不意に見た夢は
そう、暗闇だった
抜け出したくて、がむしゃらで
夢中になりすぎたせいで
余計に沼に嵌まったわ
ねぇ神サマ
これは夢なのでしょう?
早く起こして下さい
あたしは早く朝を迎えたい
窓辺に寄り添う
太陽の目覚めを見届けたくて
涙浮かんだ瞳に映るは
朔の夜更け
誰もいないね
あたしは、何処?
不意に見た夢に
涙、止まらない
僅かに差し込む光にも
ロクに言葉返せなかった
沼から引き出してくれたのに
ねぇ神サマ
まだ夢なのですか?
沼に嵌まったことも
そこから抜け出そうとしていることすらも
窓辺は静かに
小さいココロを見守ってる
誰も何も……。真っ白の部屋
霧の詩謡い<うたうたい>
白の世界ね
もうすぐ、夜明け?
「東の空が白く染まる」ってさ
だから、もうすぐ……
…?あれ、これは誰?
あたしは1人…
独りじゃ…ない?
夜にサヨナラ
窓辺に寄り添う
太陽の目覚めを見届けるから
涙浮かんだ瞳に映るは
ほら、もう光
窓辺に寄り添う
鍵を掛けたままの窓、開けてみる
またそのうち夜は来るわ
それでも、
朝をほんの少しだけ
信じてみたい
いつ、目が覚めたんだっけ ―――?
----------------------------------------
こっそり私信。
歌鳴さんへ。
全く全然違ってたら凄く果てしなく申し訳ないのです、が。
宜しければ受け取ってやって下さい。
元気になって下さった事が嬉しいです。