こんばんは。
隠密です。
大学受験を諦め、ラッパーに転向した
BEN-ZO氏、彼の持つカリスマ性に惹かれ、彼女(だと思い込んでいる)のME-YOや、相棒(だと思い込んでいる)のKOROS-KILLがどんどんKEY-TELL-LET'S氏の元を離れていった……
すべてKEY-TELL-LET'Sが悪いと言っても過言ではないのだが、何を思ったか彼はBEN-ZO氏へ復讐を目論む……しかしそれは
研究の失敗と共に諦めたかと思われた。
そこで近況を探るため、この隠密が彼に
インタビューを試みる…
結果……多少精神は病んでいるものの、離れていった者達への執着心とBEN-ZO氏への復讐心は潰えてはいなかった…そう、なんと…
むしろ倍増していたのである。
―インタビューから一ヶ月後…
キテ「どぅふふふーッ!ヒャッハーッ!ぎしし……グヒヒ…」
怪しい笑い声、彼の視線の先には家に代々伝わる奇天烈斎さまの研究本……と、思わせて内側に仕込まれた単なるエロ本……
そこでニヤつく彼に電撃が走る!
キテ「こ、これはぁぁぁあ!KOROS-KILLを上回るロボが出来るぞぉおおおお!!シュッシュッ!」
ライトから垂れる紐相手にシャドーボクシングをするが、虚しくパンチは風を切るだけだった。
キテ「うん…切ってしまおう…」
―幸先の悪い出来事から数日、一通の手紙が隠密家に届いていた。
「ボク キトク スグコイ キテ」
危篤だという明らかな嘘と、なぜかカタコトの手紙に怒りを覚え、拳を震わせ彼の家に向かった……
…………
キテ「よく来たね!早速最強のロボ!"コロスキ"を披露するよ!」
隠密「ちょッ待てよォ〜!」
キテ「え……………」
隠密「あ……………」
(し、しまった!キムタクの真似なんかするんじゃなかった!)
キテ「で、しっかり記録は残してくれるんだよね?ん?ん?」
隠密「……はい…」
こうして完全にきゃつにペースを掴まれた私は、半ば強制的に彼の新兵器完成会に付き合わされた。
キテ「さぁもうじき完成だよ?」
※PASSWORDはAHOです。
e-tomo.tv
隠密「す、凄まじい…」
(オイオイ…今までとはスケールが違うじゃねぇか!ほんとにBEN-ZOを殺っちまうんじゃねぇのか…こいつは…恐怖の具現化だ…)
………………?!
隠密(う、動かないな……)
「あ、あの〜キテさん?」
キテ「シャラァーップ!!」
隠密「えっ………?」
(出た出た逆ギレだよ…)
キテ「あ……………」
隠密「え……………」
キテ「ここここここれはこうやって機動するロボットなんだああああああああああああああ!!」
隠密「ちょwwwwww」
(コイツやりやがったアッー!)
隠密「ちょちょちょwwwwこのエロ坊主!これダッチワイフ参考にして作ったろwwもはやロボじゃなくて人じゃねーかw落ち込んでんじゃねーよw上を向けw」
こういうタイプは本当にキレたら何をするかわからないので、逃げる様にして現場を後にした…
ふと振り替えると……
e-tomo.tv
彼は、気持ちの悪いロボットダンスをしながら去ろうとしたので少しだけからかってやった。
隠密「BEN-ZOは左の方ですよ〜」
するとロボのふりをしたただのアホな人は、時速二キロのペースで左方向へ向かっていき、だんだんと見えなくなっていった…
こうして私は、人が精神崩壊する瞬間を見た。立ち直れるのか?
彼の復讐劇はまだまだ始まったばかりである、次はどんな新兵器を見せてくれるのだろうか……
ではまた!