかな」
「・・・・・」
「羨ましいわけじゃねえぞ、私はサドの弁当で十分だ」
「優子さん・・・・」
「何食おうかな・・・おっこれ可愛いな
高校生の弁当でもこんなの入ってるのか?」
「小学生ぐらいまでかと・・・」
「体は立派なのによ頭は小学生かアハハハハ(´-∀-)」
彼女のおかずをつまみながら
胸を揉んでる優子さんて・・・・
見なかった事にしよう
「ちっ、まあいいほら行くぞ」
「ちょっ、やだ!誰か助けてよ!・・・・先生!」
聞こえないふりして授業を始めようとしてるし・・・最悪
「おい・・・おい!先コウ!!」
「はい!(汗)」
「旧校舎ってどこにあるんだ」
そうか転校してきたばかりだから知らないんだ
「えーと、玄関を出て右に行くと・・・・・・」
そんな詳しく説明しなくていいってえの(怒)
「よし!なんとなくわかった」
そう言うと陽菜の手首をつかみ引っ張って行く
なに?陽菜より小さいのに凄い力なんだけど(汗)
あ、だから喧嘩強いのか(бвб) ・・・・じゃなくて(汗)
陽菜ピンチなんですけど(汗)
まさか学校でやられちゃうわけ?
それも女に?
それにこれからやられるってみんな知ってるわけで・・・・
明日から学校来れないじゃん(汗)
どうしたらいいの・・・そうだ!
「け、警察!誰か警察呼んでー」
「てめえらそんな事してみろ、誰がチクったのか絶対突き止めて
ボコボコにしてやるからな(怒)」
「・・・・・・・・」
もうだめだ・・・陽菜の平和だった高校ライフさんさようなら・・・
とりあえず大人しくついて行って隙があれば逃げればいいか
て思ってたのに腕を掴んだまま離してくれなくて・・・・
旧校舎の三階まで登ってきた
一部屋ずつ覗いては
「だめだなー・・・・ここもダメだ」
教室って作り全部同じだよ、て言いそうになった
一番奥に音楽室の札が
「おっいいねぇ、ラッパッパと同じじゃんここに決めた(-∀-`) 」
「ラッパ?」
「ちげえよ、ラッパッパ!だ
マジ女にいたころの軍団の名前だ」
「軍団?」
「今はもうねえけどな
私とサドが転向しちまって統制が取れなくなって
解散したみてえだ」
どんな軍団だったんだろう・・・・・ブルッ・・・考えるのやめよ
「お!こっちこっちナイスタイミングだぜ(-∀-`) 」
「優子さん!布団も持ってきました」
「さすがサド、気が利くねぇ」
「いえ・・・・音楽室ですか?」
「ああ・・・いいだろ」
「はい」
「新生ラッパッパ作るぞサド」
「優子さん・・・(涙)」
涙目になってるサドって言う人・・・・意味わかんない
中に入って余計なものを端に積み上げ
ソファーを窓の前に置きその前に布団を敷いて出て行った
「ほら、そこに寝ろ」
「嫌です(бвб)」
寝たら襲われるのわかってて寝るわけないじゃん
「昼寝するんだろ」
「目さめたもん」
「添い寝してやろうか(笑)」
「結構です(бвб) 」
「じゃー私が寝るからそこに座れ」
手を引かれ無理やりソファーの端に座らされた
陽菜ソファーでやられちゃうんだ・・・・
抵抗しても力で勝てるわけないし、心を無にしてやり過ごそう・・・
そう、これは夢・・・・
覚悟を決めて目をつむる
ソファーがきしんで陽菜の膝に物体が・・・・・・ん?もしかして頭?
ゆっくり目を開けるとチビが横になって
いわゆる膝枕をしてる感じ?
「思った通りちょうどいい弾力(-∀-`)
これならぐっすり寝れそうだぜ」
どういう事?
「私もほとんど寝てねえから眠たくてよ
でも教室で寝たらいつ襲われるかわかんねえからな」
「誰も襲ってなんか来ないよ?」
「私こんなだから敵多いんだよな
てっぺん狙ってるやついっぺーいるしよ
今の学校で信じられるのサドとおめえだけだかんな」
「なんで陽菜?」
「おめえ嘘つけねえだろ」
「そうだけど・・・」
「裏表のねえ奴は信頼できるからな」
「ふーん・・・」
「昼になったらサドが弁当持ってくるからそれまで寝ようぜ」
「わかった(бвб)」
根本的には何もわかってないけど
とりあえず今は襲われないって事でいいよね
という事は陽菜も寝ていいんだよね?
