「黙れ小僧」





















モロがアシタカを一喝、
もののけ姫のワンシーンです。































胸が熱くなったのは
そのあとに、モロはアシタカに問うた言葉。





























「お前にあの娘の不幸が癒せるのか」






「森を侵した人間が、わが牙を逃れるために投げて寄越した赤子がサンだ」







「人間にもなれず、山犬にもなりきれぬ、
哀れで醜い可愛いわが娘だ」







「お前にサンを救えるか」









































優しさ、美しさ、愛しさ、醜さ、強さ、
弱さ、恐れ、腹立たしさ、哀れ、悲しみ、
慈しみ、やるせなさ、生と死の物語。























































たとえ、負のスパイラルのなかで生きているにせよ、生きていることに変わりはない。
正であれ負であれ、糧になるのは、生そのものの濃度・密度にあるのかと思います。
























この物語を観たあと、
人間こそが もののけ なのかもしれないと
思いました。

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