サイトのやつの視点変えver
いつ書いたやつだろう、下書き残ってた(笑)
没案シリーズ。
特に意識はしていなかった。
「影、踏んだ」
当たり前だ、自分の死期がわかる人間などいるものか。
「おや?君には私が見えているのかい?」
しかし、男は言うのだ。
私の目を真っ直ぐと見つめて言うのだ。
「ならば一緒に行かないか?」
「大丈夫、痛みはないから」
私の影を踏んだまま、笑いながら男は言ったのだ。冗談には聞こえない。
私の身体はまるで時が止まったように動かない。
「金縛りだね」
"だって私は死んでるから。"
そして、君は私が見える。君は私を感じる事ができるから。だから君は動けない。
そう言い笑いながら男は私に手を差しのべる。
「…来るかい?」
周りを歩く人々は男に気付かないようで、不思議そうに私を見る。
「ねえ」
「危ない!」
「…え?」
急ブレーキの音と、ゆっくり宙に浮く身体。
耳を塞ぎたくなるような悲鳴と飛び交う足音。
揺さぶられる体と呼ばれる名前。
何て言っているのか理解は出来ないけど、きっと私の名だ。
「 」
そこで、私の意識は途絶えた。
最後に見た色は綺麗な血の赤と空の青。
そして私の手を握る男の服の深い黒色。
男が微かに頬を緩めたのを、私は見逃さなかった。
\(^o^)/