Everlasting Gaze

GUSH4月号、表紙はかんべあきらさん。私このお二人好きです……おっさん受大好物……（いきなり横道）
表紙、暴君のアオリは「離れた場所で二人、思うこととは…？急展開！」急展開、急展開か……。覚悟はできてる！


最初の方かと思っていたんだけど、なかなか出てこないので、目次ページを先に見ました。5番目、大槻ミゥさんの次でした。そして……痛恨の（？）ミス。次号予告を見ちゃった……。い、いえ。ここでは触れないことにします！


やっと暴君ページにやって参りました。
表紙は兄さん。体は正面を向いていますが、顔は右下を向いています。ええ体しとるのう（すみません変態で）。
兄さんのモノローグ？「平気じゃ――ない……。苦しい。苦しくて、イライラして……」
体が正面を向いているからか、答えを見つけたらこっちを向いてくれるような、そんな気がします。


では、本編行きます。
松田家に着いた兄さん、かなこちゃんがびっくりしながら出迎えてます。
「え？兄さんしばらくこっちにいるの？」
「なんだ、その嫌そーな口ぶりは……
と兄さんが突っ込みいれてますが、かなこちゃんの表情は嬉しそうです。
松田さんに既に了承してもらってるらしく、ずんずん中に入ってく兄さん。
「どうしたの？」と心配するかなこちゃんに「別に……いいだろう、たまには」と固い表情。
松田さんもにこにこして嬉しそうです。
「しばらくゆっくりできるんですって？」
兄さんその「しばらく」ってどのくらいですかね……。
そんな兄さんを見ながら、何か言いたそうなかなこちゃん。


シーンは移って、シェアハウス。森永くん、荷物をまとめてますがな。
ちょっとーーーーーー。やっぱり出て行く気なんだね。既視感たっぷりすぎて苦笑。
モノローグで、「先輩はああ言ってたけど、俺もすぐ出ていけるようにしておいた方がいいよな」って。あのー、森永くん、ちょっとそこ座んなさい。兄さんの言ったこと分かってないのかね？「俺も」って何。「も」って。兄さんのこと？兄さん、シェア解消したいって言ったっけ？むむー、と思いつつ、今の森永くんはとことんネガなので仕方ないかととりあえず進みます。

つくづく俺って諦め悪い、さんざん望み薄って思い知らされてきたくせに、とずいぶん諦めているモノローグ。
結局は嫌いになんてなれないから、兄さんの方から離れてくれたら、時間が解決してくれる、だなんて。

実は最初読んだ時、ここの森永くんのセリフって単なるネガティブモードと思って軽く読んでしまったのですが、読み返すとなんかむかむかしてきました（苦笑）。
うん、いや、同族嫌悪ですよ。私もこういうタイプなんで。
「何にも感じないように　いつかなれる」
なんて、思ったらその通りになってしまうよ……（；ω；）
辛かったことを思い出にして、また別の誰かを愛せばいいって思ってる？なんかここ、気になりました。


作業している森永くんの携帯が鳴ります。え、誰？兄さん？まさかの？もう我慢できなくなっちゃったの？
ってページめくったら確かに兄さんでした。兄さんは兄さんでも、森永くんと血が繋がってる方の。国博さん来ちゃった！（＠＠）
「よう哲博　元気だったか」
「も〜〜〜〜どうしたんだよ！こんな急に…　いっつも突然なんだから…」←ここ、突っ込みどころ？
国博さん、部屋が広いのに気付きます。森永くんは「シ、シェアしてるんだよ…」
「えっ？シェアって…まさかあの長髪の…　お前あんな乱暴者と一緒に暮らして…！？」と国博さんがちょっと諌めるような感じです。
森永くんは慌てて「わーっ　座って待ってて！お茶入れてくるから！」と遮ります。
今兄さんの話したくないのかな。
相変わらず国博さんの兄さんに対する評価は「乱暴者」なのねｗ


