兄さんの日&リンク記念に何か書きたいなあと思っていたのですが、何せ私、発想力が貧困なもので、なかなかネタが出てきません。
そこで、検索サイトで「お題」と入れたら診断メーカーに「キスお題ったー」があるではないですか!
いそいそと「森永哲博と巽宗一」と入れてやってみましたよ。お。おおお。なかなかいいんじゃない?全部クリアできるかどうかは分からないけど。
では、 ちまちま妄想してみましょう。
※以下は原作とは全く関係ない妄想文です。
※書いてみたら若干えりょい方へ……高校生未満の方は閲覧をお控えください。
【Drunk Dog】
コンコン。コンコン……
「せんぱーい……」
宗一の部屋の外で、森永が情けない声を出しながら扉を叩いている。
いつもなら、宗一が部屋に入るとそこで諦めるのに、今日はしつこく食い下がっている。
「先輩のバカー」
ずる、どすん。
「バカはお前だろうが……」
宗一は、部屋の中でパジャマの裾を握りしめて俯いていた。
「友達の店がアニバーサリーパーティーなんで、ちょっと遅くなるかもしれません」と言って出かけた森永は、珍しく夜12時を過ぎてから帰宅した。酷く酔っていて、宗一が抱えて森永のベッドに放り込んだところで抱きしめられた。
「ちょっ……お前、離せ!水持ってきてやるから、寝てろ!」
「んー、せんぱい……」
ちゅっ、ちゅっと首筋や耳元に口づけが降る。
「や、やめろ……、あっ……」
「気持ちいいくせにー」
「やめろってば!」
がつんと拳を見舞って、頭を押さえてうずくまった森永の腕の中から逃げ出した宗一は、キッチンへ行ってコップとペットボトルを持ち出した。
森永の部屋を覗くと、森永はベッドに俯せになっている。
「おい、水飲めよ!ここ置いとくから」
「せんぱいがくちうつしでのませてくれるなら〜」
「もう一発殴られてぇか!」
「けちー」
「ったく……。ほらっ」
ペットボトルからコップに水を注ぎ、森永の口元に持っていく。
緩慢な動きながら、森永が体を起こして、コップを受け取って水を飲み干す。
「大丈夫か?じゃあ、おやすみっ」
そう言って出ていこうとした宗一の手を取って、森永はまたベッドに宗一を引き込んだ。森永に覆い被さるように、宗一が倒れる。
「うわっ!何す……ん、んん……っ」
両手で宗一の顔を抑えて、森永がいきなり唇を合わせてきた。結んでいない髪をぐしゃぐしゃとかき乱しながら、強引に唇を割り上顎を擦って舌が絡んでくる。森永の胸に置いた手に一生懸命力を入れて抗おうとするものの、口づけながら体勢を逆にすると、森永はがっちりと宗一を押さえ込んでしまった。
逃げを打つ宗一の舌は、執拗に森永に追いかけられて、息も絶え絶えだ。
「……っ、は、あ、はあ……」
やっと唇を開放された宗一が、荒い呼吸をしていると、森永が幸せそうな表情で見下ろしていた。
「先輩、俺が酔ってると思って油断したでしょー」
「なっ……バカ!不意打ちしやがって!」
「ふふー、いい気持ち……」
「重いっ!どけ!」
じたばたと森永の下で暴れる宗一を宥めながら、森永はキスを施していく。徐々に力が抜けてしまう宗一の体。森永は抜かりなくパジャマの中に手を入れて、胸の尖りを探り当て、こりこりとした感触を愉しんだ。
「あ!……さ、触んな……って」
「……ん?先輩、どうしました、ここ……」
森永の手が宗一の下腹部をなでた。ぴくりと反応するそこに、愛しそうに触れる。
「お前酔っぱらってんだろっ……もうやめろよ!」
「もったいない、せっかく先輩が感じてくれてるのに」
「か、感じてなんかねえ!」
「素直じゃないなあ。ほら、もう濡れてます……よ……」
いつもよりじれったく感じる、ゆっくりとした動き。にこにこしながらも、森永の手はだんだんと止まりがちになった。
「あ、……。ん?森永?」
返事はもう無く、すうすうと寝息が聞こえるだけだ。宗一はため息をついて森永の手を自分からはがしてベッドを下りた。
