パケポケ

◇ フレラ >> (作文！昆布はみんなの栄養素！　昆布はすっごい栄養豊富な海の幸で栄養がすごくあるのでとっても栄養をとることができます！つまり栄養があるとその栄養が体に回って元気いっぱい！栄養の大切さはやっぱり体がわかってるので栄養たっぷりの昆布を食べることで体がおいしい！って踊っちゃうくらいです！(その踊るというアクションにも栄養が消費されます、ご注意ください)。中でも旨み成分とかそういうのも含まれてて栄養満点なだけじゃなくやっぱり美味しい！栄養と美味しさの両立で栄養が採れてしまいますね！そして栄養満点の昆布の栄養の要素は主にミネラルとかフコキサンチンとかの栄養があったりして栄養学的にもとっても栄養豊富で栄養研究会の主要栄養素の調査と栄養抽出に乗り出してるくらいすごい栄養豊富で栄養が栄養しててすっごく栄養！みんなで栄養豊富！栄養満点の昆布を食べて栄養たっぷりで元気にフルスロットルフィーバーなエキセントリック栄養生活を楽しみましょう！)　できた！！！　(　＼　驚 く ほ ど 内 容 ス ッ カ ス カ　／)

◇ アキト >> 「ホッカ・イドー」のご当地キャラクター「こんぶざむらい」をより盛り上げる為の提案を此処に記す。現在、「こんぶざむらいがとろろ昆布のふんだんにまぶされたお握りを美味そうに頬張って食べるT」、今回緊急販売される「ぶっコンブ！とこんぶざむらいが高らかに宣言しているT」、各種こんぶざむらい印の職人の技術の粋を集めた「サングラス」、「タオル」「湯呑み」等が有るが一部からは「こんぶざむらい」だけでは地味だ、年より臭い、という声が上がっている事から対象年齢が村の平均年齢を反映したものになっていると考える。「こんぶざむらい」を観光資源として他所の地域や若者にアピールするには更なる進化が必要であろう。そこで考えたのがテコ入れとして「新キャラ投入」――、どうにも男やもめ感が抜けない髭面ゆるキャラの「こんぶざむらい」に、「みやこちゃん」というお嫁さんキャラクター、飼い犬の「トロロ」（←地鰤ではない）を追加し若者やファミリー層に強力に訴える！「みやこちゃん」、は梅をモチーフにした赤い着物の女の子、「トロロ」はやたらとフカフカしたダブルコートで目元も毛（とろろ）でモッサモサの犬。「みやこちゃん」は女性向けの商品、「トロロ」はキッズ向けの商品展開を想定中。例:「みやこちゃん」=ハンカチ、ポーチ類、化粧品（昆布エキス配合）等、「トロロ」=ぬいぐるみ、卜ミ力、カトラリー等。彼等のキャラクター性でより「こんぶざむらい」シリーズが盛り上がり、果ては「ホッカ・イドー」の発展に寄与する事を望む。尚、俺は「こんぶざむらい教」であると此処に宣言する！！（2ばっか出したけど）

◆ キャナル >> （提出、）　『故郷を出てまだ桜花に行った事もその文化にきちんと触れた事も無い私は、昆布というのも良く知らなかった。ようやく目の前にしたのも最近で、一番近い日だと今年の正月――酒場でお節を頼んだ桜花出身の奴に分けて貰い食べる機会があった。初めて口にしたそれは中々味わい深く、肉厚であったのもあり歯応えも良かった。その者はお節の内容一つ一つに意味があり、昆布は『喜び』であるという。つまり今年喜び多かれという願いを桜花の人間は込めたのだろう。彼らは縁起物を大切にする。出汁という概念も桜花の方が他の国より強いと思う。昆布出汁はそのままスープとしても飲め、料理に使用しても主張しない。控えめで奥ゆかしい桜花に似ている。そして昆布を祭りにする程大切にしているこの村。裏方である昆布を敬い自らの友として昔からずっと密接なのだと今日伝わった。毎日昆布茶を飲んでいる高齢…昆布が健康に良いという体現者。料理研究家のコンブリーナ…彼女もこの村の出身だろうか。きっと昆布の良さを広めようとしているのだろう。その他にも名も知らぬ村人の参加者、そして応援者ら…昆布でいかに盛り上げようかと毎年悩み、それ以上に楽しみにしているのだろう。この世に食材は数あれど、昆布がもっと世界に知られれば、この村にも無い使い方や料理が創作される可能性があると私も信じよう。』

◆ ニキータ >> 拝啓ディアフォレティケス・スプライトさんへ。最近、顔を見ていませんでしたがお元気ですか？相変わらず北の海、ホッカ・イドーであなたは過ごしているのでしょうか。一目見た時から、透き通るようなあなたの緑の輝き、「遊走する緑オバケなんて言われているの、笑っちゃうよね？」と儚げに笑ったように揺れるその髪に俺の心は虜となってしまっていました。水辺で戯れるあなたから醸し出される香りにいつも目眩を覚えるような思いです。シシャモさんなどを始めとする人々との相性もよく、誰とでも隔てなく接するあなたの人柄の良さは他の追随を許さない魅力を感じます。それも年を重ねる毎、日を追う毎、噛めば噛むほどに味が出ると言う言葉がピッタリなほどにあなたがどこまでのポテンシャルを秘めているのか想像するだけでも胸が張り裂けそうな思いです。―――そんなあなたに俺ごときが思いを寄せているなんて、とても烏滸がましい限りだと思い、この気持ちはずっと伝えずにいようと思っていました。でも、今日、勇気を出してあなたに告げます。どうか俺のものになって欲しい。俺の傍にいて欲しい。そして毎朝、美味しいお味噌汁になってくれ！一生幸せにするとここにそう誓います。2/7、ホッカ・イドーにて。ニキータ。敬具。

