アイリス魔法学園「クライド・キング」



●クライド・キング(cv柿原徹也さん)
年齢:18歳
身長:179cm
体重:66kg
誕生日:7月7日
星座:獅子座
血液型:AB

ISWのソサエティ(生徒会)メンバー。頼れる生徒会長で生徒たちの憧れの的。王子様のような見た目と振る舞いから、親衛隊が結成されており、人数も一番多い。
だが実は戦略家であり、仲間内では俺様な一面も。
頭脳明晰で、身体能力も群を抜いて優れており、本年度のキング(最優秀男子生徒)候補と言われている。
学園生活をみんなに楽しんでもらおうと、イベントを考えるのが好き。
一見完璧なように見えるが……。







〜ネタバレ〜
ISWの試験を受けた日、王子様のような美しい青年に出会った。その青年は主人公に小さな鍵を託し、「絶対にISWに合格するよ」と微笑み去って行った。
それが、ISWソサエティメンバーであり生徒会長であるクライドとの出会いだった。
無事ISWに編入した主人公は、同じクラスXだったクライドが、その見た目と優秀さでとても人気者だということを目の当たりにした。出会った日も王子様のような振る舞いに目を奪われたが、間近で見ればなおのこと。少し遠い存在に見えた。
しかしクライドは何故か主人公をソサエティのメンバーに迎えるという。ソサエティメンバーになるためには先輩から直々に鍵を託されたものだけがなれるものだったのだが、主人公はクライドから渡されていたためそれを持っていた。何故主人公を選んだのかは分からないが、おかげで主人公は優秀なクライドたちの仲間入りが出来たのだった。
それからクライド達とよく一緒にいるようになると、クライドは実はヤンチャで子供っぽい一面があることも分かった。楽しいことが好きで、みんなを楽しませることも好き。ソサエティや学園を盛り上げるために謳歌していた。まだ慣れない主人公の面倒もよく見てくれていたし、とても可愛がってくれていた。なので二人はすぐに仲が良くなり、試験のパートナーを組んだり、街にデートにも行った。主人公の両親が亡くなって一人で苦労したことを聞いた時も、主人公がとても頑張ったいい子だと認めてくれ、そしてこれからは楽しいことも悲しいことも俺と半分こしようと微笑んでくれた。
主人公はその笑顔を見てふと昔の記憶を思い出す。それは8年前両親が亡くなった頃、悲しくて悲しくて毎日どこにいても泣いていた頃のこと。
その日も道端で座り込み泣いていた主人公だったが、ふと隣に誰かが座った気配を感じ顔を上げる。すると隣には美しい少年が座っており「泣き止む魔法、知ってるよ」と言って彼は魔法を使って主人公の目の前に綺麗な花を咲かせてくれた。その美しさに目を奪われ涙が止まった主人公は嬉しくて自分のとっておきの魔法の言葉を彼に教えてあげた。それは「ウィンクルムハーツ」。亡き父が教えてくれたその言葉には魔力は込められていなかったが、誰もを幸せにするという想いを込めて作った言葉だった。
その少年とはそれ以来会うことはなかったが、主人公はその時の花をずっと大切に保管していた。
そして時は流れ、冬休み。実家に誰もいない主人公のためにクライドも実家には帰らずISWに残ってくれていた。主人公はクライドの気持ちが嬉しくて、レグルス誕生祭にプレゼントを用意することにする。それはあの思い出の花。あの時の少年から優しさと生きる糧を貰えた主人公は、今度は今一番大切だと思えるクライドに同じように幸せをあげたいと思ったから。
そしてレグルス誕生祭の夜、クライドは召喚魔獣であるペガサスに跨り主人公を乗せて空のデートに出かける。そして降り積もる雪に魔法をかけキラキラとした光を乗せる。その魔法の言葉を発した時、クライドは最後に言った、「ウィンクルムハーツ」と。その言葉は主人公とあの少年しか知らない。
そう、あの少年はクライドだったのだ。
思い出した主人公がクライドに尋ねると、クライドは「やっと気づいてくれたか」と微笑む。クライドはあの試験の日にもう主人公だと気付いていたため、ずっと気付いて欲しかったが本人が気づくまでは黙っていようと思っていた。そして主人公があの時の花をクライドに渡すと、クライドはとても驚いた。まだ持っていてくれた事の喜びと、幸せな気持ちに。あの時主人公が幸せになったように、またそれが自分に返ってくる幸せの連鎖にとても胸が温かくなった。
そしてまた日がたち、二人は卒業試験を迎える。主人公は正直、寂しさを抱えていた。ずっと一人だったが、ISWに来てからはみんなと一緒で楽しかった。しかし卒業してしまえばみんなバラバラ。もうこんな楽しい毎日はこないのだとわかってる。そして一番寂しいのは、クライドのそばにいられないこと。主人公はクライドのことを特別に想っている事に気づいていた。
しかしそんな想いを振り払い、試験のパートナーとなり卒業試験に臨む二人。試験の内容は「24時間以内でより沢山の人を幸せにすること」だった。漠然とした試験内容に悩む生徒たちだったが、主人公とクライドは気付いた。幸せは大きさなんて関係なく、連鎖する事に。
二人は心を込めて魔法を唱えた。それは自分のためではなく人のために唱える魔法。みんなが幸せになって、幸せを返すステキな幸せの連鎖の魔法。その魔法は生徒たちに届き、みんなが心に持つ幸せの種を成長させるように幸せを分け合っていた。
結果、主人公とクライドは試験で一位を取れた。その後の卒業式でもなんと、二人はキングとクイーンの座を手に入れられたのだった。
そんな名誉をいただいたものの、卒業パーティーで浮かない主人公。それはやはり今後のこと。
するとクライドは話があると主人公をバルコニーに連れ出し真面目な顔で言ったのだ「本当のクイーンになる気はないか?」と。意味がわからない主人公に次に降って来た言葉はなんと「目の前にいる男はこの国の王子だ」だった。
そう、クライドはなんと正体を隠した本物の王子様だったのだ。
この国の王子は継承を継ぐ歳まで危険がおよばないように顔を表沙汰にはせず、ISWで過ごすのがしきたり。いうなれば王子はこの学園生活だけが唯一の自由な時間だったのだ。だからこそクライドは毎日を楽しく過ごそうとしていた。そして卒業して半年後には正式に王子として継承するため、今後は城に戻らなくてはならない。だからこそ主人公に言ったのだ、ずっと俺だけのプリンセスを探していたと。あの時泣いていたあの少女に初恋をし、そして再び出会ってまた恋をしたと。その言葉を聞いて主人公は嬉し涙を流した。
エピローグは、卒業してから城の執事さんにマナーやお勉強を習う主人公。半年クライドに会えず、ついにお披露目の式の日に会える事になると、また少し大人っぽくなった王子様にときめく。それをお見通しなクライドはいつものように主人公の手を取り、プロポーズをしてくれて永遠の愛を誓ってくれた。

(アイリス魔法学園〜Vinculum Hearts〜)



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