自室に戻って鍵をかけ、宗一は乱れた着衣や髪を整えながら、高ぶってしまった体に困惑していた。
以前、父親や弟達が泊まりに来た時もこんな状態だったが、完全に勃っていたわけではなかったのでそのまま寝てしまった。しかし、今夜は……
「くっそ、あのバカ!これじゃ寝られねえだろ……」
扉にもたれて、おずおずと手を自身に伸ばす。
「う、ん……」
直接触れると、先程の刺激で煽られていたせいか、頂点が近いように感じた。
湿った音が密やかに部屋に響く。唇を結んでも、すぐに解けてしまう。
「はあ、あ……」
しばらく弄っていると、部屋の外から物音がした。
「せんぱい、せんぱーい……」
「チッ、あいつ、なんで起きたんだよ!」
コンコン、とノックの音が背中で聞こえる。
「せんぱい、ごめん、途中で寝ちゃって……。先輩、続きしましょうよー」
「バカっ!そのまま寝てろ!」
「えー、だって、先輩つらいんじゃ……」
「うっさい!平気だ!」
あと少しでまた止められて、宗一はもうどうしていいか分からなくなった。
森永はまだ扉の外で粘っている。
ずる、どすん。
そんな音がした後、宗一はじっと待った。
「……森永?」
リビングで寝落ちでもしたかと、聞き耳を立てるが状況は分からなかった。中途半端なまま、宗一はそっと鍵をはずして扉を開けてみる。
扉にもたれていた森永が、宗一の部屋の方に倒れ込んできた。その瞬間、突然森永は敏捷に動いて宗一を抱きすくめた。
「おい、森永……っ」
「つかまえたー」
三たび、酔っ払いに捕まった宗一は、もう抵抗するのも面倒になってその場に寝転んだ。
「せんぱい、自分でしてたの?」
下腹部を早速探る不埒な手に無言の肯定を返し、宗一はふいと赤い顔を背けた。
「ごめんね、途中でほったらかしちゃって。イかせてあげるね」
苦笑いしながら、俺は今日は勃たないけど、と付け足して、さっきよりしっかりした手つきでもう一度宗一を高めていく。
「ふ……あ、」
「ん、先輩、もうイっちゃいそうだね……」
森永がそこで突然手を止めた。また寝落ちか、と宗一が森永を見ると、視線が絡み合う。
「キス、していい……?」
なんでそんなこと聞くんだ、と宗一は思ったが、体が無意識に動いた。手が上がり、森永の首を掴んで引き寄せると、森永の唇を掠めるように口づけた。
「バカ、早く、イかせろって……苦しいんだよ……っ」
「う、うん……分かった」
森永は今あったことを処理しきれずに、目を見開いていたが、やがて宗一を頂点へ導くために動き始めた。
宗一は森永の頭を抱きかかえて、熱い吐息をこぼす。
「ん、ん……っ」
「先輩……」
「ああ……っ!」
耳元に森永の口づけを受けて、宗一は切なげに声を上げて達した。
ゆるゆると残滓も搾り出して、森永はもう一度宗一に口づける。
「……もういいだろ……俺は寝る」
「はい。……あの、い、一緒に寝ていい?」
「……勝手にしろ」
やったー、と破顔した森永は宗一のベッドに入ると、すぐにうとうととし始めた。
「ったく、ほんとにバカだな。さっさと寝りゃーいいのに……」
つい、いろいろ許してしまう自分が全く分からないが、この大型犬みたいな男を受け入れることがそれほど苦痛ではなくなっていることも事実だった。
「まあ、できればあんまりこういうのは…ナシにしたいところだがな…」
森永の幸せそうな顔を見ると、たまにはいいか、と思ってしまう宗一だった。
end.
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● 森永哲博と巽宗一さんにオススメのキス題。シチュ:人気のない場所、表情:「幸せそうな表情」、ポイント:「髪に触れる(or触れられる)」、「自分からしようと思ったら奪われた」です。 shindanmaker.com
キスお題なのになぜえりょい方へ……おかしいな。そーにゅーないけど。
兄さん振り回されて可哀想に(微笑)。
もはや自分が何をしたかったのかちっとも分かりません。
森永くんが酔っぱらうことってあるのかな?
