パワードラムだ!きたな、きたぞ、きた!久しぶりにパワードラムを聞く。大学の軽音楽部を思い出す。私の通う大学には、繊細な技術を持ったドラマーよりも、パワー重視で押していくドラマーの方が多い。単純明快であり、明るい色が持ち味だ。

 だが、聞いていたらそれだけではない。繊細さも持ち合わせている。切れ味のいい太陽の様だ。夏の日差しと言えば伝わるだろうか。だが、その日差しを浴びても爽快すぎてジメっとした気持ち悪さを感じないのだ。安心する。しっかりしたテンポ。その細い体のどこからその安定感とパワーがでるのかと、まっすぐ見てしまった。