アイリス魔法学園「Aジェイ・ブラックフォード」



●Aジェイ・ブラックフォード(CV金本涼輔さん)

年齢:19歳
身長:178cm
体重:67kg
誕生日:12月13日
星座:射手座
血液型:O

ISWのソサエティ(生徒会)メンバー。穏やかな性格と明るい笑顔で、常に場を和ませてくれるムードメーカー的存在。
ある事情から一年休学処分を受けていた為、みんなより一歳年上である。
他の生徒と同様に首都アウラの名家の子息だが、どことなく庶民的で親しみやすい。
細かいことは苦手だがピアノが得意だったり、意外な一面を持っている。





〜ネタバレ〜
ISWに入って、ソサエティに入ることになり、そこで出会ったメンバーの一人がAジェイだった。Aジェイは最初から主人公に優しく、いつも明るいムードメーカーであり、少し落ち着きがないものの年上なのに可愛い一面があるお兄さんのような存在だった。しかも留年している理由が、虐められている下級生を助けるために我慢ができなくて相手を殴って怪我を合わせてしまったため、留年することになったという、正義感のある人だった。
そんなAジェイと仲良くなるのはあっという間だった。主人公のことを可愛い可愛いと言っていつも優しくしてくれるAジェイに、主人公もあっという間に心を開いた。何よりAジェイの明るさはとっても楽しくて、家族のいない主人公に温かい気持ちを与えてくれていたのも嬉しかった。
夏休みに入るとソサエティのメンバーたちもそれぞれ家に帰ってしまうため主人公は寂しさを感じていたが、なんとAジェイは自分の別宅に来ないかと誘ってくれた。家族水入らずで過ごす時邪魔をするのではないかと不安がる主人公だったが、Aジェイはそんなことないと微笑む。その言葉が嬉しくて主人公はAジェイの別宅に行くことにした。
別宅はやはり立派で豪華なお屋敷があり、そして温かい家族がいた。優しい両親と、綺麗なお姉さんと、可愛らしい弟と。そんな優しい家族に育てられたこそAジェイの今があるのだと幸せな気持ちになったし、家族がいない主人公は久しぶりに温かい家庭に迎えられて本当に幸せを感じた。Aジェイとこの先も、こんな風にいられたらと。
しかしその後、偶然にAジェイが着替えている姿を見てしまい、そして背中になんと闇の紋章の傷があることを知ってしまう。闇の紋章とは禁忌である闇の魔法を使うものの印。そんな紋章があるとすればAジェイは本当は一体何者なのか‥。それを見てしまってからAジェイのことが信用できなくなってしまい、少しの間避けてしまった。けれどAジェイはそんな主人公に「なんで避けているのか教えてほしい」と、何か嫌なことをしたのかと不安そうに悲しそうに尋ねた。いつものあの優しい笑顔は偽物になんて見えないし、今目の前にいるこの悲しそうな顔も、嘘だなんて思えない。それに気づいた主人公はAジェイを信じることにした。何かきっと理由がある、本人が話してくれるまで待とうと。
それからまた仲直りした二人は今度はISWの語り継がれている不思議を探索することにした。Aジェイが前々から気になっていた開かずの扉の謎を解こうと二人で禁じられた扉を開けてしまう。するとそこには禍々しい世界があり、美しくも不気味な少年がいた。その少年の名はレオノーレ。主人公たちが話しかけると子供のように笑ったかと思いきや、急に凄い魔力と力で襲いかかってきた。押さえ付けられ苦しむ主人公を助けようとAジェイは自分の魔法で戦った。優しい普段とは違って頼もしいその姿に、主人公は胸打たれながらも、二人は命からがらそこから脱出出来たが、なんと元の世界はレグルス生誕祭の日になっていた。そう、あの世界にいたあいだ数週間が経っていたのだ。
不思議な経験をしたが、その後理事長に呼ばれ、そこで見たことは忘れなさいと意味深なことを言われてしまった。
そしてまた日がたち、ついに卒業試験の日を迎えることになる。Aジェイとパートナーを組んだ主人公に与えられた試験内容は「希望を生み出すこと」。一時間以内に魔法で希望を生み出す試験内容に、二人はあの扉の向こうを再現することにした。禍々しい世界だったが何故か希望を感じたから。それを再現したものを見た理事長は一人、なぜか切ない気持ちになっていた。
結果、試験はいい結果にはならなかったものの、卒業式にキングとクイーンの発表があったあと、なんと特別賞として主人公とAジェイは理事長から特別な杖を貰えた。きっと良い魔法使いになるようにと微笑む理事長はなんだか優しい目をしていた。
そして卒業パーティーが行われると、Aジェイにダンスに誘われる。逞しい胸に抱かれ顔を見上げると、Aジェイの大人っぽい笑顔にドキドキした。そしてAジェイも同じくドキドキしていると言い、君に本当のことを打ち明けたいと言ってくれた。
パーティーを抜け出し桜の木の下で静かに話し出すAジェイ。彼は背中の刻印の話をし始める。
Aジェイが10歳の時、なんとAジェイの家族はみんなサイラス・グリフィスという闇の魔法使いに殺されていた。Aジェイも殺されそうになったのだが、寸前で父親が魔法を使いAジェイを助けたため命は助かったが、傷跡が背中に残ってしまった。しかも闇の魔法使いに与えられた傷のため闇の刻印が残ってしまったのだ。だからそう、あの夏休みに見た家族は全て幻想だったのだ。父親が最後に残した小さな赤い石があり、そこに家族の思い出が残されていたという。そして主人公が別宅に訪れた時に急に石の魔法が発生し、1日だけの家族団欒を見せてくれたという。
その話を聞いたら主人公が離れていくのではないかと不安で言えなかったAジェイ。しかし主人公は背中の傷をとっくに知っていたと言った。知っていても自分から離れないでいてくれたことを知り、Aジェイはまた涙した。そしてこれからもずっと一緒にいたいと告白をしてくれる。
その後二人はISWのもう一つの不思議の扉の前にいた。この扉は怖い噂ではなく、好き合っている二人が揃うと扉が開くという恋のジンクスのような不思議だった。そしてその中を見た者は何人もいたが、誰一人とその内容を教えてくれないという。二人の気持ちが同じならきっと開くと、二人は手を繋いで呪文を唱えた。すると扉が開き、中にあったのはなんと男の子と女の子の小さな子供が、ママとパパに囲まれて幸せな家族の風景。そのママとパパは少し歳をとった主人公とAジェイだった。四人はとっても幸せそうでとっても眩しかった。
その映像が消え、戻ってきた二人は顔を赤くしながら見つめ合う。二人がいつも願っている本当の家族が、きっと未来にはある。そう感じて愛していると抱きしめあった。
その後、卒業してから一カ月がたった。Aジェイはレグルス生誕祭をやり直そうと、別宅を飾り立てていた。そして将来を決めたという。それはISWの教師になること。そしてそれはなんと主人公も同じ。二人はまたISWを一緒に過ごすことになる。二人はこれからもずっと一緒、だからもうこの石はいらないと赤い石を海に投げ、二人は体を寄せ合った。そして今日は泳ごうと言うAジェイはもう吹っ切れたように幸せを感じていた。

(アイリス魔法学園〜Vinculum Hearts〜)



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