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さよならロバート

桜が散っていく。桃色が緑になっていく。鮮やかさは変わらないのに、切なくなるのはどうしてだろう。きっと桜が散ること自体が寂しいのではない。桜が散る様子が、自分の中にあるものを彷彿とさせて同調しているような気持ちになってしまうからだ。
こんな風に、完全に散って、花も葉も散ったように思えても、また芽が生えて気づけば蕾が花開いていく。自分でも閉じきっていた気持ちが、ついつい開いて綻んでしまうように。閉じては開いて、閉じては開いて、重ねていく。
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