でました最新巻!というわけで早速レビュー。
■あらすじ■
りんねの前に突然姿を現した赤髪の男。その正体は悪の死神組織・「だましがみカンパニー」を率いる父・六道鯖人だった!
会社を継がせたい鯖人と会社をぶっつぶしたいりんね。桜と翼、さらに謎のアザラシまで巻き込んで、あの世で宿命の親子バトル勃発…!?
■レビュー■
前巻までの人助け話から一転、りんねの父・鯖人と彼の経営する借金だらけの悪徳会社・だましがみカンパニーとの対決が今巻のメイン。
この名前からなんとなくわかりそうですが、だましがみカンパニーとは、人を騙してまだ生きるはずの人から寿命を奪い、水増し経理をして稼ぐ悪徳会社。
お金にだらしなく、自分名義で勝手に借金したりする父を、りんねはよく思っていない。
意味不明な理屈から、嫁をとれと言う父に、ついにりんねも我慢の限界を迎え、だましがみカンパニー崩壊のために戦うのです。
しかし、だからといってシリアスなわけもなく(笑)
悪い奴ではあるけれど、どこか憎めない父・鯖人を筆頭に、ボケキャラ普段の5割増しで、さらに笑える一冊になっています。
りんねの貧乏ライフの引き金は父親だったんですね… なんだかかわいそうですが、子供は親を選べないからなぁ。
幸薄いりんね君の行方が、これからも楽しみ。