Mar18::映画
 余命10年

結論から言うと、
本編の半分は泣いてた。

話題:今日映画館に見に行った映画

令和になったのに、
原因不明だったり治せない病気って
まだまだあるんだね。

人間は万能になれない。
わかってはいるけど切ないよね。

前世とか因縁とか、
スピな話を持ち出す人もいるのだけどさ、
そういうのは置いといて。
何万人・何百万人に1人とかって発症率を
たまたま発症しちゃうのってなぁ。。

私は病気ではないけど、
(ADHDとか先天的なものを除けば)
実家の関係で死にかけたり
地獄とか鬼を見たりしてるから、
並の人ではしない体験をしてるのね。

憑依されて人格が変わることはないけど、
顔つきなんかしょっちゅう変わるし、
味覚も嗜好も日によって変わるし、
便秘でも下痢でもないのに
下腹部グルグルしたりするからね。

だからどうして私だけって気持ちは
何となくわかるような気がする。

私の高2〜大卒までの7年間、
廃人になりかけてたから。
ストレス耐性が低かったのもあるけど、
何でもないのに首吊りたいって思ってたし、
ハルシオン2錠とマイスリー2錠飲んでも
眠気逃して寝れなくて、
強迫観念的に手首切ったこともある。

私の正気と狂気がせめぎ合うのじゃなくて、
誰かの怨念めいた感情なのよね。
今思えば。
祖霊は子孫を殺しはしなくても
気づくまで手段を選ばないことがあるから。

話が逸れた。

自分の運命を受け入れたようでいて、
実は感情を押し殺して耐えてた主人公が
後半で本音に気づくとこでね、
もう泣いてた。

後半はずっと泣いてた気がする。

自分の運命を恐れて他人を拒絶したり、
終わりのある幸せを思って途方に暮れたり、
そういう繊細な表情を
小松菜奈はうまく演じてると思う。

想像しかできないし
本当の意味での共感はできないのだけど、
気持ちの揺れ動きだったり戸惑いだったり
恐れだったり、
原作者本人が感じていたであろうことを含めて
うまく映像化したなぁと思う。

病気のこととか説明とか、
表現がうまいんだよね。

作者の方はもう亡くなってしまって、
映画まで観ることは叶わなかったのだけど、
作者への敬意が感じられる映画だと思う。

そして作中に出てきた封筒が懐かしかった笑

中学の時に原稿送ってお世話になった出版社が
映画の原作小説を出版してたのね。
(本編見てて知った)

昔はあれで講評送ってもらったな、
ゲラ刷り懐かしいな、
あそこの赤入れって少ないのよな、
とかね。

当時の企画出版部の部長はもう退職されただろうか、
担当者はまだいるだろうかって、
クレジットじっくり読んじゃった。
(もちろん部署が違うはずなので名前はなかった)

また頑張ってみてもいいんだけどね。
私は売れる作品が書けない子だからさ。

涙活でデトックスできたし、
観て良かった。
坂口健太郎については賛否あると思うけど、
なよっとした印象からちゃんと変化してたので
(順撮りじゃなかったらすごいことだ)
このまま正しい道を歩いて欲しいな。
程度にしか私はもう思わないね。
おばちゃんだから笑

来月はヴァスカビル観るんだ!


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