2015/11/17 23:42




いじめに纏わる小話集。
近年ニュースに出ることも珍しくなくなったいじめだけど、この本に出てくる話はドロドロしてなくて、なんだか不思議なかんじの話。
いじめをする人、いじめられる人の、周りとの間で生じているズレみたいなのが、どの話でも大きい。
そりゃそうだろ、いじめって周りとのギャップから始まることが多いんだから、って言われてしまえばそうなんだけど。
改めて、いじめる人も、いじめられる人も、なにかを抱えているんだなってことに気づいたかな(´ - ` )

自分がうまく人の営みや社会に溶け込めていないとか、自分は劣っているとか、不安感、焦り、気持ち悪さ、そういうのが大きくなってしまうと、いじめたり、いじめられたり、何か事件が起きてしまうのかな。。。
みんなこういう感情は少なからず持っているものだと思うし、いじめる、いじめられる、っていうのとは本当に紙一重のところで生きているんだろうな。

話題:本の感想





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