こんばんわこんばんわ。
唐突にｼﾞｮｼﾞｮの奇妙な冒険のｷｬﾗｸﾀｰ･DIO様をdisりたくなった(・ω・｀)←ぇ

※炉刃はｼﾞｮｼﾞｮが大好きです。

でも溢れ出るこの……disりたいという衝動。
所詮私の戯言です。ていうか6部読んでからdisれよって感じではあるが、とにかく3部までを読んだ私の、DIOに対する感想文。決してｱﾝﾁではない。
disり文が苦手な方は回避推奨なのですッ。

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巷ではｼﾞｮｼﾞｮ３部は人気作だと言う。
実際、３部の知名度はとても高いと思う。ｹﾞｰﾑ化やOVA化もされてるし。
JOJOを知らなかった頃の私ですら、３部と、あと４部のことくらいは人づてに聞いて知っていたし。
だから、すっごく期待しながら読んだの、３部。
とっても期待したとも。
３部には……………ﾃﾞｨｵも出るし。しかも再びﾗｽﾎﾞｽとして。
JOJOﾌｧﾝの多くがそうであるように、私は何だかんだ言ってﾃﾞｨｵというｷｬﾗｸﾀｰが好きなんだ。
ﾃﾞｨｵのフィギュアが沢山出ているのも、３部で返り咲けたのも、ﾃﾞｨｵが魅力的なｷｬﾗであるからこそ、だろうし。
３部のﾃﾞｨｵも私はきっと好きになれるはず。そう思ってた。３部を読み終わるまではそう思ってた。

でもさ、

恐らく私は、JOJOの読者達の中でもかなり珍しい『３部のﾃﾞｨｵが嫌いな読者』になってしまったんだと思う。
３部のﾃﾞｨｵは名前をDIOに変えて登場してくる訳だけど、
そのDIOの代名詞が、『悪の帝王』、『悪のカリスマ』、『悪の救世主』。
曰く、『最強のスタンド使い』。
１部のﾃﾞｨｵだった頃よりはいくらか冷静になり、そして計画的になっていた。
……………でも私、そんなﾃﾞｨｵは嫌い。
DIOを否定する訳ではないのだけれど。
でもやっぱり、DIOが嫌い。DIOに違和感を感じる。
うん、そう、見ていてずっとずっと妙な違和感を感じていた。

だって、ﾃﾞｨｵってそんな立派な奴だったっけ？
ﾃﾞｨｵってそんな凄い奴だったっけ？
そのカリスマ性は認めるよ。強靭な精神も認めるよ。
だってスタンドって、精神を具現化したものなんでしょ？精神が強ければ強いほど、スタンドも強くなるんでしょ？
………いや、その時点で既に違和感を感じる。
ねぇ、それってほんと？
ﾃﾞｨｵの精神が強いって、ほんとに？
………ﾃﾞｨｵの精神は『強い』というより、『膨大』というか『恐ろしい』っていう感じが、私にはした。
私が見るﾃﾞｨｵは、むしろ精神の『弱い』奴。
あくまでも私の主観による感想だけど、

ﾃﾞｨｵは弱くて惨めで陰険な奴だよ。本当に嫌な奴。
だって、ﾃﾞｨｵは『罪の意識』があるのに悪いことが出来ちゃうんだから。
どこまでも自己中心的。
『罪の意識』がないｻｲｺﾊﾟｽ的な精神異常者ならまだマシだ。
でもﾃﾞｨｵには、自分が『悪だ』という自覚がある。
しかもその『悪』っていうのは『世間一般に認められていないもの＝悪』っていう解釈でなく、『人間が生理的･本能的に嫌悪するもの＝悪』っていう解釈の、『悪』。
そんな奴は、本当の本当に最低最悪だよ。
ﾃﾞｨｵはｸｽﾞ野郎。最初っからｸｽﾞ野郎。
生れつきそうだったのかどうかは分からない、けどとにかく、ﾃﾞｨｵはその辺にいる小悪党とそんなに変わらない奴だと思う。
なのに、妙なカリスマ性なんか持っちゃうから･･･。

３部のDIOは御立派すぎて。
３部のDIOは眩しすぎて。
３部のDIOは褒められすぎてて。だから、見てて吐き気がした。
１部の頃の矮小なﾃﾞｨｵはどこに行ったの？
吐き気がする程ちっぽけでサイテーのｸｽﾞ野郎だったﾃﾞｨｵが、３部では全く別の意味で私に吐き気を与えている。
ﾃﾞｨｵはもっとショボくていいよ。
ﾃﾞｨｵはもっと弱くていいよ。
ﾃﾞｨｵはもっと、もっと、人間らしくていいよ。
私の目から見たらね、ｼﾞｮﾅｻﾝのほうが、よっぽど人間らしくない。人間を超えた人になってる。
ﾃﾞｨｵは自分で「人間をやめる」と言ったくせに、何処までも人間らしかった。
欲望に忠実で、ガキっぽくて、頭がいいのに馬鹿だったよ。
そういうﾃﾞｨｵが、私は好きだったなぁ………。

じゃあなんで３部のDIOはあんな風だったのかな……？
どうして変わっちゃったのかな。
100年も海の底にいて、考え方が変わったんだろうか。
それとも、
実はあんまり中身は変わってなかったのかなあ。
代名詞や他者による評価とかが、独り歩きしちゃっただけで、実際はﾃﾞｨｵとDIOにあまり差異はないのかなあ………。

グダグダと無意味な文章を並べ立てたけれど、結局私はDIOだろーがﾃﾞｨｵだろーが、奴のことが大嫌いなんだと思う。
ﾃﾞｨｵのことが本当に大嫌いなんだと思う。
そしてその嫌いの気持ちに匹敵するくらい、どうしてもﾃﾞｨｵが好き。