神様のお嫁様

生きている間は千里眼を利用され、しまいには生贄として海に沈んだレチーナ。死してなお名前を利用され続ける彼女。
しかしレチーナ自身は不幸には感じていなかったようだ。

レチーナにとって恋をした相手と添い遂げることが生涯で一番大事な事だった。
死に間際にレチーナは夢を叶えた。
他の事などささいなことだったのだ。