◆ アズライト >> 世の中に食に耐えうる海藻は山ほどあるが、その数ある海藻の中でも昆布は格別だ。まずそのまま湯に入れれば海の味溢れる出汁となり、味もさながらその実力は365日毎日昆布茶を飲み続けた爺の健康さに見事裏付けられているだろう。また食べやすい大きさに切って干せば子供の手軽な菓子となり、小腹が空いた時などに絶妙の量で腹を満たしてくれる。もちろん近年の健康ブームに乗って海藻サラダなどにも使えるし、乾燥させて刻んだ物を塩で和えればパンに挟んでもスープに浮かべても良い、まさに東洋の神秘の食材とも言える。しかし昆布の最大の魅力はそんなところに留まらない。海藻の中でもとりわけ面積の広い昆布は、……そう、「衣」に使えるのだ。食える、着れる、しかも昆布は元々水棲なのだから水に入っても何とも無い。通常の昆布ですら「食えるパンツ」となって食と衣の両方を満たす美を兼ね備えていると言うのに、もしその材料がディアフォレティケス・スプライトであったならば。一体それで作るパンツはどれほどの美しさを叩き出すのだろうか。昆布プリントパンツなど生温い、せっかくの昆布祭りなのだから昆布で出来た昆布パンツを全員が履いて祭りを迎えるくらいの盛り上がりがあっても良いのではないか。老若男女が全員昆布を身に纏い、昆布の香りに包まれながら昆布の祭りを楽しむ。その時こそ人々は昆布と一体となり、昆布を真に愛する者へと昇華したと言えよう。立ち上がれ村人よ、昆布でパンツを作れ。昆布で水着を作れ。そうして祭りの間中昆布で練り歩くのだ。全てが終わった時、全ての昆布を集めて盛大に食らえ。それでこそこの祭りは更なる高みへと登り、昆布を愛する心が更に育まれるだろう。我らは昆布と共に、昆布は我らの中に。そうやって昆布への愛を最大限に高めた時、ディアフォレティケス・スプライトの味わいはより深くなるだろう。ディアフォレティケス・スプライトよ、昆布よ永遠なれ。食として、衣として。（810文字）

◆ サイラス >> 『昆布との出会いはこの街に来てからだった。最初は磯臭いプラスティックのような黒い板だとしか感じなかった。調理法も良く分からない上に見た目の黒さが食欲を減退させる。しかし、昆布茶を一口味わって、少し意識が変わった。寒い中に味わう温かで塩味と磯風味の飲み物。きっとこれは、俺の母国ならボルシチなどの温かなスープと同じものだろう。シンプルながらも深深と冷えた身体を癒してくれた。そして、この街の特産品である昆布サングラスにこんぶざむらいのグッズ。それを纏えば薫る昆布出汁のアイテムも個性を表すパルファムのようで魅力的なものだと改めて知った。黒いプラスティックのような板は柔さもありながら、身に着けるアイテムとすることでそれはファッション性も兼ね備えた非常食となるとても利便性のあるものだ。昆布自体は軽く重量的には持ち運びに問題はない。そして、塩分とミネラルを多く含んでおり、兵糧としての食材にもなる。俺のような傭兵稼業、もしくは冒険稼業などのような食べ物を得ることが困難な状況下に置かれることが多い者にはありがたい非常食となる。俺は昆布の魅力をもっと探求すべきと考える。まだまだ拙い昆布への知識を深めることでより戦場で役立てるアイテムとして塩分不足で亡くなる戦友を減らしたい。』

◇ スヴェート >> ―おや、お待たせして申し訳ございません。　『昆布―昆布は極東の小国、及び華中国において食材としての活用が主でありますが、近年では新たな用途―つまり、バイオ燃料の原材料としての活用が大いに注目を浴びています。
なぜ陸上の作物ではなく昆布が適していると見込まれているか、それは土地が痩せる心配なく、海中に存在する栄養素と水分を吸収して生育することに加え、陸上の植物がその組織内に保有するリグニン―糖の強固な結合による組織が海中にて柔軟に漂う昆布には含まれないため、微生物による分解が極めて効率的に進行するからに他なりません。
また土地を専有する必要なく、広大な海洋に自生する昆布を採取するだけでも膨大な量の昆布や海草が既に採取されているため、これまで薪や石炭に頼って来た燃料の供給源として新たな革命を起こすことが大いに期待されています。特に、薪や石炭の供給が不安定・不十分な第三国において、自給可能な燃料の存在がいかに国家の安定に欠かせないかは、言うまでもないことでしょう。
加えて昆布からはバイオ燃料―いわゆるエタノールの他に化学物質も取り出せることが分かっていますから、燃料問題だけではなく化学製品の直接製造にも大いに期待が集まります。
昆布による世界のエネルギー問題の解決に向けて多くの錬金術師が課題の解決に取り組んでいますから、いずれ海洋から供給される無尽蔵のエネルギー源として利用される日も来ることでしょう。』