薔薇に隠されしヴェリテ「ラファイエット侯爵」



●ラファイエット侯爵(cv鳥海浩輔さん)
フランス貴族であり軍人。真面目で正義感が強く、ルイ王太子にも忠実。フェルゼン伯爵とは仲が良い。









〜ネタバレ〜
(SPエンド)
アントワネットの身代わりになり続ける主人公は、ロゼールの養子になることもあり、フェルゼン扮するルイからアントワネットの侍女になるように言われる。勘違いしているアントワネットは主人公を嫌い近寄らせずにいたが、アントワネットの兄が考案した不仲をとりもつための旅行に行きたくないアントワネットは、主人公に無理矢理薬を使わせ、自分の身代わりとして旅行に行かせた。世継ぎを作るためのきっかけとなるようにと考えられた旅行だったのに、アントワネット本人が来ないことに気づいたルイはショックを受け、主人公に冷たい態度をとった。主人公が無理矢理身代わりにさせられることに気づいていたラファイエットは旅行に同席しており、ルイに責められた主人公を心配して抱きしめ慰めてくれた。
ハッキリとした目的がなく生きているラファイエットは同じような思いを抱えている主人公が気になるのか、はたまた恋心を抱いているのかはわからないが、何かと主人公を助けてくれた。
しかし自らの意思でアメリカに発つことになるラファイエット。数年は帰って来れなくなるが、主人公に手紙交換を約束し、旅立った。
そして四年が経ち、主人公はロゼールの家にエルザと二人暮していた。まだヴェルサイユ宮殿で働いており、ラファイエットとも手紙交換をし続けていた。そんな時、ラファイエットが戻ってくるという知らせを聞く。
アメリカが勝利し、声援を浴びながら凱旋するラファイエットたちを主人公も迎えようと赴くが、あまりの人の多さに中々ラファイエットの目に入らない。しかし探しているのはラファイエットも同じで、自ら馬を降り、主人公を探し出した途端大勢の民衆の前で主人公を抱き上げて再会を喜んでくれた。
手紙だけのやり取りの四年だったが再会を心待ちにしていたのはお互い様のようで、帰ってきてからはラファイエットは常に主人公のそばにいるようになる。お互いをもっと知りたいと思う気持ちは同じで、仕事の後に会うようになり、ついにパリで二人きりでデートをすることになり、別れ際にキスをしてくれた。
中々お互いの気持ちをハッキリとは言わずじまいなものの、ついにラファイエットは宮中で主人公を愛していると伝えてくれる。身分の差や年の差などを気にしていて中々答えられない主人公だったが、ラファイエットの熱い想いに素直な気持ちを伝え、ついに二人は心も結ばれる。
そんな中、徐々にラファイエットの中で民を守りたい気持ちが増えていく。アメリカの文化に触れたせいもあるが、誰かを守る事が自分の使命だと思っているラファイエットは、民を守りたい気持ちと、ルイ陛下の側にいては民を敵に回すことになるという悪循環に悩まされていた。
そして決意したラファイエットは国民軍の司令官として国民の味方をすることになり、ヴェルサイユ宮殿を出ることになる。自分の信念のために無理矢理主人公を共に連れて行こうとするが主人公はアントワネット達を裏切らず、結果ラファイエットだけが去ることになった。
お互いをまだ好きなまま別れた二人だったが運命は簡単に二人を幸せにはしてくれず何度もぶつかったりすれ違ったりするものの、お互いの気持ちは変わらず、また何度も結ばれようとする。
結局国民軍として活動するようになるラファイエットだが、ちやほやされるものの、それは「国王を裏切った側近」としての名前がちやほやされているだけであり「彼自身」が必要とされているわけではなく、宮中にいたときに自分はこのままでは流されるままの存在で、存在意義がないと思っていたのにここにいてもまた同じなのだと悲しんでいた。
しかもルイや主人公への気持ちが断ち切れず、ルイ達をヴェルサイユ宮殿から追い出しパリにうつしたものの、ルイ達が民衆に襲われた際ラファイエットはやはりルイ達の味方をした。
裁判でルイ、アントワネット、エリザベートがバスチーユにうつされることになり、主人公とランバートは追い出されることになり、ランバートは不運にも暴徒に殺された。
主人公とラファイエットとフェルゼンはどうにか逃げ出しロゼールが買っていた賭博場に避難していた。
その後ルイは裁判にかけられ処刑される事になり、ギロチン台にいるルイを、ラファイエット達も最期を看取った。
辛さを抱えながらも、ダントンたちのおかげでオーストリアへ戻れる事になった主人公。ラファイエットもそれについてきてくれる事になるが道中今度はオーストリアに捕まってしまう。主人公だけをどうにか逃すものの、そのままラファイエットの行方は分からなくなった。
クロエの宿に身を隠す主人公だったが自ら行動する事にし、ラファイエットが捕まった村へ赴いてそこで何ヶ月もラファイエットを待つ事にした。そしてその後ロゼールのおかげもあり釈放されたラファイエットの馬車がその村を通り、主人公はラファイエットを見つけ出し二人は抱き合いやっと本当に結ばれたのだった。

(薔薇に隠されしヴェリテ)



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