おかざきマタニティクリニック

2020/01/09 18:34
新年のご挨拶〜 10年目を迎えることができました

遅ればせながら、新年のご挨拶を申し上げます。

令和元年がわずかに8ヶ月で終わってしまい、あっという間に令和2年となりました。令和になって、初めての新年を迎えた訳ですが、当院は診療を始めてちょうど10年目になりました。これもひとえに、皆様のおかげです。御世話になりました関係者の方々、患者様には改めて感謝申し上げます。

昨年はリピーターの方で当院3人目、4人目となられる方が多くみられ、大変ありがたく感じると共に、健やかに育っている上のお子さん達ご家族の様子に、スタッフ一同癒やされました。また初めてお産される方にも、安心してリーズナブルにお産をして頂いた一年でした。当院に出産された妊婦さん、働く助産師さんが驚かれるのが、「おかざきマタニティクリニックでのお産は、みんなつるっと産まれて、元気に退院する」ことだそうです。分娩スタイル、環境、働く人の和、など、全てが調和した結果だと思っています。スタッフ同士の諍いもなく、助産師さんを中心に「いいよ、いいよ」の気持ちで、産みたいときに、好きに産む、そんな自由が当院にはあります。分娩の適性を見極め、医療介入すべきは最小限に行い、あとは自然のリズムを大事にする分娩への基本姿勢は多少の修正をしながらも、変わらず続いています。

平成が終わるにあたり、少子化による地方の衰退が誰の目にも明らかになってきて、ますます日本の環境は厳しさを増しています。 当院は開院以来一貫して、環境因子がひとのいのちと健康を脅かしていることから目を背けず、医療安全の前提として、患者さんの心身、環境整備が必要と考え、出来るだけのことをして参りました。

空気、水の清浄化に努め、食事も安全な食材を如何に提供するかに腐心し、純水や無農薬野菜を用いた安全性において、今やクリニックの食事、飲料水は最高レベルに達した感があります。

また、大気中の不純物除去のため、昨年よりクリーンルームの設置、電磁波・放射能・揮発性有毒物質(VOC)の定期的測定を行っており、全てクリアーであることを確認しており、院内の環境整備にも余念がありません。この点、古い建物を大事に使っていくメリット、つまり新築建造物から発するVOC(ホルムアルデヒドやトルエン等の揮発性ガス)による影響を限界まで下げることが出来ていると感じます。
私の知る限り、このように院内の住環境・食環境に総合的に医療機関が取り組むのは余り例を見ないと思っています。関連する健康に影響する学問を動員して診療に生かしています。

医療に関しても、如何に安全に提供できるか、常に変化する状況に最善を尽くしています。医療の緩と急を見極め、急とみれば全職員対応とし、院内対応が不可であれば院外に速やかに紹介搬送し、緩とみれば心穏やかに、患者様とご家族が心ゆくまでリーズナブルに楽しめるよう、職員みなで心を砕いております。院外では昨今の産科医不足によって、近辺に24時間対応可能な施設が減少しております。紹介を受けて頂く高次病院の先生方には、ここに厚く御礼申し上げます。

昨年は医療事故の起こらない診療内容になるよう更に吟味工夫を行い、電気鍼治療を取り入れたりしました。スタッフの勉強会、研修会への参加もみな熱心で有り、非常に頼もしく感じています。統合治療への取り組みには特に力を入れており、複数の神戸初となる新規技術を取り入れ、骨盤臓器脱やアレルギー、様々な不定愁訴など、今までより幅広く患者さんの訴えに対応できるようになり、一次施設としての利便性、専門性を高めて参りました。

院外においては臍帯血バンクへの参加により、白血病等に苦しむ方への一助となるよう、提供希望者の血液はほぼ全例採取し、バンクへの提供を行っておりますが、採取成功率は神戸有数の成績だそうです。

マタニティ座禅やヨガは心身調和に大変有効で、妊娠中1回は体験してみることをお勧めします。日本で(世界で?)妊婦さんが座禅をやっているのは、当院以外で1カ所のみです。

無農薬野菜作りは作付面積と人員配置の難しさで、年間を通しての安定供給には至りませんが、息長く続けていきたいと思っています。大地に触れることは、心身の健康に有効です。

これらの取り組みを多角的に行うことで西洋医学の限界を補完し、私たちにできることを医療から見放されたひとにまであまねくリーズナブルに提供することが、私たちのミッションだと思っています。ひとを生かすお産によって、きっと社会も変わることでしょう。一つのいのちが、たとえどんな形でこの世に現れようとも、大事に育って欲しい、途中で果てることがあろうとも、きっと誰かに引き継がれて、連綿といのちが続いていくことを信じています。そういう訳で出生前診断については、〜症候群と病名を告げることには反対です。治療法がないままに告知することは、現実には胎児の死を選ぶ人が大多数になるからです。どんないのちも疎外されずに生きていける社会が理想ですが、今の日本人の精神性で可能でしょうか?
挨拶と申しながら長々と駄文を書き連ね、新年早々恐縮の至りです。

今年は日本人の出生数と人口が更に減少へ向かうと予想されますが、自然と共に和を持って安寧に暮らせるよう、スタッフ一同努力を惜しまず、温かく、懐にも優しい医療を更に追求して参ります。


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