墓参りに行った罪人です。
出だしにこのネタは少々アレですが、まぁ与太話ですのであしからず。
言いたいことはその後の話題である。
車の中で、なんでか下の名前の事になった。
私の名前は・・・まぁ性格に合わず女っぽい名前だ。
あまり無い(と言うかなんというか、見かけない?)名前である。
兄は結構ある名前だーなんだー言って家族が笑っているときに・・・
父「罪(私の事な)はこの人生で気に入った名前とかあったか?」
罪「・・・っへ?(ボォーッとしてた)」
母「綺麗な名前だな〜とか珍しいな〜って名前でなんかないの?」
兄「あるだろ一つや二つ〜w」
罪「・・・あ〜・・・ん〜・・・ねぇかも」
母「一つも?!」
罪「あんまし名前に興味を持たないというか・・・」
父「wwww」
兄「wwww」
母「wwww ごめんねお母さんが悪かったwwww」
・・・何故皆で笑いやがる・・・
そんな帰り道での会話だったけど、フッと飛燕の事を考えた。
そういえば・・・飛燕と出会って仲良くなったとき、俺名前覚えるのに苦労したなぁって。
いつも忘れて、呼ぶときとかも「なぁ」とか「あのさ」とかだったような気がする。
実際飛燕にもそう言われて気が付いたぐらいだ。
夕飯後に飲み物飲みながら、冷蔵庫の前で連絡網とにらめっこしていた。
『(明日は絶対名前呼ぶんだ・・・まだ俺だけあいつの事名前で呼んでないじゃん!)』
必死になって、その場で名前を連呼して覚えようとしてたっけ・・・。
母も隣で笑ってたのを覚えている。
そうしてやっと名前を呼べた時は、ちょっとした達成感と喜びが出てきたのを覚えてる。
絶対「あーやっと名前呼んだか〜、遅いんだよ〜w」的な事を言われると思ったんだ・・・。
『〜〜っ! やっと俺の名前呼んだああ〜〜!!!(超満面の笑み←に見えた)』
飛燕はあの時から・・・最初から・・・私の予想のはるか上を行く奴だった。
それを思い出してフッと笑う自分にも笑える。
そんな思い出に浸ってる時、家族は私の名前について話していた。
名前に執着がないなら他でもよかったかもねとか、そんな会話だ。
父「梅子でもよかったか〜ww」
罪「梅ちゃん先生か、まぁ「美音(みね)」でもよかったけどさ」
母「え、ホント?」
*母は女の子が出来たら「美音」とつけたかったらしいが父に却下されて今の名前に*
罪「・・・・・・・・・あ、いや・・・今の名前がいいや」
兄「どっちだよ」
罪「・・・綺麗だって、誉めてもらったからかな? おかげかちょっと愛着湧いた」
母「あら〜、誰に誉められたの?」
父「大学の子??」
罪「・・・秘密w」
母「えええ〜w 何それ〜w」
家族には絶対、教えてやんね。
だって教えたら、俺だけで浮かれられないんだもん。
だから教えないんだ。