sweet drug *legal

昨日ユキさんが泊まりきてくれた

とても甘やかしてくれたものだから

糖分、摂りすぎた

話題:キス

ベッドに寝そべりながらテレビ観ている彼の隣に寝転んで、胸板に頭を預けて目を閉じた

あたたかくて、いい匂いがして、彼の心音がする

安心して、じんわりと心が満たされる



しばらくそのままにしていた彼が

ふと頭を撫でてくれた

彼の方を向くと目が合って

髪を耳にかけてくれて

不思議と言葉を交わすことなく、無言で見つめあう

彼が私に向ける目が、あまりにも優しくて、あまりにも甘くて

目が反らせない




ユキさんがそのまま顔を近づけてくれた

もちろん、口付ける

少し離れてはキスして、の繰り返し

彼の唇は、何故あんなに甘くて柔らかいのだろう

永遠に触れていたくなる

とても心地良い何かが流れ込んでくる気分


それでも名残惜しくキスを止めて

彼の胸元に顔を埋める

彼の香りで、頭の芯が甘く痺れる



私の耳を撫で続けるユキさん

くすぐったいけど気持ちいい、と目を細めていたら

ゆっくり覆いかぶさってきて

耳に優しく何回もキス

それだけで蕩ける


昨日はなんだか

全てのスキンシップが優しくてゆっくりで

ふにゃふにゃに溶けて無くなってしまいそうだった



彼の唇は、私の耳から頬へだんだんと下に降りてきて

首筋をかぷり、と甘噛み

軽く息を飲んだ後

甘ったるい息が口から漏れて、身体が仰け反る


彼の頭を抱き込む

けれど、すぐにその腕は外されてしまって

彼の手によって、ゆっくりとベッドに縫い付けられた


こつり、とおでこが合う

鼻が触れ合って

また吸い寄せられて

キスをひとつ


今度は、彼が私の首筋に顔を埋めた

ぴったりと彼の身体が私を包む

彼の背中に腕を回して

ぎゅう、と腕に力を込める

同時に、胸の奥が締め付けられる




彼の全てが欲しい、と

ぼんやりとする頭で思った


Once you've had a taste of perfection
You'll never be able to forget the taste

04/03 01:32
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・・・・


-エムブロ-