スピリタス(ウォッカの強いやつ、96度)でも飲んだか…。
もちろんADAMSITEのパーティでしたよw
さて、キスシチュについてはもう1本書き上がっています。しかし、残念ながら萌えがあまりない。
どうしたもんか。
この度リンクさせていただいた皆さま、ありがとうございました。
こんな不甲斐ない物書きですが、今後ともよろしくお願いいたします。
大人だ…!
アダルトだ…!
世の中には、そんな的確な答えを出してくれるサイトがあるんですね(半笑い)
酔っぱらった森永君もソロ活動をしちゃう宗一兄さんもとっても可愛かったです♪
疑問を感じつつも流されて、受け入れたいと思ってしまう宗一兄さん。
いつになったらその理由に気づいてくれることやら。
(微笑)のsyuyuさんに同感!
ありがとうございました。
いらっしゃいませ♪
思ったよりアダルトな展開になってしまいました…。
いつもと違う風に書きたいな→森永くんが酔っぱらってるとかどうかな→いつもと違うので森永くんの手綱がうまく取れない→途中で手綱振り切って暴走しかけ→手綱取った!と思ったら兄さんが大変になっており→可哀想なのでソロ活動…な感じでよく分かんなくなりました(^^;)面目ないです。
診断メーカー、たまにやると面白いですよ。
お題サイトで探すのも面倒でですねー ←救いようがないモノグサ
可愛かったですか?よかったです。(ほっ)
兄さんは……気付くんでしょうか……。
自分にとっての森永くんがどんな存在か、そこだけでも、せめて考えてほしいなー。
コメントありがとうございました!
コメ欄ではご無沙汰しております<(_ _)>
レアな酔っ払い森永君可愛いです!
犬みたい〜♪可愛いな〜♪
そんな森永君をつい甘やかす兄さんに
にやにやします。兄さん可愛いよ兄さん(*´Д`)ハァハァ
もう!2人とも可愛いんだから!
ああ転げ回りたい〜。
…久しぶりのコメントもこんな感じですみません(^_^;)
素敵なSSありがとうございました♪
うきゃ〜!
すごいsyuyuさん!この素敵なお話、『このままアニメDVD化にしなさいよっ!』って感じです!
面倒見がいい兄さんに付け込んだ甘えたな森永君…
カワイイ…
カワイイのに素早いエロテク…
カッコいい〜(^^*)
一時放置された(←?)兄さんが自分で済ませようとするのが凄くカワイイかったです〜!
(↑結局それ…)
syuyuさんのSSは本当に状況が解りやすくて思わず想像してしまいます!
本当syuyuさんの言葉の才能って凄いです。
相変わらず、一人興奮して意味不明コメントですが、お許し下さいねm(__)m
素敵なリンク記念SSありがとうございました♪
きゃ〜甘いよ〜えりょいよ〜!兄さんが!兄さんが〜!(←こればっかり)もう、また崩壊しそう〜。syuyuさんすごいです!細かい描写が秀逸!リンク記念素敵SSをありがとうございました♪
いらっしゃいませ♪
酔っぱらった兄さんはよく見ますけど、森永くんはないですものね。犬属性が特化されたかもしれません(無意識に…)
甘やかしてるというよりめんどくs…いえ。兄さん可愛いと言っていただけて嬉しいです。
今転げ回ったら傷に響くと思うので、もうちょっと…我慢して…
コメントありがとうございました!
いらっしゃいませ♪
アニメ化…!?兄メカ!?(某鋼ネタ)
ではゆずるさんがキャラデザで…w
森永くんカッコいい言われた!ほんとに?
翌朝、平謝りに謝る森永くんとそれを踏んづける兄さん、って図が浮かびました。ふふ。可哀想!
いつもゆずるさんには過分なお言葉をいただいて、こちらこそありがとうございます。
また読んでくださいね〜〜!
いらっしゃいませ♪
崩壊!大丈夫ですかー!兄さん、えりょかった?まだまだ精進せねばと思っているのですがー
コメントありがとうございました!