Collar×Malice「柳愛時」



●柳 愛時/ヤナギ アイジ(cv森田成一さん)
元警視庁捜査一課にいた28歳。探偵事務所を開いており、落ち着いていてクールで大人だが昔はヤンチャしていたらしい。喫煙者であり、屋上でいつも一服している。









〜ネタバレ〜
他キャラ全てをクリアすると解放されるルート。
X-Dayの全貌を知りたいと思う主人公は柳とともに捜査を始めることからスタートする。
主人公はたまに夢を見ていた。それはいつも同じ夢であり、自分の手に鎖が巻かれ、怯えた中年が何者かに殴られ血しぶきをあげる夢。でもそれがなんなのかわからない。そんな夢をたびたび見ていたが、柳に関わるようになってから余計に見る頻度が増えていた。
同じ捜査をする柳だがなぜか人と一線を置いており、主人公とも中々親交を深めなかったがそれでも近づきたい主人公は柳との距離を縮めようとする。
しかしそれで分かった事実は、あの夢は夢なんかではなく主人公が昔意見したことであり、中年を殴っていた人物こそが若かりし頃の柳であった。
小学校に上がったばかりの主人公は親戚の元へと訪れ、新宿の街へときていた。そのときたまたま身代金欲しさの人攫いにあい、人質にされていた。そこに偶然居合わせたのが高校生くらいの柳で、正義感の強かった柳は主人公を助けようと乗り込むがそれが逆に犯人の気を逆なですることになり、犯人が暴れ、幼い主人公と柳に暴行する。意識が朦朧とする中、このままではこの少女も自分も殺されると思った柳はとっさに思った「殺さなければ殺される」。その瞬間柳は武器を手に持ち、犯人を思いのまま攻撃し、意識不明の重体をおわせてしまった。
殺さなかったものの、犯人は植物人間状態になってしまうが、正当防衛を認められ柳は捕まらなかった。しかしその事件をきっかけに人を傷つけてしまったという罪悪感をずっと背負うことになった柳はもう誰も傷つけたく無い、全員を救いたい、そんな気持ちを持ったまま、他人とはなるべく関わらずにいた。そして警察が実施し始めた更生プログラムの一環として、昔罪を犯した若者をあえて固い職業につけさせて更生させるというプログラムに選ばれた柳は、警察という職業につくことを持ちかけられ、そのまま捜査一課へと入ることになる。
しかし結局警察でも全ては救えない。捜査をする中それを実感する柳。上司からは優しすぎるのだと言われるが信念を曲げられない柳は、警察をやめた。
そしてアドニスが「復讐」をしているということにすぐ気づいた柳は彼らの本心を理解し、みんなが幸せな普通の生活が出来る毎日を取り戻すために探偵として捜査を始めていた。
そんな時に集まったメンバーと、主人公と共に捜査を進め、過去のことも全て主人公に打ち明けても主人公は今の柳を信じていると言ってくれ、二人は本当のパートナーとなる。
主人公はパートナー以上に柳を信頼し始めており、それは恋心だと気付き、まっすぐな主人公は柳に気持ちを伝えるがまだ答えはいらないと言った。
そんな中、捜査を進めるうちにアドニスの総裁であるゼロが主人公の同僚の冴木弓弦だということに気づいた主人公たち。主人公はショックを隠しきれないが冴木自身は暴かれたことにも何も動揺もせず、主人公に何を求めているのかを分からなかった。
主人公は落ち込んでいる中、仲間たちの励ましや、笹塚の活躍もあり首輪も無事に外せることもでき、柳も主人公を想っていることを告げてくれ、徐々に気持ちを取り戻して行く。X-Dayがもう数日と迫った頃、主人公は冴木が自分に何を求めているのか考える。
冴木には本当に正義の気持ちがあった。人の痛みを敏感に感じる人であった。だからこそ、人の痛みを全て無くしたかったけど、痛みを与えるものを全てこの世から無くすとなるならば、自分さえも死ぬべきだと思っていた。だから、きっと、主人公に自分を殺して欲しかった。
けれど、それでは意味がないと思う主人公は、冴木を救うことにした。最初に首輪をつけたあの場所できっと冴木は私を待ってる。
現れた冴木はわざと自分を狙って欲しいかのように柳を撃った。しかし主人公は冴木の手を撃ち、銃を落とさせ、戦えないように足を撃った。主人公が冴木に手錠をかける中、冴木は何故殺さなかったのかと訴えるが主人公は、冴木を殺せばまた人の憎しみあいの繰り返しだと言った。
漸く主犯者が捕まったというニュースは日本中を安心させた。まだ解決しなければならない事は多々あるが、主人公や柳、そして仲間たちはやっと本当に微笑みあえた。
事務所では祝杯を上げるために仲間たちや警察関係者たちも集まり盛り上がっていたが、そんな中屋上へとうつる主人公と柳。そして柳は遅くなったけどと、クリスマスプレゼントだと指輪を主人公に渡した。薬指へと嵌めてくれ、喜んで涙を流す主人公にキスをしようとすると影から覗きをしていた榎本たちがなだれ込んできて、怒った柳にお仕置きをされているところで終わる。
エンド後はようやく普通の毎日になり、普通のデートをする二人。柳に手料理を食べさせようと張り切る主人公だが柳に壁に追いやられキスをされてしまうスチルで終わる。

ちなみに犯人の冴木弓弦は御國れいの父、御國幸久の息子である。幸久は愛人を沢山かこっており、その中の一人が冴木の母であったが邪魔にされていた二人はほぼ監禁状態で暮らしており、母は幸久に愛されたくて精神をやられ、さらには病気にかかり、冴木が中学の頃死んだ。死に間際、母親は冴木を幸久と勘違いし「弓弦が邪魔だから会いにきてくれなかったの?それならあの子は捨てるからずっと一緒にいて」と言うのを弓弦本人が目の当たりにしている。しかし弓弦は責めることなく幸久のふりをして母親を看取っている。御國れいとは腹違いの兄弟であるが、れいが十年前に弓弦に接触してから二人でアドニスを作った。

(Collar×Malice)



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