大きな災害が発生すると、まず、電気・ガス・水道といったライフラインは破壊され、場合によっては自宅も破壊、あるいは、水に流されるなどして寝る場所も奪われます。

さらに、道路網が寸断されて物流が止まり、陸の孤島状態になってこともあります。

このような環境下においては、必然的に野外での生活を強いられます。

また、たとえ避難所に避難できたとしても、体育館などのだだっぴろいところに大勢の人間が押し込められ、プライバシーのない集団生活を強いられます。

どんなにタフな人間でも、いきなりこのような厳しい環境に放り込まれると、ストレスが溜まり体調を崩してしまうことでしょうし、慣れるまで、かなりの時間を必要とします。

こうした事態を避けるためには、日頃から、野外における生活に慣れて置くことが大切です。

昨今は、アウトドアブームで、キャンピングカーなどを使ってキャンプを楽しむ家族も増えてきているようですが、こうした野外における生活経験は、災害時に非常に役に立つといわれています。

ただ、アウトドアの基本は、あくまでも、不便な生活を楽しむことにあります。

このため、電気、ガス、ベッドが備わった場所では、災害生活の本質を学ぶことはできません。

しかし、日頃から、テントでの野外生活に慣れ親しんでいれば、万が一避難所で過ごすことになったとしても、比較的早く順応できることでしょう。

また、薪を使って火をつける、飯盒でご飯を炊く、寝袋で寝る、自分で調理をするなど野外での生活に必要な知識やスキルを身に付けて置けば、災害時に全てのインフラが途絶えた場合でも、これらが大いに役立つことでしょう。

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