息子や親族を装って「フルーツを送る」と電話をした後、現金をだまし取る新手のオレオレ詐欺が、首都圏を中心に相次いでいることが捜査関係者への取材でわかった。東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県では昨年12月以降、100件超の電話が確認された。フルーツを持ち出すことで高齢者の警戒心を解き、住所を聞き出すのが特徴だ。警察当局は、今後、被害が全国に拡大するおそれがあるとして注意を呼びかけている。