なおラブ日記

半年ぐらい前に中古を買って積んでたPSP『ガーネット・クレイドル〜鍵の姫巫女〜 』フルコンプしました〜


以下、多少のネタバレ含む簡単な感想。辛口注意。


（あらすじ）

ある日、夢の中で自分の通う「御符汰学園（ミフタガクエン）」とよく似た「ミフターフ」という世界に呼ばれた主人公、天橋美紅。
そこでは、衰退しつつある「ミフターフ」を救う聖なる姫巫女となり５人の王子から王を選ぶという使命を果たすことに。

王を選ぶということは王子の誰かに恋すること。

シンクロする学園とミフターフの出来事、どちらの世界にも存在せるそっくりな王子たち。

２つの世界の繋がりの秘密は？
残酷な運命を変えられる力はただ一つだけ。



PC版の宣伝を雑誌で見て以来、ずっと気になってた作品。


主人公のアラビア風の衣装が可愛くて一目惚れ。

評判もいいようなのですごく期待してたんですが…

一言で言って残念な作品でした

世界観やストーリーは秀逸でCVもよく合ってて素晴らしいけど

それを堪能する前に

長い長い序章という高いハードルが


とにかく長い。そしてくどい。

長いプロローグが恒例のQuinRose様を熱愛してる人間で、こう感じるんだから相当です。

2時間以上かかって（速読得意じゃなければ確実に3時間以上）
個別ルートが見えてきた頃には我慢の限界を完全に越えて投げやりな心境。

プレイ前、「最初は先入観入れずに適当な人やって、好みの人は最後のお楽しみウフ」

なんて思ってたのは吹っ飛び

「たぶんフルコンプ出来ないから好きな人をとりあえずやっちゃおう」

に変わってました


理人（CV柿原徹也）とサーリヤ（CV立花慎之介）さえ出来ればいいやと、とりあえず理人プレイ。

クリア後、嫌な予感して調べたらサーリヤには攻略制限かかってて全員のENDとサーリヤの悲恋END見なければベストEND見れないと判明。

いっそ止めようかと思ったけどサーリヤのCVが最近マイブームの立花さんなので、サーリヤベストENDの為に苦行のように残り三人をプレイ。

ボイス切って基本オールスキップ。（大まかな展開は金太郎飴なのでスキップで支障なし）

個別の話っぽいとこだけ、さっと読み飛ばしてサクッとクリア。

そして、いよいよ本命のサーリヤ


一言、良かった

不器用だけど本当は優しくて、色々なことを背負って考えてて

本当に本当に良かったです

悲恋ENDが特に切なく哀しく綺麗で好き。

あの悲恋ENDあってこそベストENDの感慨ひとしお。

サーリヤのベストEND後だけサーリヤの唄う『微睡む月の夜のアリア』が流れてスタッフロールという展開がまたいい。

色々文句言いたい点は多い作品でしたが、サーリヤだけ特別扱いされた感じが今の自分にはすごくヒットだったので

終わりよければ全てよし(笑)


・簡単にキャラ感想


まず基本スキップした三人。


（散々な感想でファンの人見たら怒られそう

あくまで個人的な感想ですので、あしからず）



透矢…いわゆるツンデレなんだろうけど終盤までキツくてデレた頃には好感度ゼロ。正直嫌いなタイプで最初から拒否反応。ENDだけはちょっと良かった。


輝一郎…「いい人」。それ以上でもそれ以下でもなく印象残らず。そもそもキャラデザが好きじゃない。

楓…正体は他ルートで判明済みで幾分拍子抜け。設定と外見は結構好きな感じなものの可愛い妹の印象ばかり強くていまいち印象薄い。展開が予想通りすぎていまいち萌えない。


この三人はやらされてる感じで自分的には完全に作業でした

対象的に、本命二人は本当に本当に良かった。


理人…日仏ハーフで正に王子様な外見を見て、絶対にこいつ黒いと思ったら、本人ストーリーでは意外に可愛かった。ヘタレっぽくて強引なのに弱気。子供時代が反則に可愛い。やたら自信がなくてベストENDの最後の最後まで主人公の気持ちを試してる感じが庇護欲そそる可愛さ。

ただ、他の人のストーリーではかなりいっちゃったヤンデレ。

呪詛したり薬盛ったりだまし打ちしたり、やりたい放題。

主人公が他の人を選ぶのが絶対に許せず、妨害するためなら手段選ばず。

ある意味大変わかりやすい(笑)


ヤンデレは基本苦手なのに、こんな本当に病んでてヤバい理人がそれでも好きなのは柿原さんの声がすごくはまってるせいかも


理人ルートの隠れ家的場所でのイベントは全てキュンキュンしました


サーリヤ…アラビアちっくな風貌と片眼ずつ色の違う不思議な瞳が特徴の印象的外見。

彼のENDこそ正に真END。遙か４でいうところの風早。他の人のENDの時はいつもサーリヤが見送ってくれるけど笑顔が寂しそうで(泣)

他の人と結ばれてしまったら彼はどうなるんだろうと不安になる。
歌まで用意されてて正に別格の扱い。

またその歌が素晴らしくて、出てくるシーンもときめいて

本当に本当に良かった

そして立花さんの声のトーンが一番好みで…ごちそうさまでした
ENDは遙か４の忍人さん思い出しました。←何故か遙か４ばかり思い出す


サーリヤと理人は扱いが対っぽい感じで、外見的に黒と白、内面は白と黒。

それぞれ本当に良かった


全体的には読むだけで、しかも選択肢が異常に少ないゲームというよりボイス付き少女漫画だったけど

理人とサーリヤ、中の人的には柿原さんと立花さんが素晴らしかったので

やってよかったです。


中古で1980円で買ったのでコスパもギリギリ許容範囲(笑)