聖地名古屋での暴君合宿三日目は、いの部屋のいのさんにお願いして、知多半島(名古屋の南にある半島)をめぐってきました。
「平清盛」に出てきた源義朝のお墓参りに行きたかったのです。義朝は頼朝や義経の父親で、大河では玉木宏が演じました。その側近の鎌田正清のお墓も同じ場所にあると知って、主従萌え属性の私は俄然盛り上がってしまったのです…。あの主従はいいよ…。あ、正清×義朝でお願いします。
しあさんとは清盛話で盛り上がるので、最初は二人で電車移動でお墓だけ行ければいいと思ったんですが、いのさんにお話したところ車で連れていっていただけることになり、せっかくだからとあちこち見て回りました(^^)。同じ新幹線で帰るこうさんも巻き込み、四人で観光してきました♪
以下は50%フィクションで「兄さんと森永くんが知多半島めぐりをしたら」でお送りします。
※若干兄さんが従順ですが目をつぶってください。妄想です。
【岬めぐり】
「せんぱーい、ちょっと今日付き合ってくれませんか?」
「は?どこにだよ」
「内緒です〜」
「はい、乗って乗って♪」
「なんだよこの車。お前運転できたっけ?」
「レンタカーですよー。免許は持ってますから、安心してくださいね?」
(名古屋から高速で知多半島道路へ)
「先輩、俺のかばんにホットコーヒーとサンドイッチありますから食べてください」
「おう、サンキュ。…朝作ってたのこれかよ」
(宗一、ごそごそとタッパーを開ける。中にはツナやBLTやハム卵、コロッケサンド。充実の朝食)
「俺にもください」
「あちいから気をつけろよ」
「はーい」
(途中、台風の影響で、ワイパーがきかないほどの強い雨風が叩きつける)
「うっわ前見えねえ…大丈夫なのかよこんな時に遠出して」
「青空もところどころ見えてますし、多分長くは降らないと思いますよ。一応傘持ってきましたから」
「だからどこ行くんだよ」
「着いてのお楽しみです♪」
(やがて海が見えてくる)
「おー、意外と近いんだっけな、海。親父に海水浴つれてきてもらったことあったような…」
「!先輩、今度海水浴しに来ましょう!」
「馬鹿もう秋だろっ」
「来年!来年は一緒に海水浴!」
「い・や・だ!」
(以下しばらく言い合い)
「あ、そろそろ着きますよ」
「もう岬の端っこじゃねえかよ」
「ほんとは船乗って、島に渡ろうかと思ったんですけど波荒いからまたの機会にしましょう。とりあえず、駐車場に入れますねー」
(車を降りると風が強く、雲がどんどん流れていく)
「先輩、こっち。展望台行ってみましょう」
「鳥居?神社でもあんのか?」
「羽豆神社っていうんですって。この高台は天然記念物のウバメガシっていう樫の木の林になっているんですよ」
「ふーん」
(しばらくウバメガシのトンネルを歩く。そのうちに雨が降り出す)
「うわっ降ってきた!でも木が雨よけになってくれてますね」
「展望台ってあれか?…なんだよ立ち入り禁止じゃねーか」
「えっ?…ほんとだ。なんだ、海が一望できる場所なのに…残念ですね」
「まあ仕方ないだろ。耐震性とかに問題あるんじゃねーの」
(雨をよけつつ、宗一がタバコを取り出そうとする)
「あ、先輩駄目ですよ。この一帯天然記念物なんですから、火気厳禁って書いてあります」
「ちっなんだよっ。雨なんだしいいだろーが」
「駄目ですってば。…少し弱まってきましたから、進みましょう。神社まであと少しですよ」
「……なんか怪しいな……」
「(ぎく)」
(濡れつつ神社の本殿へ)
「あれっ閉まってる」
「お前…何がしたかったんだ?」
「えーと…縁結びの絵馬を奉納…」
「は?誰と誰の?」
「もちろん俺と先輩の」
(無言で閉じた傘を森永の喉下に突きつける)
「お前…やっぱ一回死んどけ」
「わあああああごめんなさいごめんなさい!」
(どしゃぶりずぶぬれの二人、車に戻る)
「……先輩?」
「……」
「機嫌直してくださいよ……」
「……」
(険悪なまま、野間大坊へ)
「あの……ここも目的地で」
「今度はなんだよ」
「えっと、俺毎週大河ドラマ見てて、そこに出てくる源頼朝の父親の墓があるんです。小太刀を模した木札に願いを書いてお墓に供えるっていう習わしがあって」(※入浴時に暗殺され、その時に「小太刀の一本でもあれば」と言い残したという伝承があることから)
「ふーん。自由に願いを書けるのか」
「!そう!そうです!好きなこと書いていいんですよー」
「先輩、なんて書いたんですか?」
「うざい後輩がおとなしくなるように」
「えーっまさかそれ俺のこと?」
「他に誰がいんだよっ」
「俺のこと書いてくれたんだー。嬉しいです(笑顔)」
「そっ…そういうんじゃねえ!(ドン引き)」
「俺はもちろん、恋愛成j」
「この木札で斬ってやろうか?」
「先輩がやるとシャレにならないんですってばー!(逃)」
このあと、二人はえびせんべいの里でお土産を買い、活魚料理を出してくれる旅館で昼食を取って名古屋に帰りましたとさ。
--------
いのさん!ついに会えましたね。ありがとうございました!
車という密室最高!手作りのサンドイッチも美味しかったし、いろいろお気遣いいただきまして、楽しく過ごすことができました。
また遊びましょうね♪
2012-9-18 00:08