喧嘩番長乙女「鬼ヶ島鳳凰」



●鬼ヶ島鳳凰(cv前野智昭さん)
獅子吼の三年で伝説のヤンキー番長。ひかると主人公の兄らしく、鬼ヶ島組の仕事もよくしていて、組員たちからはかなり信頼がある。ひかるに嫌われている。







〜ネタバレ〜
(鳳凰は恋愛ルートのみ)
昔からひかるに嫌われていた鳳凰はひかるとほとんど話しをしたことがなく、主人公の事をひかると疑っておらず、急に懐いてきたひかる(主人公)が余計可愛く、世話を焼いてくれる。
そして徐々に信頼関係を築き始めるが、文化祭での恒例行事「天下一獅子吼大会」が行われ、そこでトーナメントで勝ち上がった主人公はついに鳳凰と決勝戦で対戦し、なんと勝利した。すると鳳凰は覚悟を決めたかのように去っていき、これで跡目はお前に任せられるといってきた。
兄である鳳凰が組の跡目を継ぐと思い込んでいた主人公に、鳳凰は真実を話し始める。なんと鳳凰は主人公たちの父親の鬼ヶ島勇とは血が繋がっていなかった。
それは15年前の話にさかのぼる。勇の父親が死に跡目争いが起こった時、勇の兄である鬼ヶ島健司が裏切り勇を殺そうとした。しかしその時勇を庇って死んだのが、勇の兄弟分であった海津信也、彼こそが鳳凰の本当の父親だった。海津信也が死んですぐに妻も後を追うように他界。その時残された三歳の息子の鳳凰を勇は養子に迎えたのだった。
不器用だった勇は三歳の鳳凰に親子の契りだと盃を交わしたという。その時にもらった盃が鳳凰の宝物だと、鳳凰はずっと大切にしていた。
三歳の子に無茶な話だとは思ったが鳳凰自身は自分を本当の息子のように育ててくれた勇を本当の父親だと尊敬し、一生護ると心に決めたと話してくれた。
しかし、その事もあり鳳凰は昔から血の繋がらない自分は跡目にはならずひかるをならせようと決めていた。なので昔から喧嘩嫌いのひかるを強くしようとおせっかいをしていて、ひかるに嫌われていた。
この度、天下一獅子吼大会で自分に勝ったひかるを跡目にと発表してしまうのだが、勝ったのは本来ひかるではなく主人公。なのでどんどん話しはこじれ、ひかる本人が獅子吼に通い出したり、なんども二人は入れ替わって生活する。
ひかるが無事に後を継げば、鳳凰はこの地を去ろうとしていた。組員の中で信頼されている鳳凰は、組員たちから是非跡目にと言われているのを知っており、今まで何もして来なかったひかるが急に継ぐとなると火種になってしまう自分はいない方がいいからだと思ったからだ。しかしひかる本人はむしろ鳳凰に継いで欲しいし、主人公は主人公でいつも寂しそうにしている鳳凰にも本当の家族を作りたく、残って欲しいと願っていた。が、信念が強い頑なな鳳凰は断固として意見を変えない。
そんな中、男装してる主人公は風邪を引き倒れてしまう。部屋に運んだ鳳凰が学ランを脱がせようとして女だとバレてしまった。
ついに本当の事を話す主人公。そこからは、女に守られるなんて男として情けないという漢気が強い鳳凰は、ひかるのぶつかり合いが続く。
そして鳳凰は、主人公が双子の妹だと気付いてからも優しく気をかけてくれていたが、そんな時なんと15年の刑期を終えた健司がムショから出ており、鬼ヶ島組に恨みを持つ健司は恨島組へと入り、鳳凰達を狙ってきていた。
そして何故か主人公のことを知っている健司は主人公を狙っており、このままではいけないと思った鳳凰はついに勇に主人公を会わせた。何故自分だけ捨てられたのかという思いがあった主人公は父親と対面するのを恐れていたが、なんと勇は主人公を見た途端泣き出し再会を喜んでくれた。
15年前の真実、あの時健司は勇の妻と生まれたばかりの主人公を攫ったという。助けたければ命を差し出せと言われ海津信也とともに健司の所へ向かったのだが、結局海津信也は刺し殺され、その後妻と主人公は神隠しにあったように行方不明になっていたため、勇も主人公が生きているのを知らなかったのだ。
勇は大切にしたものは全て消えていく、だから大切なひかるも遠ざけたのだと本音を語り、主人公とひかるを抱きしめてこれからは家族一緒にいようと泣いてくれた。そこで初めて主人公もひかるも父親と和解できたのだった。
それからは主人公も「お嬢」として鬼ヶ島組に向かい入れられ一緒に暮らし始める。
そんな時恨島組が鬼ヶ島組に拳銃を打ち込んできてこのままでは危ないと思った鳳凰は、勇に親子の縁を切ってくれと思い出の盃を壊し、一人で恨島組へと乗り込んだ。そのことに気づいた主人公は後を追う。組員達もまた、鳳凰を慕っているからこそともに後を追うと大惨事になっていく。
恨島組で一人暴れている鳳凰の元についた主人公は、自分は弱くないから頼れと言う。女だから守らなきゃないと思い込んでいた鳳凰はハッとし、それでこそ自分が愛した女だと二人で立ち向かった。
ひかるが機転を利かして警察を呼び、健司達はまたお縄となりそこで鳳凰達の戦いは終わったが、勇と親子の縁を切ってしまった鳳凰は主人公を好きだから筋を通すと勇に「娘さんとお付き合いさせてください」と頼みにいくが一度切った縁を簡単に戻せないから筋を通せと、なんと二人の結婚式を行うことになった。ひかると坂口が組に戻ると白無垢を着ている主人公。ひかるのツッコミと坂口の感涙の声が響く中、二人は結婚式を挙げ、鳳凰は本当の親子となった。
その後はまた鬼ヶ島組で暮らせるようになり、朝が弱い鳳凰を毎日起こす主人公のスチルで終わる。鳳凰が前髪を下ろしている唯一のスチル。

(喧嘩番長乙女)



前のページへ 次のページへ


元カレたちのストーリー (prof) (bkm)

-エムブロ-