あ、もしかしてしようぜって昼寝しようぜって事だったの?
うーん・・・眠くなってきたからどうでもいいやおやすみぃ〜
ノッポンの方はちっちゃい方に怒られて
渋々教室を出て行った
HRが終わり一時間目の授業の先生が入ってくる
寝損ねた陽菜は仕方なく教科書を出していつでも寝れる体勢に
なりたいんだけど・・・・
「ねえ、何してんの?」
「え?ほら教科書まだねえから見せてもらおうと思ってよ(´-∀-)」
・・・・普通机ごと引っ付けるでしょ?
なのにこのチビ、椅子だけ寄せてきて凄い密着してくるんですけど・・・
「教科書貸してあげるから」
「おめえが困るだろ」
「陽菜は寝るから無くても困らないの!」」
そう言ってる間も太ももを撫でられてるのは気のせいじゃないよね?
最悪・・・・・寝れないじゃん(怒)
「先生!頭痛いんで保健室行ってきてもいいですか」
「私も!(´-∀-)」
「はぁ?どこが悪いわけ?」
「ほらここ」
手の甲を見せられ指をさされたところを見る
「擦り傷あるだろ、いやー昨日殴るとき大振りしたら
カラぶっちゃってよー壁叩いちまったぜ(´-∀-)」
殴る?・・・・マジなヤンキーさんなの?
「先に行けば」
「なんだよ、遠慮すんなよ私達の仲じゃねえか」
「はぃ?どんな仲なのかわかんないんだけど(怒)」
「おめぇ・・・・」
少しうつむき前髪をかき上げながら下から見上げてくる
もしかして・・・・やばい?(汗)
「まじ良いぜ、やべえ、そそられる」
何がやばくて何がそそられるのかちっともわかんないんだけど・・・
「頭おかしいんじゃないの?陽菜女だしあんたも「優子」
・・・・優子も女でしょ」
「男か女なんてかんけえねえ、人が人を好きになってどこがイケねえんだ?」
「いや・・・いけなくはないけど・・・」
「だろ!ほら、保健室行ってしようぜ(-∀-`) 」
「ば、ばっかじゃないのするわけないし(汗)」
「保健室は嫌なのか?じゃー・・・
おい、お前この学校で使ってないとこないのかよ」
先生に向かってお前って・・・怒られるよ
「旧校舎の三階は使われていません」
何答えてくれちゃってんの、仮にも先生でしょ?(怒)
「そこにソファーあるか?」
「ありません(汗)」
「なんだよーねえのか〜・・・
サド!・・・おーいサド!」
ガラッ、ドッドッドッ・・・ガラッ
「どうしました優子さん!?」
「どっかからソファー取って来て
それを旧校舎とか言うとこの三階へ持って来い」
「ソ・ファー・・・ですか?」
「何回も言わせんじゃねえよ(怒)」
「すいません、すぐ持って行きます(汗)
おい、お前とお前、力ありそうだからついて来い」
「俺?」
「そうだ、早くしないと大事なもん潰すぞ」
「調子にのるな、女のお前が俺に、グエッ・・ゲホッゲホッ」
「あーあーサドを怒らせちゃダメじゃん知らねえぞ(笑)」
「今のは油断・・・グフッ・・・・」
「あんまり問題起こすなよまた追い出されんぞ」
「マジ女は優子さんが・・・」
「はぁ?なんか言ったか?」
「いえ・・・すぐ取ってきます、ほら来い」
嘘でしょ・・・彼らって柔道部と空手部じゃなかったっけ?
「と、言う事だから先行ってようぜ、陽菜(´-∀-)」
いつの間にか呼び捨てになってるし・・・
まじ嫌なんだけど・・・・
「先生!なんとかし・・・」
うわっ目そらしたよ・・・
「みーちゃん!」
「ん?みーちゃんて誰だ、まさか男じゃないだろうな」
そう言ってみんなの方を睨む
「挨拶してやるから教えろ」
「男なんていないし(汗)」
おととい別れたもん・・・
「みーちゃん手をあげろー・・・」
そんな怖い顔してたら誰も挙げるわけないじゃん
チラッとみーちゃんを見たら下で手を合わせてごめんて言ってる・・・
陽菜・・・終わった・・・