落ち着いたところで、来訪の意図を尋ねる森永くん。なんとなく言いにくそうな国博さん。「お前…真崎が泊まってるホテル…知ってるだろ」
やっぱり真崎さんを連れ戻しに来たのね。どうも真崎さんと連絡が取れなくなったみたいです。
でも森永くんは「知らないよ　確かに会ったけどもう九州に帰ったと思ってたし…」
その返事に困ったような国博さん。森永くんは「真崎さんと何かあったの？」と核心を突きます。
「…どうしていいかわからないんだ　お前になら…真崎の気持ちが…わかるのか…と…」
国博さんのセリフ中、森永くんが三回も「えっ？」と言ってます。わからんよね、そんないきなり言われてもｗ
「数カ月前に会って、それ以来、その…なんとなく…気になって…何度か会うように…」「気になるって、何が？？」
ここで国博さん、頬を染めて「だからっつまり…　恋愛対象として」と強い口調で言います。
お、おおおおお！国博さんが恋愛相談を、弟にしている！！！しかも相手は真崎さん（男性）！
森永くんもめっちゃ驚いてる。国博さんは赤面しながら、「お前なら大丈夫と思って話したのに……」と。可愛いやんけ。
「再会した時…その…いろいろあって　意識するようになった　最初はこの気持ちが何なのか…よくわからなかったが」
その言葉で、森永くんは真崎さんの言葉を思い出します。「最近俺のこと気にかけてくれる人がいるんだけど　その人元々ノーマルなんだよね」
（あの時言ってたこと　ぼかしてたけど兄さんのことだったんだ…）←あの時、に強調の・が付いてます
この「あの時」は、多分最初じゃなくて兄さんに嘘ついて会った時のことだろうな。
国博さん「最近はけっこういい雰囲気だったんだ　なのにどうして急に電話にも出てくれないのか…」
「わからないけど、真崎さんだって色々…怖いんじゃないの？」
「怖い？」
「兄さんはゲイにあれだけ酷い偏見を持ってたじゃないか…　真崎さんは過去それで傷ついたのに　警戒するの当然だろ　　大体兄さん…本当にその気持ち恋愛なの？　恋愛ってことは、その、性的なことだって関わってくるわけだし」
国博さん、いきなりいろいろ言われてちょっと困ってるみたい。しかも、気持ちだけじゃなくて体のことまで聞かれちゃった。
「そ…そっちはまだよくわからないが…」
そこで森永くんが「え！？じゃあなんで恋愛だと思ったんだよ　友達とどう違うの」
むう。ここって個人差も性差もある気がするが、好きだと思っていきなり体への欲求って生まれるか？私が乙女思考だからか？しかも国博さんは元々ヘテロなんだし。
「ノンケってこれだから…！いざとなったらカン違いだったとか言い出したり…」
これって、森永くんの過去の経験から来てるセリフなのかなあ。森永くん、ほんとに余裕がないのね。随分言葉にトゲがある。お姉さんは悲しい。

とここで国博さんが反撃。
「じゃあお前はできるのか！？明日から女性を愛せと言われて　出来るのか？出来ないだろ…！セクシャリティーを越えるのは簡単なことじゃないぞ　時間がかかるのは当たり前じゃないか…！」
森永くん、さすがに沈黙。
「俺だって怖いんだ…　今までの自分を丸ごととりかえるような…　それでも分かちあいたいと思うのは　真崎のこと大切だから…」
このセリフ、宗一兄さんにも言って欲しいな……。
ていうか、国博さんはもう覚悟を決めてるんだものね。今は真崎さんが、その覚悟を受け止めかねているけど。

森永くん、自分が真崎さんの携帯に電話してみるから（ってメモリ消してないのね）、真崎さんが出たら自分で聞いて、と助け船を出します。
国博さんはホテルの場所を聞き出せて、去っていきます。国「ありがとう」哲「がんばって」国「ああ」って、自然に送り出してます。見送りながら、森永くんは「うまくいくといいな…」と思ってます。
そして、兄弟のやりとりの外のコマで、森永くんのモノローグが入ってます。

　そうか…　そうだよな　　先輩も怖がってた…
　雄弁な先輩と話したような気分だった

国博さんは兄さんの気持ちの代弁者だったのか。
　
　…俺は先輩が怖がってるの　わかったつもりでいたけど…
　そーゆーのを…　ずっと先輩は許してくれてたということ…

　何年も片思いして　俺にとっては長い時間だったけど
　先輩にとっては　まだ一年も経ってない
　もっと時間が必要なのかな…

　俺が思うよりもっとずっと長い時間が…？
　でも…　ないかもしれないゴールを目指すのは…
　正直　難しい…

と、ここまで長々森永くんのモノローグを書きましたが、この時点では森永くんはネガティブモードから抜けられてないですね。
兄さんも、あとちょっとのとこまで来てるので、待っててあげてとしか言えないのだけど。
（ちなみに、モノローグの最中にコーヒーが切れたからと森永くん外出します）

今月号のラストカットは、松田家にシーンが移り、パジャマ姿の兄さんが松田さんに「お風呂ありがとうございました」と声をかけるところ。
多分、このあと兄さんのターンだったんですね。

ここで以下次号、です。


確かに急展開、ですね。
国博さん来ちゃうとは。そして森永くんに恋愛相談。国博さんも変わってきてるのね。兄さんは前半部分ほとんど出番なしなので、心の動きまではわからないけど、来月ぐぐっと。深く、自分と向き合ってくれるかな？
今月のＴ森永の感想が気になる。

ところで、来月も表紙あるのかしら。無しかしら。あったら嬉しいな。無かったはずの、イラストが一枚余分に見られる〜（いえ先生にはご負担でしょうけど）。