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ガタカ感想



遺伝子操作で子供を設けることが一般的となった近未来、主人公・ビンセント(イーサン・ホーク)は、両親の方針により劣等遺伝の可能性のある自然妊娠で生まれた。生まれてすぐに心臓疾患の可能性99%とされ、寿命30歳と言い渡される。このような自然妊娠で生まれた子供は“不適正者”と呼ばれ、健康体を求められる職業にはつけなかった。その職業の一つが宇宙飛行士である。
ビンセントは幼い頃から宇宙飛行士に憧れ、いくら周囲に諌められても諦めなかった。そんなある日、ビンセントとは違い“適正者”として生まれた弟・アントン(ウィリアム・リー・スコット)との水泳対決に見事勝ったビンセントは、心を決めて夢のために家を出た。やればできると彼は学んだのだ―…。
ドラマ性の強いSFサスペンス。

以前にも見ているんですが、何度見てもおもしろいからいい。
「できないことはできること」、事実そうだと思うけど、簡単ではない。夢のためにここまで努力できるのはすごいことだ。

主人公・ビンセントは不適正者故、近眼で背も低く体も弱い。適正者が当然の世の中ではハンディだらけのスタートを切ります。それを一つ一つクリアしていって(その過程がまた壮絶)、そしてずっとそれが続くの。それでも夢を叶えたいのね。
彼の方法には賛否両論あるだろうけど、私はいいと思うよ。そこまでして夢を叶えたかったのだし、誰かを踏み躙ったわけじゃなく純粋に実力で認められた。それは評価されるべきことだよ。
私も体が弱いからわかる。幼い頃から病気がちだった人が、あそこまで体を鍛えて周囲についていくことの大変さ。体の弱い人間には、人と同じことをするのさえ労力を要するのに。
精神論ですべてを片付けられないと思うけど、心に支えられることはあるよね。彼は自分の心に支えられてあそこまで頑張った。映画の中で多くの人がそうだったように、私もその姿に心を打たれたよ。

不適正者も社会的な差別を受けているけれど、一方で適正者にも重荷がのしかかる。
彼らは生まれたときから“できて当然”の人生を送っている。
そのプレッシャーを考えると、どちらがより生きやすいか、判断付き兼ねる。
悪い遺伝子を取り除いていると言っても、遺伝子だけで人が決まるわけじゃない。人がどうなるかには、外からの影響も大きい。何に興味を持つかもわからない。

でも私がもしこの時代に生きていたら、やっぱり子供は遺伝子操作で作るだろうな…。
別に性格とか身体的特徴なんてどうでもいいけど(子供にとっては重要?)、私の病気は遺伝性のものだから、その要素を取り除けるなら嬉しい。
健康な人生は何にも代え難いものだ。先天的なもので苦労する不安だけでも取り除けるなら、絶対そうするよ。

ラストはいくら見てもよくわからないけれど…。
私は人の故郷は逆だと思う。戻りたいのなら、やっぱりそこが故郷なんだよ。




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プロフィール
涙まゆ(旧:ナミ)さんのプロフィール
性 別 女性
誕生日 1月1日
系 統 キレイ目系
血液型 O型