Dec09::映画
 ある男

1ヶ月で何回映画館行くんだよってね。

話題:今日映画館に見に行った映画

観たい作品があれば毎週でも通うわ。

妹とすずめの戸締まり(私は2回目)観に行って、
妹がこれ観たいと言ってたし
私も観たかった作品なので。

妹は話があんまり理解できなかったみたいで
感動を共有できなかったんだけど、
深いヒューマンドラマですた。

他人の人生をほじくり返すって、
確かに本来はあんまりいい気はしないよね。
仕事とか結婚するとかでもない限り。
(私は基本が他人に興味なし子なので
特定の前科持ち以外は聞きもしないが)

妻夫木さんが渋めのいい男になってて、
窪田正孝はマジでタイプど真ん中で眼福だったし、
ストーリーは結構考えさせられる。

これのメッセージって日本の根深い問題もあるし、
倫理とか道徳とかそういうのが絡むから
はっきり結論が出せない話なのよね。

私は死刑反対論にどちらかというと賛成ではあるけど、
人間性が変わるか変わらないかで
死刑が決まるのではなく、
何人の命を奪ったことによる罪を
人1人の命で贖うことが罰だと規定しているもの、
という考え方なので、
劇中の登場団体との考え方には賛同できなかった。

目には目を歯には歯を、
のハンムラビ法典ではないけれども、
罪を犯した者に人権はないのだから
(再犯率が高い者に限る)
命を奪われても仕方ないよね、
的な内容で小説を1本
学生時代に書いているので興味はある分野だし、
死刑囚に関する新書を買う程度には勉強してるつもり。

本当にこればっかりは
持って産まれた人間性がそもそも残虐で、
反社会的だった人って少ないと思う。
後天的に虐待だったりいじめだったりで
他者への回路が一般人と違ってしまって、
衝動的に事に及んでしまったーーみたいな。

自分が選んで産まれたわけじゃないこと、
両親だったり家の経済状況だったり
環境だったりって、
親ガチャと言うほど責任転嫁はしなくても、
運の部分はあると思う。

それがこの人生の試練ですよ、
なんてうさんくさい占い師みたいなことは
言わないけど、
自分じゃどうしようもないことを
どう受け止めてどう生きるかって言うのは
大事な気がする。

そもそも他人からすれば、
名前も経歴も記号のようなもので、
法的に戸籍謄本取られるようなことがなければ
第三者には(法的に問題さえなければ)
積極的に偽って理想の過去や人生を作り出したところで
わからないわけだよ。

なりたい自分に誰もがなれるわけじゃないし、
理想と現実の落差だって個人差だし。
あなたの選択の結果が今ですよ的な正論を言われても、
そのとき正しいと思った自分を否定したところで
何が変わるわけでもない。

幸せになりたいと思って必死だったのに
人生のどん底だって人もいれば、
そんなに努力しなくても幸せの絶頂の人もいる。
傍目にはわからないんだよ。
どちらだろうとね。
だから身勝手な自己責任論が出てくるわけだろうが。

ちょっと原作買おうと思うけど、
罪の声よりヘビーかもわからんな。
でもこういう作品を書く人は好き。
批判覚悟で書ける勇気を尊敬する。

脱線しまくったけど、
観て良かったなぁ。
窪田正孝かっこいい。
すき…
て再発見できたのも笑

今月は
月の満ち欠け
ラーゲリより愛をこめて
ブラックナイトパレード
かがみの孤城
も観たいんだよなぁ。

もっかいイオンシネマ行って、
2本立てやるかな。
(2週間休みだし)

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